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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 第十一章 情報は嘘か誠か
2013/04/17(水)14:26:13(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
島の中には熱帯雨林がある。
むらむらする熱気の中を探索している一行がいた。
名を『イロスマ森林探索隊』といった。
メンバーには、青モグラ(モリト)、デカまつげ(リン)、ペンギン団長(ビングー)、カエル剣士(ケロ次郎)と言ったような名前が付いていて、滑稽極まりなかった。
そんな滑稽なグループが、禿げたバナナのようなこれまた滑稽な上級戦士に頼まれたのだ。
この森林を探索すれば、きっと何かある、と。
「誰が禿げたバナナだよゴルァ゛!!」
おっと、これは失礼。
「あっちぃなー。もっとマシなとこなかったのかよぉ~」
かずきという男性はさっきから愚痴ばかり漏らしている。それは他の隊員も同じだった。
「おいみんな、うるさいぞ、敵に見つかったとき、どうするんだ」
「そうだモー!もうちょっと黙れないのかモー」
ケロ次郎とモリトが揃って抗議する。が、効き目はない。
「えー、いいじゃないか。この先にお宝があるんだからさ!」
カズキが反論する。彼はかずきと同名だが別人だ。例として、攻撃の仕方の大きな違いや、性格も少々違う等のことが挙げられる。
それはとにかく、レーダーの反応にはたしかに、ここから数メートル先に宝物があると示してあった。
「お宝は何だっけ?」
「カオスエメラルドだ。誰かが護衛していたら攻めるまで」
「初戦か!負けるわけにはいかないぜ!」
メンバーが興奮する中、一人口を挟んだ人物がいた。デビモリト、モリトのライバルだ。
「つーかさ」
「ん?どうしたデビモリト」
「何ていうか…その…あのさ、もうとっくに取られていたりして…」
「全くその通りだ!」
突如割り込んできた声に、メンバー一同辺りを見回す。
「あ、あそこだ!」
かずきが指さした木の上には、黒いハリネズミと、その後ろに白いハリネズミが立っていた。
「お前らは誰だ!」
「僕はシャドウ。シャドウ・ザ・ヘッジホッグだ」
「俺はシルバーだ!」
二人は名乗った。
「もうとっくに取られただと…?どういう事だ!」
「僕たちが預かった。証拠はここにある」
シャドウの手中には、煌めくダイヤモンド型のものがあった。
「お、遅かったのか!」
「別に構わないだろう?君達には不必要なんだから」
シャドウはそう冷たく言い放つ。
が、彼らは首を捻った。自分たちがカオスエメラルドを持っているという話など、つい数分前の無線からも聞いていない。
「ど、どういう事だ!」
「君達の手の中には、もう一つはあるだろう。ならば不必要じゃないのか?」
「な、何言ってる!?俺達は一つも持ってな…」
「とぼけるな!」
シルバーとシャドウは木の上から降りた。そして、シルバーはかずきの胸座をつかんだ。シャドウはその後ろで、冷静に構えている。
「お前ら、ギェングの仲間なんだろ!?」
「な、何故それを!?」
「僕たちの仲間から聞いた」
ケロ次郎の質問に、シャドウが答えた。
「盗んだカオスエメラルドはどこにある!?」
「だから、俺たちは何も盗んでいない!」
「はぁ!?お前ら、この期に及んで白けるつもりなのか!」
どうやらシャドウもシルバーも、てっきり一つ、自分たちは盗んだものとして勘違いしているらしい。
「ちょっと待てリーン!もしかしたら…」
「関係ない!」
リンは話し合おうとしたが、二人とも取り合ってくれそうな様子ではなかった。
「どうやら思い知らせてやる必要がありそうだな」
そう言うとシャドウは、どこからか銃を取り出してきて、先端を彼らに向けた。
「どうする?真実を話すか、このままやられるか」
シルバーはかずきを突き放すと、シャドウに並んだ。
「く…」
「し…真実を話そう。実は、ぬ…盗んでしまった。申し訳ない」
ケロ次郎は嘘をついた。このままでは、メンバーが全滅してしまう。
「フフ…賢い奴らだ。では実物をこちらに寄越してもらおうか」
「それは…本部に置いてきた」
ケロ次郎はまた嘘をついた。
そこで、シャドウとシルバーは小声で相談を始めたようだった。
「なるほど…どうする?シルバー」
「俺はテイルスのところに行く。どっちみち報告にはいかないとマズいし」
「分かった。僕は…」
「お前はこいつらを処分して、本部に向かってくれ」
「よし。分かった」
シルバーは再度彼らの方を向いて、
「悪ぃ。俺、用事が出来たから戻るわ」
「な、何!?」
「こいつ!逃がすか!」
ビングーはバタフライナイフを開けると、シルバーに投げつけた。
しかし、シルバーは不思議な力で、それを逸らした。
「な、何だと!?」
「今のは何なんだ!」
「じゃあ、俺はここら辺で失礼させてもらうよ」
そういうと、シルバーは180度反対を向き、木々を伝いながら帰って行った。
「あいつには遅い攻撃は効かない」
「く…!」
ビングーは奥歯をかみしめ、サングラスで見えない瞳で彼らを睨んだ。
「まあ大丈夫だ、逃げ場がないから。お前は本部には行かせられないからな」
カズキは見下すような目でシャドウを見た。が、シャドウは未だ冷静に構えている。
「フン、僕が本部に行くと思っていたのか?」
「何!?」
「甘いな。僕は本部には行かない。その代わり…」
「君達を懲らしめてやろうと、そう思っているだけさ。」
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