第１１話

2013/04/01（月）21：18：36（11年前） 更新

トラ「んあ・・・あいつのせいで満身創痍ランス・・・」
エヌ・ジンの発明の手伝いをしたためか、一部機能しないところがある。
すると、ミサイル頭がタマゴのところにやってきた。
ジン「そろそろ小娘がパワーストーンを１５個集めそうだが……どうする？」
トラ「オ、オレはお断りしたいランスよ…」
エヌ・ジンは、顔をしかめた。鉄の部分はどうも変化していなさそうだが。
ジン「ふん…でも、行ってもらわねば、拙者としては困るな」
そういうと、エヌ・ジンは、何かのメカを徐に取り出し、エヌ・トランスに見せた。
トラ「？　何ランスか？」
ジン「嫌でもいってもらうぞ、ふひひひひ……」
なんとそのメカは、急にぐるぐるし始め、エヌ・トランスは動けなくなってしまった。
トラ「そ、それ、オレの力ランス～～…」
ジン「貴様はエヌ・トロピー殿への復讐がしたくな～る、今すぐしたくな～る・・・」
・・・・・・なんとベタな言い方であろうか。
トラ「……オレハイマスグイクラ～ンス、ケッケッケ・・・」
ジン「（よし、メカのテストはうまくいったようだな・・・）」
エヌ・トランスは、急に消えてしまった。ワープしたようである。
ジン「（もうアイツは用済みなり・・・ま、小娘を始末するならそれもまたよし、だが・・・）」
おいおい、どんだけ嫌ってんだよ。
後ろの方で見ていたディンゴダイルが近づいてきた。
ディ「ははっ！いなくなったぁ！・・・にしてもよぉ、旦那～？」
ジン「ん？何かと思えばディンゴダルイか、どうした」
ディ「そうそう～オレっちだりぃ…じゃねぇよ！それはともかく、なんじゃそりゃ～？」
あるあるネタは無視しておいた。メカのことはまだ勉強中のため、よくわからない。
ジン「よくぞ聞いてくれたな。これは天才宇宙機械技師発明小型強力催眠マシンといってな…」
ディ「へ、なんて？？？」
長ったらしいせいで、ディンゴダイルには苦しいものがあった。
ジン「む、拙者に二言をさせるとは・・・仕方ない。ではきいておけ、これは天才宇宙機械技師発明小型強力催眠マシ…」
ディ「解説プリーズ。」
ちんぷんかんぷんらしい。ダメだ。伝わらない。
ジン「めんどくさいわ。簡単に言えば、催眠術を掛けられる機械だ。」
ディ「…なんで、そんなのを作ったんだぁ？アイツいんのに、それにオレっちは催眠、嫌いだぜぇ！」
ジン「ま、色々とな…ま、今回は甘くしたから、すぐにとけるなりよ・・・」
何かを隠したがっているようだ。

？？？「な～にをやっておるのじゃ・・・」
ジン、ディ「ん？」
威厳のあるひく～い声が聞こえてきた。そのとき！
？？？「どぅあ！！」
ジン、ディ「うひゃぁ！！」
煙からいきなり現れたので、大いに驚いてしまった。まさか、というような人物だった。
ディ「あ、あんたぁ・・・」
ジン「ウ、ウカウカ様ではございませぬか・・・！」
二人とも、少々ビビッている。
ウカウカ（以下、ウカ）「あぁ、自由だ・・・」
ジン「よくぞこの場所に来れましたな、ウカウカ様。」
（※現在のエヌ・ジンは、『４』～『５』の、ですます調になっています。機械の音が二重に聞こえて、さらにこの口調はブキミ）
ウカ「ワシを誰だと思っている…それよりも、ま～たコルテックスのアホが失敗しおったわ～！！」
ディ「（もうとっくに知ってるっての・・・）」
そんなディンゴダイルをよそに、エヌ・ジンは会話を進める。
ジン「わたくしどもも、そのことを聞いて、まことに口惜しく思われます。だから、我々は復讐をしっかりと励んでいるのです。」
ウカ「ほぉ・・・しばらくコルテックスから離れていたようだが、その研究は実を結ぶのだろうな…？」
悪の仮面、ウカウカは、多少怒り気味に話していると、彼は思った（最も、怒っている時以外を見たことがないが）。
ジン「ふふふ、お任せください、ウカウカ様。必ずや、喜ばせましょう・・・」
ウカ「ほう・・・コルテックスやエヌ・トロピーとは違って、うまくやってくれるかもしれないな・・・思えば貴様がメインで動くことなど、さほどなさそうだったな・・・」
ディ「（あのハゲ親父が出しゃばりまくってっからなぁ）」
ウカウカは、一安心（？）したのか、こう言った。
ウカ「ワシは疲れておる・・・しばらくしたら戻るが、席を空けておく。」
ジン「・・・？ウカウカ様、どちらへ？」
ウカ「疲労を取りに、おんせ・・・あ、いやいや、なんでもないわい。とにかく貴様らは、は～たらけ～！」
ジン「ぎょ、御意に！（って戻ってくるんかい）」

