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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 第三章 善の正体ともう一人の善
2013/04/05(金)16:24:53(12年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
「悪役の、本来の目的は―――」
(分かってるさ、おっさん。奇跡に近いけど――俺の予想、全部当たってたみたいだな。)
青年が気付いた時、もう、開幕は目の前に迫っていた―――
住民が大きく0と言ったとき、青年は確かに心の中で、スタートのピストルの音を聞いた。
「中…広いねぇ~」
クラッシュの妹、ここは感心しながらあたりを一望する。
「当たり前だろ。いきなり戦闘シーンとかビビるだろ?それでだよ」
「だよね…」
ココとクランチはお互いに納得している。
「ところで…君たちにいいものを見せてあげよう。」
突然、聞き覚えのある声が、とんでもないことを言い出した。
「えっ!?」
「何だ!?」
「早く見せて!!」
一斉に声が上がる。振り向けばクラッシュが、ちょっとチームと間を開けて立っていた。
「何だ何だ!?早く見せてくれよ」
ディンゴが顔を覗き込む。
「わーったわーった。慌てるな。」
そう言いながらクラッシュはポッケから小型の機械を取り出して、「タダ―ン!!」。
「は?何それ?」
ディンゴはあっけにとられた。
しかし、ココにはその機械に、見覚えがあるようだ。
「あーっっ!?あたしの発明品!!」
「悪ぃ、ちょっと借りてる」
ココの発明品だった。クランチもクラッシュも、その機械に見覚えがあったのだった。
「なんだ、あれ完成したのか?」
「昨日徹夜で、仕上げた」
ココはうなだれながら、独り言のようにつぶやいた。
「すげぇな」
だがクランチは、まともに返しながら、感心する。
「ところで何なのよそれ」
スウィーティも顔をのぞかせる。
「ココの作った探査機。に、敵陣の奴ら全員の動きをインプットしてある。これで、奴らの行動は丸見えだ」
「それもあたしの発明品?」
「お見通しで」
クラッシュは鼻高々。それはココもやりたかった。が、兄に出番をとられた。落胆。
「とにかく…これでオミトオシってなわけさ」
「…みんな別行動をとるようだな。よし、俺たちもそうしよう。じゃあさっそくチーム分けな」
「オッケエーー!!」
「こっちのルートには…」
全員のルートが決まった。ほかのチームから、だいたい二分遅れてのスタートだった。
全チームがスタートした。
しかし、辺りには静寂が広がっている。
皆、無言だったから――かのように思われた。
しかし、内部では意外と騒がしい動きがあった。
「なあクラッシュ」
クランチは全員と別れたあと、クラッシュと行動を共にすることになった。
「うん?」
「あのさ…言いたいことがあるんだ」
「…だろうな」
「えっ?」
「そんな顔してた。悩み事がありそうだった、眼がそんなこと言ってたぜ」
「…!」
クランチは何か、変な感動を感じた。自分の心を、分かってくれるなんて。
「…変わった俺、か。お前にはついていけないかな?…けど、すぐ慣れるさ!」
「…そうか。」
―――クラッシュと自分との間に、新しい心境が芽生えた。
それまでは、何かギクシャクした関係だった。
原因は簡単。自分と取っ組み合いをして、いつも引き分け。ほんのそれだけだった。
うん、それでいいじゃん、ってココもアクアクも言った。でも違った。勝てないことが悔しかった。納得いかなかった。何故だろうか。自分でもわからなかった。
いつの間にか自分は、彼によって勝利を求める男になってしまった、とまで思うようになっていた。
でも今、変わった、いや変われた気がした。いきなりこんなシチュエーションになるなんて…。
「で。何だ。悩み事って」
クランチは我に返った。
そして、覚悟を決めて、クラッシュに告白した。
「クラッシュ…俺、洗脳されてなかったんだ!!」
―――辺りは一瞬静まり返った。
「…って…」
「ん?」
(あれ?)「え…聞こえてたよな?」
「聞こえてたけど…で?何?」
(おかしい!?)
攻撃でも来るのかと思っていたのに――――180度、真反対の反応だった。
何故?いや、それは迷うまでもなかった。
「な…なんでそんなこと言えるんだ!?」
返答はこうだった。
「だって…俺もそうだもん」
「…えっっ!?!?」
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