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スーパーオールスター 善と悪の複雑交差
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第一部 エピソードⅡ
2013/05/08(水)23:21:32(11年前) 更新
この物語は、始まった…
第一部 決闘!奇跡のライバルたち ~悪と悪、善二名。~
「お前ら、この勝負に勝つ気あるのかよ?」
「要件なんだけど…まさかと思わないでね?」
「ああ…?」
「お兄ちゃんに、明日会わせてくれって言うの!!」
「は…はぁ!?嘘だろ?」
流石のクランチにも、これは想定外だった。
「ウソじゃないわよ。だって、ここに、きっちり太字で書いてるんだもの…」
画面の奥にはこう書かれていた。
社長、お元気ですか。
もっとも、今、支部は元気ではありませんが。
というのも、最近は不景気が続いておりますもので…
社長はお気付きではなさらないようですが、最近、
ライバルであるブラッドボス社が売り上げを
見る間に伸ばしており、実を言いますと我が社は
危篤状態に陥っております。
何せブラッドボスには、俳優のピンストライプ殿を
味方につけておりますゆえ、
所属会社からも賄賂を頂戴しているとの事…
そこで、世紀のヒーローである社長の御兄様に
来ていただきたいのです。
これまで何度も世界を救っていらっしゃる
クラッシュ様なら、何卒、
私共のお力になれることと存じております。
クラッシュ様と共に、三日後までにはシカゴに帰国して
いただけると、こちらも大変助かります。
是非とも御兄様をお連れの上で帰国していただきたいのです。
何卒よろしくお願いします。
オパール・ウォンバット
「オパールさんって、お前の会社の本部長じゃないか!」
「そうなのよ…。本部長もそうだし、会社もかかっているし…第一、お兄ちゃんが迷惑をかけたら、と思うと…」
二人はため息をついた。
「おい、それにピンストライプって、確かタウナの…?」
「あ、それもあった!そうだわ。そうよ、ピンストライプはお兄ちゃんの恋のライバルよ」
部下関係、会社のピンチ、恋のライバル、そして兄の態度……
「ああんもう!余計に心配になって来たじゃない…」
却ってアブナイことになっている…。
最近は、平和に慣れてしまって、ココは小さなことにも気配りを欠かさなくなっていた。
あの二人が帰宅したら、急いでアクアクに相談しなければならない。
「クラッシュ、ありがとねっ!リアナたち、とっても助かったよ」
一方、原住民の村では盛大なパーティーが開かれていた。
食べ物が出てアクアクはノリノリだったのだが、クラッシュが珍しくどうも納得しない顔でいたので、とりあえず原住民のみで開くことになった。
「それと、アクアクさんもねっ」
リアナが二人に激励の言葉をかける。ふたりとも、鼻の下を伸ばしている…。
「さて、帰るんだったら帰るで、ココとクランチが心配しておるぞな。クラッシュ。そろそろ帰るか」
クラッシュは頷くと、いつも通り―――最近ではもう、当たり前になりかけていた―――原住民たちに見送られ、帰路についた。
クラッシュは朝の疲れがたたったのか、帰ってお昼ご飯を食べた後、すぐに昼寝を始めた。
それを見越していたクランチとココはすぐさまアクアクに、クラッシュがいないときに起こった“事件”を詳しく説明した。
「ふむ…相談の前に、一つだけ言わせてもらってもよいかな?」
「どうぞ」
「近頃ではココもクランチも、些細なことに目を配るようになったのう」
『事件』と言ったのは――最近、平和なので、普通は事件といえない些細なことでも、大きなことに感じられるのだった。
「前は世界の危機だのテーマパークの復興だの言っておって、そんなことわしらは気にも留めておらんかったのに」
的外れなことは言っていないが、どうもピンとこない。
「まあそう言うわしも、最近、平和に慣れているのは確かじゃが」
アクアク自身はそのことを自覚しているらしい。
「まあ今回も、“会社”という大きなものがかかっておるんじゃ、気を抜かしてはおれんのお」
~どこかの研究室~
『トロピー様、これはこの機械とこの新薬を試すチャンスですな』
『ウィーはこの機会を狙っていたものですからねぇ。どんなリザルトが出るか楽しみですよ』
二人の科学者が、巨大な機械を前に、緻密な計画を練っていた…。
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