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正義の!!怪盗・3バンディクー
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番外編 思い出のヨーヨ シロアラ
2012/10/16(火)12:13:40(12年前) 更新
オリキャラの生い立ち
ちょい長。少し流血表現ありかも。
あたしはシロアラ。
この街では有名な(自分で言うのも何だけど)美少女。
あたしんちはとても貧乏なの。
だから…
「シロアラ!こっちお願い!」
「シロアラ!厨房の方やりな」
「シロアラ!ウエイトやって」
飲食店(TASMANIA)の店で働いていた。
忙しいけど、毎日が楽しい。
特にお客さんとは、会話が弾む。
そんな日々が続くと思った。。。
「爆弾博士助手募集ぅ?」
「そうらしいぜ?」
あたしの前にいるお客は…まだ指名手配の時のピンストライプだ。
悪とか世界征服とか大嫌いだ。
でも…
彼だけ信じていた。
「お前。身体はっても金欲しいんだろ?こんな水商売より遥かに儲かると思うがな…」
「確かにそうかもしんないけど、あたしはこの飲食店が好きなんだ。あんたも分かるわよね?」
「まあそれにリパの野郎の募集だからな…お前には体力も精神も辛いだろう。」
きっとピンストライプはあたしの体の為に言ってくれたんだ…
あたし。勘違いした。
そこから歯車は狂いだした。
「あたしに出来ないことはないわよ!」
「じゃあやって見ろ。」
ピンストライプはニヤニヤしてる。
「連れて行って頂戴。」
あたしは道を間違えた。。。
「本当に辞めんのか??」
「シロちゃん元気でね…」
「戻ってこいよな!!…」
「うん。ありがと。じゃあ。行くから。」
お別れ会まで開いてくれた。
もう家族同然のような存在だったから。
正直、つらかった。
でもお金のためだから…
「ピストラプ。行くよ。」「…おぅ。」
バレないように偽名を使った。
ピンストライプは妙に歯切れが悪い…
気になる。。。
「ここだ。……リパール!!いるか!?」
「にょょょにょょ!こっちにょょ!」
変人だ。
でも給料が高いから…我慢しよう。
「じゃあ俺は行くよ。頑張れ!」
「ありがとー。」
「じゃあ早速アチキの超巨大爆弾に手伝って、貰う、にょょょxA掘・彈br>「イエッサー」
あたしは実験は成功してくれる事を願う。。。
「失敗だにょょ!」
ドコーーーーーン!!
かなりの爆風にあたしは飛ばされた。
全身に痛みが走る。
リパは無事だろうか…
無事じゃないと給料が…
ガサリと足音がした。
「…リパ博士?か?」
「残念だな。ワシはネオ・コルテックス。悪の科学者じゃ。」
逆さまプリン頭の妖怪だと思った。
コイツが、あのコルテックス…
逃げたくても体に凄まじい痛みが走り無謀にちかい…
「あたしに…何かあんの?」
「貴様には、少し興味がわいてな…リパールの実験は毎回失敗しておる駄目博士だと有名じゃ…なのに、実験助手をやりまだ生きておるとは…普通は死ぬ。貴様はしかもそのルックスで…」
「あたしを…知って…」
「スマン…俺としたことが…」
あたしの目の前にいたのは…
ボロボロになったピンストライプだった。
涙が止まらなかった。
何も出来ない己の無力さが…嫌でも分かった。
あたしには何も出来ない…
「コルテックス。あたしに力を…貸して…」
「よかろう…」
コルテックスはニヤリと不適に笑ったのが頭に今でも媚び付いていた。。。
コルテックスはあたしにヨーヨを与えた。
ただのヨーヨではない。しっかり刃物がついてる。
あたしは練習した。
大切な物を傷付けたくない。
今度こそ、自分で守り抜き多かった。。。
「人を…殺生する…?」
「そうだ…出来るだろう?お前のその並外れた胴体視力と、深い知恵ならば。だ」
確かに出来る。あたしなら…
でも…
それで指名手配になったら…家族はどうなるか…
それだけは、駄目だ。
「嫌ぁ!嫌よぉぉ!絶対嫌ぁぁぁ!」
あたしは大きく後ろに下がった。
「ではもう必要ない…タイニー!!」
「タイニー、オマエ、タオス!タイニー、イチバン!イットーショー!」
面倒な奴が出た…
でも…
「お前に負けて…家族を置いては逝けないんだ!!」
ヨーヨを構える。
「シロアラ…別にタイニーだけじゃないぞ…」
「オレっちの今日のご飯になってもらうぜ!!」
「一発で終わらせてやるわ!」「ランちゃん、そっそれは無謀よ…」
「…コルテックス様の指名ですから…必ずや、その息の根。止めて見せます。」
「ディンゴ…ランリン…クレハ…」
これは戦うだけ無駄だ。逃げるしかない。
分かっているけど滑走路が…
「…二階…」
「よそ見してる暇はないよ!」
ランがハンマーを振りかぶる。
「…二度とあたしに近寄んないで。」
一発、ダイナマイトに火を付け、一瞬でヨーヨの紐を二階の手すりにぐるぐる巻きにして這い上がる。
ダイナマイトを今さっきいた場所に投げつける。
ドン!
