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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 第九章 誰かを見る目
2013/04/13(土)16:35:10(12年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
戦闘の舞台の島の最北端。
そこには港がある。
そこに、一人の若いガンマンが立っていた。
「…ちっ」
彼の名はガンツ。とある世界の一匹オオカミだ。
名にふさわしいように、一人でそこに座っている。
彼が何故一人でここにいるのか。
それは、数時間前の出来事だった。
彼は、クロノア、チップルという名の二人の少年と共にこの港に着いた。
「あの向こうの島に、本当にダイヤがあるの?」
そう聞いたのはクロノアだ。
「ええ。ダイヤじゃなくても、あの島には絶対、何かあるッス」
そう答えたのはチップルだ。
「ちょっと待てよ…ここから船で行くのか?」
ガンツが聞く。彼は船酔の症状を持っているのだ。
「じゃあ泳いでいく?」
「…やめとく。つか、お前らだって泳げないくせに」
「……」
クロノアは黙り込む。ヒーローの曲に泳げないとか。
「じゃあ…ガンツさんはどうするんッスか?」
「俺はじゃあ、ここで待っとく。全滅しても怖いし」
と、言い切ってしまったのだ。
「まあ、そうだね。じゃあガンツはここで待っててね」
「あ、あと一分で船が発つんで。じゃあ僕らはこの辺で」
…と、いうわけだったのだ。
「一時間経ったのに帰ってこないのか…?まあ、大分奥深くにいるんだろうけど」
「そうだろうな」
「!!」
そこに立っていたのは、レオリナという女性だった。
「馬鹿野郎。敵だと思ったのか?」
「ビックリするからいきなり声かけるなよ、お前…」
レオリナは一瞬鼻で笑った。
「まあ、それはすまない。ところで、大事な話があるんだ」
「は?」
レオリナは変わらない顔で言う。
「お前ら三人を狙っている奴がいるらしい。一人はどうやらガンマンだ」
「ほーう。俺に楯突くとはいい度胸だ」
「おい。三人で来られたら、たまったものじゃないぞ」
「関係無い。ガンマン倒しゃあ終わりだよ」
「…まあ、力試しのつもりでだと、痛い目に合うがな」
「ほう。それはどうかな」
ガンツは燃えてきた。そして胸の中で目標を立てた。必ず、そいつをぶっ倒してやる、と。クロノアが返ってくるまでに。
一方、クランチとクラッシュは考え事をしていた。
「カオスエメラルドとパワーストーンの数が減ってきてる」
「マジか。早速動き出してるようだな…」
「うん。伝える相手はいくらでもいるんだけど…」
その時、ガサガサと近くの茂みが動いた音がした。
「ん!?」
「おい。隠れよう。様子見にな」
「お、おう」
茂みから出てきたのは、首にペンダントをかけた元気っ子と、ボクシンググローブをつけたいかにも強そうな男の子だった。
ガンツの言っていた、クロノアとチップルだ。
「ここまで、何もなかったね」
「この奥に何かあるんじゃないッスか?」
「よい。じゃあもうちょっと進んでみようか」
一瞬、チップルは立ち止まって辺りを見渡す。
「どうしたの?」
「いや…気のせいかもしれないッスけど、誰かに見られてるような…」
「言われてみれば確かに…」
「…いや、きっと気のせいッスよね」
二人が行ってしまった後、二人は藪から少し顔を出して見まわした。
「危ねぇな。見つかったかと思ったぜ」
「大丈夫だって。ここは、真上から見ないと見つからない」
「そうか。よかった」
「それより、危ないのは誰かさんのほうじゃないか?」
「えっ?」
「二人が行ったのは北の方角。その先には何がある?」
「あっ…」
「しまった!あの先には、パワーストーンがあるんだった!!」
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