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Crash Bandicoot Coco's Tale
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第4話
2013/03/22(金)23:52:32(11年前) 更新
ココ「う、う~~ん・・・つ、着いたの?」
ココが起きると、あたりはアラビアンな建物の屋上にいるようだった。
ちょうどアクアクもそのときやってきた。
アク「到着じゃのお。」
ココ「さて、と・・・近くにボスがいるってこと・・・ね?・・・にしても暑い・・・」
彼女は少しして、自分を覆う影が大きくなった・・・と思うと細くなったのが分かった。
アク「ココォ!!」
とっさの判断で、すぐかわせた。それが刀――どこかで見覚えがあるような――だったのが分かった。そして、そのボスが近づいて・・・。
アク「空中の空飛ぶカーペットに乗っているようじゃが・・・」
ココ「まさか!?」
そう、予想の通り、あの緑色のドラゴンだった。
モー「グッフッフッ・・・」
アク「コモド・モー!おぬしか!」
ココ「もぉ!(←しゃれ) またあなたなの!?」
モー「・・・・・・・・・」
何かがおかしい。反応が無愛想、というより無機質な感じがする。
ココ「???」
モー「オマエ、アニキトモドモヤッツケタ。オラ、ブッツブス!!」
カッキーーーン!!
いきなり勝負が始まった!モーはカーペットで移動しながら、遠距離から刀を投げてくる。
アク「きをつけぇい!」
ココ「う、うん!!」
最初のうちは楽である。と思っていたら、いきなりカーペットが足場に近づいてきて、直接刀をふりおろしてきた!
ココ「ひぃぃ!」
モー「・・・・・・・・・・」
彼からは以前と違い、全く感情が感じられない。
カーペットが足場に再び来たとき、モーはばてていた。カーペットも停止状態。
アク「い、今じゃ!!」
ココ「えぇい!空手キーック!」
ビシッ!
モー「フガッ・・・ナニスル」
ココ「・・・!そうだ、目が変!!」
アク「た、確かに・・・あのぐるぐるは!?」
アクアクは何か思い出したようだが、モーはお構いなしに遠くから刀を連続で投げてくる。
ココ「んん!!どんだけ投げたら気がすむの!?」
今度は、あの刀の達人らしく、ブーメランソードを取り出して投げてきた。
ココ「(いっ!また・・・)」
何とかジャンプでかわすココ。再びカーペットが停止したが・・・
ココ「なっ、なんか高い・・・(私じゃ届かない!)」
どうも普通のジャンプじゃたりないようなところに来た。
アク「あせるな!↑ブロックが一時的にあらわれておるぞよ」
ココ「! よ~し!そーれっ!」
大ジャンプして、今度はストッピングで上から大攻撃を食らわせた。
モー「グオッ」
再び離れていき、かわすパターンに入った。
ココ「あの、アクアクさん?」
アク「な、なんじゃ?」
ココ「あのぐるぐるの目のことだけど・・・」
言った瞬間、横から刀が飛んできていた!にげられない!
ココ「キャ~!」
アク「×△★♯◇○!!」
ココ「あぁ~!(なんてバッドタイミング・・・!)」
モーはだいぶ限界が来ているせいか、体が動かなくなっている。
モー「フー、フー・・・」
ココ「いまよぉ~!」
と言って、↑ブロックに乗ってモーの頭上を捉え、タイミングよく・・・
ココ「からて、キ~ック!!」
見事ヒット!!
モー「グッ・・・グワァァァ~~」
そのままの勢いでモーは どしーん! と落下した。
ココ「ハァ、ハァ・・・・・・ふぅ」
やったね!ココは、スライディングを覚えた!!
ココ「(あれ、今まで使えなかったっけ・・・?そ、それよりも!)」
ぐったりしているモーを乱暴に起こそうとした。
ココ「ちょっとぉ!なんてことすんの!?わけを聞かせなさい!!」
モー「・・・む~・・・」
なんとか起きたが、ココを見るや否や、急におびえて距離を遠ざけた。
モー「げっ!な・・・・・・なんなんだな!?」
ココ「それはこっちのセリフでしょ!なんで私を襲ったの!?」
モー「へっ???」
彼にはさっぱり、というか、とんと見当もつかぬ、といったところだった。
ココ「・・・・・・」
モー「オ、オラ、さっきまで何してたんだな??」
ココ「わ、私に聞かれても・・・」
モー「・・・・・・オラ、ぜ~んぜん覚えてないんだな・・・」
ココ「とぼける気!?私を散々苦しめといて、その態度は・・・」
ココはあの目のことを思い出し、あきらめかけていた。
モー「・・・!そういえば、オラ、ついこの前、ミサイル頭の男に会ったんだったなぁ」
ココ「! エヌ・ジンの事ね!・・・で?」
モー「その後で兄貴を探しに行こうとしたら・・・」
と思ったそのとき、コモド・モーは謎の光に包まれていた!
ココ「な、何これ・・・」
モー「・・・!」
プシュン!!!
ココ「ウッ!」
一瞬強い光だったので、目をつむってしまった。目を開けると、刀だけが残っていた。
ココ「・・・?」
これ以上追跡不可能なので、仕方なく戻ることにした。
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