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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 第四章 善よ、いざ駆け出せ!
2013/04/05(金)17:15:52(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
「な…なんでそんなこと言えるんだ!?」
返答はこうだった。
「だって…俺もそうだもん」
「…えっっ!?!?」
「…そうだったんだ…」
クランチは唖然とした。
「俺、地震と光が来たときさ、周りが揺れていて、自分の足元は大丈夫だった気がするんだ。それでかな?ここに遅れて飛ばされたのは」
クラッシュは笑んでいる。クランチはその笑みに、彼の余裕さと、更には彼の凄さすら感じた。
「ところで、なんでさ、お前コルテックス様って言ったのさ?ノリ?」
クラッシュは怪しんで聞いてきた。そこでクランチは、クラッシュの余裕さに負けじと言った。
「アッタリ!」
「…はぁ!?」
「…プッ」
二人はおかしさのあまり、吹き出してしまった。
「当たりっておま…つーか、何のノリだよ!」
「いやだってさ、遠くでなんか『○○さま~!!』って言ってるの、聞こえたんだよな。で俺、調子に乗って真顔で言ってやったのさ」
「あ、そりゃあ俺も聞こえた」
さすがクランチ。耳がいい。クラッシュもなのだが。
「でも周りは真剣だったよな」
「ああ…正直ビビった。ヤッベェとも思った」
「だろーな」
二人は笑いながらも、気まずそうな顔を浮かべる。笑い終えた後、しばらく、静寂が二人の間を通り過ぎる。
「なあ」
先に口を開いたのはクラッシュだった。
「ん?」
「アイツの…いや、アイツらの目的、何だと思う?」
「え!?…え、えーっと…」
クラッシュに質問をされて考え込むクランチ。と一つの考えが浮かび上がった。
「まさか…手組んで世界征服か!?」
「だろうと思うよ。言動が怪しいし」
「ウソだろおい…」
クランチはそれを聞いて凹んでしまった。だが、これではいつものクランチらしくない。そう思ったクラッシュは彼にこう言ってのけた。
「大丈夫だって!俺たちがいるさ!何とかできるだろ?」と。
「え…?」
「だってそうだろ?みんな洗脳されている。洗脳されてないのは、俺たち二人だけなんだから」
「そ、そうか!」
クランチは一気に気力を取り戻す。それを聞いて、彼のボルテージが、少し上がったようだ。
「な?それに、逆言うと俺たちしかいないんだよ。」
クランチははっとした。その一言で。ほんの一言だったけど、胸にグッときた。
「俺たちしか…いない?」
「そーさ。俺たちで、この世界を助けようぜ!なっクランチ」
「そうか…俺たちしかいない…うん、いいな!いいなソレ!」
クランチのボルテージがさらに上がる。完全に、クランチは本来の元気さに戻った。
自分たちしかいない。二人は緊張と共に、躍動感を感じていた。
「よし、決まりだな!」
もう二人に、迷う要素などは一つもなかった。
「じゃあ行くか、クラッシュ!」
「モチロンさ!」
二人は拳を突き合わせると、仲間を、世界を、悪から取り戻すために。
正義という大義名分を引っさげ、駆け出して行った―――
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