鈍い音が響き、悲鳴がつんざく。
成功したか?
確信に満ちた目であたしは下を見下げた。
その時だった。
パンっっ
軽い音がした。同時にあたしの肩に血が垂れる。
「ごめんな…シロアラ…」
「ピンストライプ…」
そこにはお気に入りのマシンガンを持った、ピンストライプがいた。
あたしの大切な人に裏切られたんだ。
絶望以外に他でもなかった。
あたしはショックですわりこんだ。
「ピンストライプ!殺せ!」
あたし、死ぬんだ、ここで、裏切り者に、家族を置いて。
ピンストライプはゆっくり引き金を引く。
あぁ…でも…もう少し…充実した日々を…送りかった…な…
涙がボロボロ出た。膝がガクガクした。
怖い。
目を瞑るあたしにピンストライプはマシンガンの先を…
ガシャーーーーーン
あたしに痛みが走らない。窓ガラスが割れた。
ピンストライプはあたしを撃たなかった…
「窓から降りたら街がある。ソコに隠れろ!お前はもうここに来るな!分かったか!?」
「あたしが見たら一面山で…」
「それは幻覚だ!いいから行けっ!」
あたしを窓にピンストライプは押し込む。
「こらっ!ピンストライプ!何してる!?」
コルテックスや下にいる奴らは驚きを隠せないが、ピンストライプは一切無視をしてる。
「ピンストライプ…」「良い夢見ろよ、じゃあな…」「ありがと、バイバイ」
ピンストライプは優しい顔をしていた。
「あたし、ピンストライプの事が…あっ」
ピンストライプはあたしに唇を押し付ける。
真っ赤になって落ちてくあたし。
笑うピンストライプ。
「ちょ!待っ!落ち!」
ちょ!ピンストライプ!このままどうすればいいのよ!。。。
温かな空気と、優しいシチューの香りが通り抜けあたしは目を開ける。
あたしはベッドの上にいる。
あたしがいる場所は木で出来た家。
あたしはねかされている?
誰に?
異変を感じたあたしはベッドから跳ね起きようとした
が
激痛を腰に感じ、起きれない。
「痛っ…」
確かあたしは城から落ちたのだった。
「ピンストライプ…」
ピンストライプに助けられて
また、大切な人を守れなかった。
ピンストライプは今頃何をしているのだろうか。
コルテックスに大目玉を食らっているかもしれない。
「止めなきゃ!あたし……うっ」
体がもう言うことを聞かない。
動かない。
痛い。
「あたしには………やるべきことが……まだ……あるの………に…………」
意識が飛んだ。。。
「あっ痛っ」
目が覚めると、痛みが増していた。
このままじゃ…
死んでしまう…
「痛みが増したか…」
誰!?
言ったつもりでも声がでない。
「僕は隆士。ここでとある研究をしてる。研究の休憩をしようと外へ出たら君が倒れているではないか。だからベッドまで運んだ…僕はコルテックスが大嫌いだ。奴は僕の仲間を…まぁそれは置いておこう。君は誰だい?」
何であたしが言いたいことか分かったんだろ…
不思議な奴…
深い翡翠色の目に眼鏡をかけていて、サラサラなキャラメルの髪色が隙間風になびく。
顔立ちは意外に良く、細身の体には白衣が栄える。
肌が白くあまり外には出ない事がわかる。
「あたしは……レナ…レナ・パトル。…宜しく…」
シロアラなんて言ったらコイツにコルテックスの部下だと分かってしまう。
ここでもし戦いに発展したら、どれだけ戦いの修行を積んでいてもあたしが不利だ。
一瞬であたしは判断し、偽名を述べた。
「うん、宜しくレナ。君…体が…大丈夫?立てる?シチューとパンを持ってきたのだが。」
「立てる訳ないじゃない!」
あたしはせっかく優しくしてくれた隆士に泣き叫んで訴えた。
「立てるならあたしはピンストライプを助けに行っているわ!あたしはピンストライプに助けられた!コルテックスから!コルテックス達は悪い奴だけど、彼…ピンストライプだけは、良い人なの!…絶対に……」
「絶対!!死なせたくない!」
大切な人だから!
自分の命変えてもあたしを守ってくれたピンストライプが…
今度はあたしが守りたいから。
「あんた!博士でしょ!…あたしの願い…叶えてよ!」
あたしの声が部屋中をこだまする。
すると隆士の目が冷たくなる。
「それが君の願いなら構わない。しかし…」
「なっ何!?
「しかし、それは一瞬かもしれないよ?」
「どういう事よ!?」
「戦える体を得た瞬間、君の命が絶えるかもしれない。」
「っつ!」
あたしがピンストライプを守らなきゃ、確実にピンストライプは死んでしまうだろう。でもあたしが死んだら、家族はどうなるか…それだけは出来ない…
「僕の力は…高いよ?」
お金なんかない。家族が心配だ…でもピンストライプがちらついて…
「ククク、迷っているね。迷いが晴れたらまた相談すると良い…」
シチューとパンを置いて、隆士は部屋を出た。
そしてあたしはまた寝てしまった。。。
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