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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 第十五章 白いモミジは犯人ですか
2013/04/25(木)23:21:40(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
「これだけあれば、奴らをおびき出すチャンスだ!でかしたぞブリンキー」
クラッシュに褒められ、ブリンキーはまんざらでもなさそうな顔をしている。
「おう。役に立てて嬉しいぜ!じゃあ俺はちょっくら行ってくるぜ。んじゃ!」
「おい、どこにいくんだ!?」
「ガイの配下をおちょくりに」
「そうか。がんばれ」
「おう。んじゃあな!」
「ガイの部下はいるかな~?」
「いないいない…そんな近くにいるわけないじゃん」
「ですよね…」
ガイの部下は大量にいる。そこでチームを結成していくことにした。
メンバーは、ブリンキー、ココ、ビアンカ、スパイロ、ついでにスパークス。
「よし、じゃあ世界…じゃなく、敵諭しにレッツゴー!」
お目当ては世界、ではなかった。
数時間前。メンバーは
「世界を手にできる日が楽しみだぜ!」
「ほんとに世界なの?」
「お前何言ってる!」
「ジョーダンだよジョーダン」
と、グダグダとコルテックスの忠実の部下として談笑していたところを、クラッシュに諭された。
「フフ、それじゃあ…」
「お前たちは世界の滅亡を見るんだな?」
その途端、その言葉は何故か脳裏に焼き付いてしまった。
何か、コルテックスの思惑ではなく、別のことが分かった。
気がしたではなかった。
彼の言葉は透明で、清いような気すらした。
何故だろう?よくわからない。が、きっと、そういう風に仕組まれているのだ。
しばらくしてから全てを理解した。
基地に潜入して情報を奪ってやっと、分かったのだ。
他でもない、全世界の滅亡計画を。
まだはっきり、クラッシュの言う『正義』が分からない。だけど、こんなことを言われたっけ。
「他のチームはそんなこと考えてもいないはずだ。諭してやれ。正義とは何か、偽善とは何かを―――」
散在しているマップの点を一個一個確認して分かったが、ガイの部下はいくつかの団体での行動をなしていた。
「よし、じゃあまずは、この緑の点どもから諭してやろう」
「1、2、…7個もあるよ!?」
「はぁ?」
「7個ぉ?最低でもたしか10だったよな?」
呑気な奴らだ…なぜ9個なのか考えればいいものを、すっぽらかしていた。
「しばらくして到着したけれど、…なにこれ」
たしかに7人いる。でも、みんな誰かに襲撃されたようだ。意識がないし呼吸が浅い(気がする)。
スパイロは気を聞かせて教えてやった。
「ブリンキー、さっきから点がぽつぽつ消えていたけど…気のせいじゃなかったみたいだね」
「…」
さっきからおかしいとは思っていたが、まさか点の消滅が意識のないことを示しているなんて、まさかそんな高性能なレーダーだなんて知らなかった。
「あたしってやるでしょ♪」
「なら気づけよ」
「…」
ココの自慢なんか甚だ自慢にならない。
「ねえ、ちょっと来て!」
ボケとツッコミを交わす間ただ一人、あたりの散策していたビアンカが声をかけた。
「どうしたビアンカ?いいものでも拾ったか」
「犯人と思われる人の形跡が…」
何!?とか言いながらビアンカについて森の奥に突っ込んでいくと、何やら白い―――人型ならぬ、ハリネズミ型がある。
「ここでコケた見たい」
気まずさと静寂が辺り一面に走る。
「あのさ―――正直言うと、案外、犯人は間抜けなやつかもしれないな」
「いや、そうじゃないかもしれないけど」
そこには冷静に対処する大人びた女性、ココがいた。
「は?」
「これ、もしかして罠かも―――それか、わざと残していったのかもよ。だって特徴的な頭してるもの」
「どこがだよ?」
「頭のもみじみたいな形よ。どっかで見たことある気もするのよね、この大きさ…」
それからはココのおしゃべりな性格が災いして、帰る時間が1時間遅くなった。
要約すると、頭の形は自然のモミジの大きさじゃないから、体の一部であることは確かで、つまりその特徴的な頭の人物を探して問いただせばいいのだ、ということ。
写真を撮って持ち帰ることにした。
「あいにくクラッシュは不在だった。とにかくテントの布団の上に置いといたぜ。目を離したすきに盗まれないように、ちょいと細工もしといた」
「そう、えらいわねブリンキーは。とにかく今は、本来やるべきことしなきゃ」
「そうだな」
それをじっくりと観察している人物がいた。それこそが、真犯人だったが、もちろん気づくはずがない。
「何を企んでいるか知らないが―――君たちの実力は、後でたっぷり見せてもらうぞ」
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