人見ています。 |
スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
|
- TOP
- >
- かめちき
- >
- スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
- >
- 第一部 第七章 カオスエメラルドの危機
もみみ(4年前)
バート・ラマー(5年前)
2199(6年前)
2199ノークラ(6年前)
クラットン2(6年前)
ココバンディクー(7年前)
水無月ニトロ(7年前)
RITAL(8年前)
イエクラ(8年前)
asRiche3j8bh(8年前)
テトラピアノ(8年前)
asRichp4zuit(8年前)
オリキャラ短編集協会(8年前)
asRichg3gtwn(8年前)
わいるどた~ぼ(8年前)
asRichajohom(8年前)
ショートケーキ(8年前)
asRichw7ffmu(8年前)
スティックス・ザ・バジャー(8年前)
asRichqi316v(8年前)
asRichct3qjk(8年前)
リボルバー(9年前)
ぽぴゅらあ(9年前)
りんごっち(9年前)
sasuke(10年前)
回転撃(10年前)
ルイカメ(10年前)
ヴァイオレット(10年前)
えぞももんが(/・ω・)/(10年前)
隼人 (10年前)
まんじねーしょん(10年前)
CURA(10年前)
ハートオブハート(11年前)
フレイム(11年前)
ゲーマー(11年前)
クラットン(11年前)
ひろき(11年前)
ひろき(11年前)
HIROKI(11年前)
GGGGGGGGG(11年前)
IA・N(11年前)
かめちき(11年前)
霧雨(11年前)
てんし(11年前)
昇太/神馬当瑠(12年前)
風のクロノア(12年前)
オリキャララジオ放送社(12年前)
ここなっつココ(12年前)
いお太(12年前)
テクノしん(12年前)
リレー小説委員会(12年前)
ここなっつ(12年前)
気まぐれCocoちゃん(12年前)
たクラッシュ(12年前)
ダークネス(12年前)
早川昇吾(12年前)
しんごwww(12年前)
サム(12年前)
クランチバンディクー(12年前)
闇っぽいけど闇じゃない。永遠の炎の神様メフィレス(12年前)
イエクラ.com(12年前)
イエクラ@山手(12年前)
回転撃(12年前)
第一部 第七章 カオスエメラルドの危機
2013/04/09(火)17:07:35(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
今二人の目の前には、カオスエメラルドがある。
「うわっ気味悪ィ。こんな湿っぽいとこ来るんじゃなかったな…」
「でもこのッッ先に行かないと、カオssスエメラルドは取れないんだ。わかってるだろ?」
「分かってるけどさぁ…でもやっぱり明日にしようや兄貴。霧も晴れるだろうしさ?」
「あのなぁ…まあいい。明ss日にし…」
その瞬間、パッと部屋に明かりがともった。
「そうはさせないぜ!」
二人が振り返ると、そこには小さい子狐と、それより少し背の高い赤色のハリモグラが、どっかり立っていた。
「彼方たちが何者なのかよくわからないけど…とにかく、カオスエメラルドに触らないで!」
「なんだと?この俺ッッ様に刃向うってのか!?」
子狐は優しく言った。が、二人の大きい方…双子の兄の逆鱗に触れたらしい。
「まあいいじゃねえか兄貴。あの子狐に免じで許してやったほうが…」
「馬鹿言え!お前、ブリオを裏切るのか!?今回の任務はこれなんだぞ!?」
兄の怒りはまだ収まらない。
「いやそういうわけじゃないけど…」
「なんだとぉ?やるっていうのか!?」
ハリモグラも便乗してくる。兄のほうはついに堪忍袋の緒が切れた。あれでも抑えていたらしい…。
「なんだとぉ!?おいモー、やっちまうぞ!」
「えっ…でっでも…仕方ないなぁ兄貴ィ…」
モーと呼ばれた弟の方はしぶしぶ兄と敵側との戦いに参加することにした。
「準備はできたようだな。さっそく始めようじゃあないか!」
「望むところだ!!」
いきなり兄の方が刀を投げてきた。
「おおっと」「うわぁぁぁ!?」
子狐はひらりと避けたが、ハリモグラの方は刃先に掠ってしまっていた。だが元が赤いので、血が出ているかどうかもわからない。
「大丈夫?ナックルズ」
「ああ…お約束じゃ駄目だな」
どうやら傷ができていたようだ。兄のほうは挑発した。わざと。隙を見て攻撃すればよかったのに…。
「おいおいどおssした?お前みたいなやつにカオssスエメラルドを守る権利なんてない!」
「んだとお!?」
こうして兄とナックルズの大ゲンカ(?)が始まった。
「はあ…兄貴ったらまたコレナンダカラ…」
「ナックルズ…もう。余計なところに首突っ込んで大丈夫かなあ…?」
お互い傷を負いながら乱闘を繰り広げる中で、弟の方と子狐はあきれ返っている。ところが――――
「隙アリ!」
「おおっと。これは渡さないんだな!」
「ちっ、外したか。いい報酬が目の前にあったんだがな…」
そこにはガンマンのような恰好をした男がいた。
「これはおいら達の報酬。貴様みたいなやつに渡さないんだな!」
「ちょっ…それは僕らの!」
「誰の者だろうとかまわん。報酬がもらえればそれでいい」
モーと子狐が必死に守るが、男は銃を取り出し、再度カオスエメラルドに照準を合わせた。
「俺が誰だか知らないようだな。俺は世界の王泥棒、ギェングだ!」
「ギェングだって!?」
二人の体の隙間に、銃弾が飛ぶ。
「危ない!!」
子狐が拾う。それは見事にカオスエメラルドに命中し、またそれは碑から落ちるところだった。
「またうまくはいかなかったか…そうだ子狐、俺を知っているようだな?」
「そうですとも。…まさかこんな形でお目にかかれるなんて」
しばらく沈黙が続いた。…とは言えまだ後ろでは乱戦乱闘が続いていたのだが。
「フン、俺を知っている奴がいたとはな…。このエメラルドは取れなかったが…まあいい、また別のエメラルドをとってくればいい話だ」
そういうとギェングは去り際に、手土産だ、といって二つ、玉を残して行った。
「と、思っていたのか!」
二人とも不意を突かれた。子狐の持っていたエメラルドはそいつに取られてしまった。
「え、エメラルドが!」「報酬~!!」
「うがっ」
「コノヤロー!返せっ!」
いつのまにか戦線からはみ出たナックルズが、犯罪者を取り押さえた。
「けっ、簡単には捕まるかよ!」
だが安堵もつかの間、今度はソイツ、何を思ったか玉を爆発させた。
―――催涙弾だった。目くらましに使ったのだ。
「うっ…なっ、なびだが…」
視界は最悪。あっという間に、辺りは眼から出た塩水で、彼らからは何も見えなくなった。
「エメラルドが取られた」
しかし、エメラルドはちゃんとそこにあった。―――彼らが気づく由もないだろうところに。
14475