人見ています。 |
スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
|
- TOP
- >
- かめちき
- >
- スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
- >
- 第一部 第六章 PSI VS ESP
もみみ(4年前)
バート・ラマー(5年前)
2199(6年前)
2199ノークラ(6年前)
クラットン2(6年前)
ココバンディクー(7年前)
水無月ニトロ(7年前)
RITAL(8年前)
イエクラ(8年前)
asRiche3j8bh(8年前)
テトラピアノ(8年前)
asRichp4zuit(8年前)
オリキャラ短編集協会(8年前)
asRichg3gtwn(8年前)
わいるどた~ぼ(8年前)
asRichajohom(8年前)
ショートケーキ(8年前)
asRichw7ffmu(8年前)
スティックス・ザ・バジャー(8年前)
asRichqi316v(8年前)
asRichct3qjk(8年前)
リボルバー(9年前)
ぽぴゅらあ(9年前)
りんごっち(9年前)
sasuke(10年前)
回転撃(10年前)
ルイカメ(10年前)
ヴァイオレット(10年前)
えぞももんが(/・ω・)/(10年前)
隼人 (10年前)
まんじねーしょん(10年前)
CURA(10年前)
ハートオブハート(11年前)
フレイム(11年前)
ゲーマー(11年前)
クラットン(11年前)
ひろき(11年前)
ひろき(11年前)
HIROKI(11年前)
GGGGGGGGG(11年前)
IA・N(11年前)
かめちき(11年前)
霧雨(11年前)
てんし(11年前)
昇太/神馬当瑠(12年前)
風のクロノア(12年前)
オリキャララジオ放送社(12年前)
ここなっつココ(12年前)
いお太(12年前)
テクノしん(12年前)
リレー小説委員会(12年前)
ここなっつ(12年前)
気まぐれCocoちゃん(12年前)
たクラッシュ(12年前)
ダークネス(12年前)
早川昇吾(12年前)
しんごwww(12年前)
サム(12年前)
クランチバンディクー(12年前)
闇っぽいけど闇じゃない。永遠の炎の神様メフィレス(12年前)
イエクラ.com(12年前)
イエクラ@山手(12年前)
回転撃(12年前)
第一部 第六章 PSI VS ESP
2013/04/09(火)17:20:14(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
「どこにいる」
駆け足の音が聞こえる。
「いない…こっちか」
足音は大きく響く。
「いた…!」
その主の先には、白いハリネズミの姿があった。
「見つけたぞ!シルバー・ザ・ヘッジホッグ!!」
火種が銀色のハリネズミに向かって飛んできた!
「!!」
だが、彼は咄嗟によけた。
「誰だ!突然勝負を仕掛けてくる奴は!!」
「僕さ!」
そこには、赤いキャップ、黄と青の縞模様の服に、踵の潰れたスニーカーを履いた少年の姿があった。
「何の要件だ。そしてお前は一体誰なんだ。名を名乗れ!」
少年はあっさり答えた。
「ネス!君と同じ、サイコの使い手だよ」
「サイコの使い手…だと!?」
シルバーは仰天した。自分と同じ力を使う者が、違う世界にいたなんて!!
「そうだよ」
「じ…じゃあ…なんで俺の名を知っている!?」
「ギーグ様に聞いた」
「なに!?」
「君の力を試したいんだ。君がサイコキネシスの使い手として相応しいか…」
「こ…こいつ!」
純情派のシルバーはすぐに乗ってしまった。
「やるんだね」
「当ったり前だ!売られたケンカは…買ってやるぜ!」
「じゃあ始めようか!」
「おう!」
両者が構える。シルバーが叫んだ。
「お前からでいい。かかってきやがれ!」
「じゃあお言葉に甘えてそうさせていただくよ。PKファイア!」
ネスが技を繰り出す。シルバーは樽を浮かせて、自分の前に置いた。防御のために。
ところがだ。
「うわ!?火がつきやがった!」
火種が樽に当たった瞬間、樽が炎上したのだ。
「あれ?どうしたの?」
「く…!なら、これでも喰らえ!」
シルバーがサイコカッターを使った。しかし。
「飛び道具は効かない!サイマグネット!」
なんと、ネスのほうにカッターが吸い込まれていって―――目の前で消えたではないか!
「なっ…なんだと!」
「隙あり!PKLOVE!!」
ネスはシルバーに、休む暇も与えずに攻撃を仕掛ける。
「ぐあっ」
シルバーは技をもろに食らったようだ。立ち上がりが遅かった。
「もう一発!PKスターストーム!!」
二人の頭上から巨大な流れ星が降ってくる。
「う…うゎぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
シルバーはその流れ星の中に隠れて、見えなくなった。
「意外と弱いね!なんかつまらないな」
この戦いを、陰で観ていた人物がいた。
「ヘイシャドウ!あれは相当ヤバくないか?」
「そうだな。向こうも意外と強いものだ」
ソニックとシャドウの二人だった。
「この戦況だとかなり不利になるんじゃないか?」
「技のバリエーションは、向こうのほうが豊かだからな」
――このままでは、シルバーは完敗を喫してしまう…
「どうした?奴に加勢したいか」
シャドウはソニックの思惑を感じ取り、彼に問い掛けた。
「いいや…やめとくよ。一対一じゃないと卑怯だからな」
「やはりそうするのか」
「この戦い…見ものだぜ。シルバーが逆転できるといいけど」
流れ星が終わった後も、シルバーは傷を負いながらも戦った。
「どうしたの?避けてばかりじゃ勤まらないよ」
逃げながらシルバーは策を案じたが、どうもいい策が出てこない。
「クッ…こうなったら…!」
突然何を思ったか、シルバーはネスに向かってサイコカッターを放った。もちろん無駄だと知りながら。
案の定、ネスはあっさりよけてしまう。
「何やってるの?効いてないよ」
「それくらい知っている!なら…これでどうだ!」
そこいらに落ちていた岩をシルバーは持ち上げ、投げつけた。
「無駄だよ!PKファイア!」
ネスはすべてよけ、技を繰り出した。
――――が、シルバーはこの機会を狙っていたのだった。
「よし…まんまと引っかかったな!」
「えっ!?」
そう、罠だったのだ。ネスは微塵にも気づかなかった。
「自分の単純なのを恨みな!」
そう言いながらシルバーは、いろいろ塵屑を集めて大きくしていく。
「これでも喰らえーーー!!サイコジャイロ!!」
と、ネス目がけて投げつけた。
「なんだぁこれだけ?」
「まだまだ!こんなもんじゃあすまないぜ!!」
と突然、その塵の塊が炎上したのだ!
「う…嘘!?」
「どうだ!お前のPKファイアとかなんとかを、俺の技に付け足してみた。これでお前は、もう太刀打ちできない!」
「…!!」
「ワーオ、すげえ!何なんだよあれ」
「ソニック、お前にも分かるだろう。相手の攻撃を引き金とさせて攻撃する作戦…」
そう、シルバーはこの塊にPKファイアを引火させるために、最初に攻撃を回避させ、ネスがPKファイアを放つ時を待っていたのだった。
「あああ…そういえば何回か使ったかな」
ところがソニックは、肝心なところを思い出せない。
「この技は一見すれば卑怯にも見えるが、れっきとした作戦だ。まああまり使わないが」
「とにかく、これでシルバーの逆転は確定だな!」
「そうだな。もう奴に逃げ場はない」
「これで終わりだ!!観念しろ!!」
もうネスに、逃げ場はなかった―――
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
塵の塊は崩れ落ちた。
「終わった…のか?」
三人ともそう思った。
14466