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Crash Bandicoot Coco's Tale
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第18話
2013/06/23(日)00:17:46(12年前) 更新
キー――ンキーーンキーンキーンキーンキ
シュアアアアア!!!
また熱いのが来ると思いきや、今度は一面氷漬けになってしまった。
ココ「何これ……え!?また足と…今度は右腕まで!!」
アク「……………」
ココ「ちょっと、アクアクさん!!……!!」
すぐに、何があったのか把握できなかった。静かにとんでもないことがわかってきた。
ココ「なんでアクアクさん…カッチンコッチンなのよ~~!!!」
ココ涙目。あ~あ、とうとう憂き目にあっちゃったよ。
ココ「(早く、抜け出さないと…!)」
かろうじて動かせる部分を駆使して、脱出しようとするが…
ディ「寒いぜ、ベイべ~……」
ココ「あ……」
とうとう飛来したディンゴに見つかってしまった。
ディ「ちきしょ~・・・おめっちのせいでオレっち、少し氷に閉じ込められてたっだかんな…」
元気も威勢もない。体を悪くしたのだろう。えらくだるそうにしている。
しかし、それでもディンゴはマシンの発射孔をココに向ける。
ディ「はぁ~、はぁ~…」
ココ「ちょ、ちょっと、こんな状態の私を狙うつもり…?」
彼はまだ頭がぼんやりしているようだ。
ディ「ぬぬぬ…」
ココ「(ん~~)こ、こらぁ!か弱い女の子を滅多打ちにするつもり???」
まだ抜けようとしても、氷は砕けない。
ディ「ふみゅ~」
ココ「ハ、ハクション!!……ディンゴ~、あるとき仲間だったでしょ~?情けぐらいかけてもいいんじゃな~い?」
かなり焦るココ。そんな言い訳、通じようか。
ディ「………」
ココ「(ニ二二~~…)ね、ね??お願い♪」
誰もそんな話聞いてないわ。
彼はボケ~っとしながら、パワーを注入し始めた。
赤い光が見えたとき、ココは絶望していた。
ココ「(あぁ~、もう、私っておしまい?)」
希望を見出そうとしていた……その時!!
ディ「ブゥワァックシシショォォン!!」
その時、体が揺れたために照準が的外れになった。地面に炎が当たった。
ココ「…!!あったかくなってきた・・・まさか!」
決してココは見捨てられることはなかった。みるみる氷解している。
ココ「ふぅぅぅ・・・」
しかし氷漬けのショックで、足は万事うまく働かない。どうもダブルジャンプができなさそうだ。
フィールドの温度があがり、ディンゴも落ち着いてきた・
ディ「ふっ!幸運だったなぁ、憎いぐらいに!!」
ココ「(まったく、危険だったわ…)」
ディ「ま、こうでなくっちゃな!!さぁ、ぶっ潰してやるさ!!どぅいやっはっはっはっは!!」
スイッチを入れ替え、アイスパワーを蓄え、思いっきり上に向かって発射。
ココ「いったい、何を…?」
すると瞬時に炎パワーをスピード充電させて上に向けてばらまいた。
ディ「さぁ、誰も見たことのない芸術だぁ!!」
今度も大パニック!!炎をまとった何かが急接近してくる。……それもあちこち!
ココ「(いてて、これだとあんまり動けそうにないカモ…)」
その何かが地面に落ちてきた瞬間、バラバラになって、それに伴って…
ココ「ほ、炎まであちこちに…」
ジャンプやしゃがみでひたすらにかわす。
ディ「氷はツララになり、それがまっさかさまに落ちていく。そしてオレっちのかわいい炎ちゃんがセットになって落っこちてくる…」
ココ「それが…今の技…」
ディ「いや~、芸術的な技だぜぇ!!むっひょょょょ~~!!!」
叫んで力を鼓舞し始め、炎にスイッチを全力にする。
ココ「(……あら?そういえばアクアクさんが…)」
近くを見ると…真っ黒焦げになっていた。
ココ「(ちょ…ええ~~!!!)」
心の中で軽く泣き叫んだ。泣きっ面に蜂、といったところだろう。もし一発でも喰らおうものならおしまいだ。
ディ「時間かかっちまった~。ま、これでぶっつぶれるがな…」
炎を2段にして真上にうち、ココを追い詰める。
ココ「はぁ、はぁ・・・」
走る速度は幸い落ちていない。ただただ逃げるのみ。
一気に決めにいこうとしたディンゴダイルは、まさにマックス級の炎を用意した。
力が蓄えられ…
ディ「いぃっくあぁっすぜ!!べ・イ・べ~!!!!」
これでもかというほどの炎を大噴射!島が焦げるほどヤバい火焔。つらいながらココは走る。
ココ「もう少し、ふぅ、ふぅ。」
案の定バリアが壊れている。…島が揺れ始めた。
ココ「こりゃ早くしないとまずそうね…」
必死でハイジャンプでディンゴダイルに近づき、今度は尻尾のあたりから上に向かって厳しいキック!
