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第3話
2013/01/06(日)00:05:03(11年前) 更新
っしゃぁ・・・・
クラッシュはワープしてきた。何やら上品な感じの部屋である・・・
???1「おやおや、やっと来たかい、小僧・・・」
クラ「やい、なんでおまえがいるんだ!ピンストライプ!!!」
そう、???1の正体は、ピンストライプ・ポトルーであった。
ピンストライプ(以下ピン)「ふふ、あのコルテックスの方から協力を求められてねぇ。暇だったし、見返りはあるし、おもしろそうだったからだ。ま、俺は冴えてるから、おまえが来るのも分かっていたがな・・・」
クラ「んなこたぁいい!!それより、オイラの!オイラの、い、い、愛しの、タウナを!!返せ!!」
ピン「返せって言われてもなぁ・・・向こうからお前をフッて来たわけだし、お前はもう何も言えねぇぜ?」
クラ「お前なんかがいたからだろうが!ぜ~ったい、許さないのだ!うぉ~~!」
クラッシュはスピードシューズをはいているかのような素早さで、ピンストライプの元へ走ってきた!しかし、
ひょい
とかわされてしまった。
クラ「うわ~~!ぐーー・・・!」
ピン「こんな野蛮だから、クールな俺と違ってモテなくて当然なんだよ、クラッシュ君?」
クラ「ぐわ~~!」
ピン「タウナには多少辛いかもしれんが、さっさと終わらせてやるよ!!」
彼は自慢のマシンガンを取り出しクラッシュの方へ向けてきた!
ピン「これが俺の快感・・・うっひゃっひゃっひゃっひゃひゃ~~!!」
クラッシュ向けて乱射を始めた!!
クラ「どっひぇー・・またアイツ、暴走してやがる!」
アク「すまんクラッシュ。遅くなった。」
クラ「アクアク!何だよ、遅いよ~!」
クラッシュはマシンガンの弾丸からよけるために物陰に隠れていた。
アク「やつは時々移動しとるようじゃ。そこを狙って・・・」
クラ「もち!行くぞ!」
クラッシュは移動中のピンストライプにスピンアタックをかました!
ピン「ふ、相変わらずのスピンだな・・・だがそんなんでは俺を倒せん!」
ドドドドドドドド!!乱射は続く
しかも・・・
ピン「どこの物陰に隠れている!?じゃ、プレゼントだ!」
といって彼はスイッチを押した。すると物陰の床から炎が噴き出した!
クラ「あっつつつ~!」
ピン「バカめ!何度も同じようにいくか!」
アク「クラッシュ!隠れながら、床の炎にも気をつけるのじゃぞ!」
クラ「言われなくても分かってるのだ!」
彼は逃げながら、チャンスをうかがった。
クラ「じゃ今度は、ハイハイで近づくのだ!」
ゆっくりと近づいていき、今度はスライディング!
ピン「ぐぁ!そんなワザまで持っていたのか!?」
クラ「タウナにフラれてから特訓したワザなのだ!とどめだぁ~~!!」
彼は台からジャンプして、渾身の・・・
クラ「いっけぇ~~!オイラのスーパーなワザ、ボディプレスなのだー!」
ピン「!!!」
ピンストライプには逃げる隙がなかった。そのままクラッシュのワザをまともに喰らい、そのまま倒れた。
クラ「やった~い!!」
何と彼は、スーパーボディプレスが使えるようになった!
クラ「さ、タウナを・・・」
ピン「んなもん知らん・・・おまえなんか、もう相手にしないだろうよ・・・」
クラ「・・・・・・(タウナ・・・)」
アク「そう落ち込むな、クラッシュ!きっといつか、いい出会いがあるじゃろうて。」
ピン「意外に成長していたじゃねえか・・・昔はあんなオドオドしてたのに・・・少しはりりしくなったかもな・・・」
クラ「お前なんかに言われたって、ちっともうれしくないのだ」
ピン「さっさと行っちまえよ、クラッシュまださきは長いぜ・・・」
クラ「あっそ。じゃ、さよならなのだ・・・」
クラッシュたちは戻っていった。
ピン「もうあいつらにはなんの義理もねぇ。ズラかるか・・・」
ピンストライプも、どこかへ去って行った・・・
ワープルームにて・・・
ココ「お帰り、お兄ちゃん!やったじゃない!これで次へ進めるわ!」
アク「いやはや。おめでとう、クラッシュ!因縁の敵に勝ったんじゃからのぅ!」
クラ「・・・なぁ、ココ、アクアク爺さん・・・オイラ、やっぱりタウナにフラれてショックだよ・・・」
ココ「あ、そっか・・・タウナさんは、ピンストライプのところに・・・」
クラ「冒険に慣れてないから、苦しい思いをしたのに・・・せっかくタウナを助けたのに・・・・・・あんな、あんな男のところへ・・・!」
やはり、彼には彼にしか分からない、深い悲しみがあった。未だにタウナの写真を家に飾っているので、あきらめきれないのだろう・・・。
アク「まぁ、それで新アクションを身につけ、数々のピンチを乗り越えたわけじゃからのぉ・・・」
ココ「そ、そうよ、気にすることないわ!私が来て、モテモテトレーニングをして、お兄ちゃん立派になったんだから!!私もここでお兄ちゃんと暮らしてるわけだし・・・」
アク「そうじゃ!こんなに頼もしい妹がいて、おぬし、幸せもんじゃよ!」
クラ「・・・こっちで、良かったのかな・・・タウナにフラれて、得るものも一応あったけど・・・」
ココ「お兄ちゃんらしくない!びしっとしてよ!だからこうして私がいるんじゃない!!」
アク「これからのおぬしは可能性に満ち溢れておる!がんばるのじゃ!!」
クラ「ココ、アクアク・・・あ、ありがとうなのだ・・・」
彼は一度太ももをたたいて元気を出した。
クラ「よぉ~し!またあのコルテックスをぶっ飛ばすぞ~~!」
アク「それぞワシらのクラッシュじゃ!がんばるぞよ~~!」
クラ、ココ「オオ~~~!!!」
兄妹の元気な声が響いた!
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