シュポン

と、ウカウカはまたも煙に包まれ、姿を消した。
ディ「なんか次々消えていくぜぇ・・・」


ココ「アクアク箱発見！」
夕焼けのジャングルを行くココは、ダブルジャンプ＆空手キックでアクアク箱を壊した。
アク「○＊♯☆／●！！(←何語？)　久々じゃ～！」
ココ「いやぁ、夕焼けがきれいよ、アクアクさん。」
アク「うむ。景色がきれいじゃと、ワシの足も自然と進むのぉ～。」
・・・アクアクに足ってあったっけ？
進んでいくと、また見慣れぬ箱を見つけた。
ココ「何かな、これ？」
アク「箱に、赤い星が描かれておるのぉ～」
どこかで見たことのあるマークかも知れない……まぁ、危なそうな箱ではないようなので、足払いで壊してみた。
ココ「ア、アイテムみたいなもの？？」
アク「……はっ！敵がいっせいに出てきおったぞ！」
ココ「え・・・えぇ！？」
どんどこどんどこ接近！やべ、やべ、やべ！
ココ「えぇ～い！！」
思い切って、めったにしないスピンアタックを繰り出してみた。…直接当たらなかった！が、その瞬間に青いウェーブが生まれ、周りを攻撃した！
ウェーブに触れたザコ敵は、簡単に吹っ飛んで行ってくれた。
ココ「・・・・・・こんなパワーアップした覚えないんだけど・・・」
アク「！！あれか！ココ、あの赤いお星さまの力じゃ！」
ココ「……あぁ！！思い出した！昔に出てきたあれなのね！」
【ドクどくレーサー】ででてきたあのお邪魔アイテムだった。こんなところででてくるとは。…今回はかなり力になってくれた。
アク「…よし、今の技は、【ショックスピン】とでも命名じゃ！しかし、イショック（異色）のアイテムじゃな」

ひゅ～～～　夕焼けに木枯らしが…そんなバカな…

ココ「……まぁ、それはともかく、このまま進んでいきましょ！」
うれしいことにこのアイテム、ストッピング以上に攻撃範囲が広いので、バクダン箱やニトロ箱を安全に破壊できるみたい。
ある少し大きめの柱の側に、パワーストーンが、空中に浮いているのがわかった。
ココ「えぇと、どうやってとろう・・・」
アク「む！！仕掛けがあるようじゃ。キックで作動じゃぞ。基本動作じゃな？」
謎を解き、パワーストーンの目の前まで来れた。
ココ「ほあぁ…なんてきれいなの・・・」
感性豊かなココは、こんな情景がうれしかった。」
アク「いいの～」
ココ「……よし！いつまでも見てるわけにはいかないし、これをしっかり持って帰らないと！」
夕焼けの宝石を見終え、ココは手に取ってゴールにまっすぐ向かう。
ココ「んん・・・迷惑ね・・・」
光の輪の近くに、ザコ敵がたむろっている。ココは星を取って・・・
ココ「ショックスピ～ン！！」
まとめて蹴散らし、ダイヤを貰って帰還。

ココ「これで見事、１５個収集！」
アク「またもボスか…」
ココは歩いて、とっても回るような台の上に立った。
アク「………あ！！！」
ココ「な、何！？」
アク「すまん！ずっと話し忘れていたことがあった！今回の計画に・・・」
ちょっと遅かった。ワープしてしまった。

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