ディ「おわぁぁ!!」
ワーーーンワー(以下略
ばきーーん!!!
また中央には黒焦げの戦士が一丁……
ディ「あぁ!!もうやけだ!!くらえ――!!」
ファイアチャージを発射するが、やっぱり外す。そして、またスイッチがむき出しになったので、今度はかかと落としで作動。
ココ「荒いかも知んないけど…とりゃ!」
今度はディンゴのいる足場から煙が出て、彼は動けなくなってしまった
ディ「ななななななななな………!!」
ココ「ふふ~ん♪」
意地悪そうな眼をして敵を見つめて、調理法を考えるココ。
ココ「じゃ、とどめ、は……」
ディンゴのマシンを踏んで猛スピードで落下し始めた。
ココ「スーパーストッピング~!!」
頭上に見事効き、ディンゴダイルは伸びてしまった。そして
ウィー(ry
どk(
ディンゴのお気に入りは木端微塵に破裂した。
もともと、炎と氷をセットにした、無理のある機械だったのだろう…
ココは、『カンフーヌンチャク』を覚えた!!
ココ「やった~!!これで、遠くのニトロ箱も壊しまくるわ!!お兄ちゃんのバズーカよりかっこいいわ~!!」
〈※ただし、ちょっと考えればわかるが、『リンゴバズーカ』よりは範囲が狭いぞ〉
ココ「……ふん!!いいもーん!!このピンクのヌンチャクがぴったりよ!乙も弱いお兄ちゃんなんて、リンゴぶっ放してる方が性に合ってるわ!ぷん」
ココ「はぁ~。はぁ~・・・これで、済んだかしら?」
ディンゴダイルはかろうじて残ってる力で話した。
ディ「ふぁぁ、オレっちの、負けだよ……ち、ちっきしょ~…」
お互いが疲弊しきっており、ギリギリの戦いだった。
ココ「あんな機械、私の技術力じゃ無理ね……ねぇ、ディンゴ。」
ディ「な、な、なんだよ、ベイベー」
勝負が終わってもベイべっている。
ココ「あんた、どうせエヌ・ジンに加担してるでしょ?なんか隠してることあったら教えなさいよ。」
ディ「は、は……ハックショョョン!!し、知ったこっちゃねぇよ。旦那はオレっちでもつかめねぇとこあんだよ…」
ココ「(だ、旦那…?)」
どうも困った顔をしてしまった。全く接点のなさそうな二人の関係が、変なものにつながっているように思われた。
いくら考えても、分からない。エヌ・ジンは、なんとなくコルテックス一筋だから、コミュ症……ではないにしても、社交上手には思えなかったのだ。
ココ「ま、あんたたちの関係はよく(っていうか全く…)わかんないけど、なんかないの!?」
ディ「ひぃぃぇぇ。やめれやめれー。オレっち、ろくに知らされてねーっての。」
疲れているせいで、ディンゴは投げやりで話している。
ディ「でも…なんか変な空気だった気はするぜぇ。よくはわかんねーがな。」
ココ「ふ~ん…」
ディ「ま、あれだ。……おめぇさんよ、きぃつけな!!この先は…きびし~いからよぉ!!」
ココ「……それは応援って意味?」
半ば冷めた目で見たいたココが、すこしだけ表情を険しくさせなくなった。少し緩んだ。
ディ「へっ。そう思いたきゃ、思っとけよ……。まさか兄妹におんなじこというとはなぁ。」
ココ「…………」
一瞬黙り込んだが、すぐにココは返事した。
ココ「ありがとっ、あんたの忠告。天使にならない程度で注意しとくわ。にしても、ディンゴってやっぱりいいやt」
ディ「やめやめーーい!!そんなこと女の口からでたら、オレっち恥ずかしいぜ~!じゃ……あーばよっ!!」
彼はなぜか急に元気になって、いつの間に用意したワープ装置で立ち去って行った。
ココ「(仲間だった時もあんなんだったっけ、なつかしいわ。)」
思い出に軽く浸りつつ、足も痛めてるのでさっさと戻っていった。
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