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クラッシュ・バンディクー8 深紅の野望と漆黒の友
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第2話
2015/08/14(金)18:52:52(9年前) 更新
さて、皆さんお待ちかねの本編でございます!w(
「…ふああわああぁぁ~~…よく寝た~…」
「お早う、クラッシュ」
「おはよ~アクアク…」
クラッシュは起床した。
「クランチはもう起きとる、外に出てストレッチしておるぞ。ココはまだ寝ているが、もうすぐ起きてくるじゃろう」
「うん、わかった」
「それと昨日聞いたのじゃが、どうやらココとクランチからそれぞれ話があるみたいじゃ。朝食のときに話すつもりらしい」
「そうなの?話ってなんだろう…」
そう思いながら2人はココとクランチが集まるのを待った。
しばらくしてクランチがストレッチをし終わって家に入ってきた。
「おう、おはようクラッシュ。今日はお前に話したいことがあってな、飯のときに話すぜ」
「あぁ、それはアクアクから聞いたよ。あとで聞かせて」
「そうか、わかった」
「おはよう3人とも」
ココが起きてきた。
「おはよう」
クラッシュ、クランチ、アクアクが声を揃えて言った。
「さて、飯の支度をしなきゃな」
クランチはそう言うとキッチンに向かっていった。
そしてようやく朝食の準備ができたようだ。
「いただきます」
クラッシュ、ココ、クランチはそう言うと朝食を食べ始めた。
数分後、ココとクランチが口を開いた。
「そうそう、お兄ちゃんとクランチには言ってなかったけど、今日紹介したい人がいるの。あと30分ぐらいすれば来るんじゃないかな」
「オレも紹介したいヤツがいてな、そいつも30分ぐらいしたら来るだろう」
「紹介したい人?…まさか彼氏と彼女?」
「違うわー!!!そんなわけないだろー!!」
ココとクランチはズッコケながらもクラッシュの発言を否定した。アクアクは『やれやれ』というような顔をした。
「まったく、昨日の話もう忘れたの?コルテックス城に向かう前に戦力となる人数を増やすのよ!」
「そうだ、そのためにオレは人を呼んだんだ!彼女なわけないだろう」
「あぁ~…そういや言ってたね、ごめんごめん」
クラッシュが軽く謝る。その直後にココとクランチはあからさまなため息をつく。
「…とにかく朝食を早く済ませちゃいましょ、わたしは『創ったもの』も見せたいんだから」
「ん、『創ったもの』とはなんじゃ?」
アクアクが訊ねた。ココはどうやらこのことはアクアクにも言っていなかったようだ。
「それは紹介したい人が来た後でね」
とりあえずそこで一旦会話は途切れ、朝食を少し急いで食べ終えた。
「ごちそうさまでした」
3人はそう言うと食器を片づけ始めた。3人が手分けしてテキパキと片づけたため割と早く終了し、ひと段落した。
「ふぅ、もうそろそろ来るはずよ」
「オレが呼んだやつも、もう来るだろう…」
ココとクランチがそう言った直後、玄関のインターホンが「ピンポーン」と鳴った。
「鍵は開いてるから入ってきていいよー」
そして玄関のドアが開かれる音がした後、ココとクランチが呼んだ人物が家の中に入ってきた。
「…さて、ワタクシたちの準備はフィニッシュしたが…」
コルテックス城も朝を迎えた。やっと雨も止み、窓からは日光が射し込んでいた。
「コルテックスの呼んでいる人が来ないですねぇ…」
トロピーの呟きに続くようにブリオが言った。
「もうすぐ来るはずだ。連絡はちゃんとしたぞ」
コルテックスが言う。
「なぁ、そういやアイツらがいねぇけど、どうしたんだ?戦力になら、アイツらも加えたほうがいいとオレっちは思う」
突然ディンゴがコルテックスに話しかけてきた。
「アイツら…?あぁ、あの4人か。アイツらは強いのか弱いのかわからんな…第一、勝手な自由行動をしすぎだ。…まぁ多少は戦力になるか」
「決まりだな、アイツら探してくるわ」
「タイニーも一緒に行く!」
「どうッセ暇だシィ、オレたちも人探ッシシしてやるよォ」
「そうなんだな、オラたちも行くんだな」
「ほんじゃ行こうぜ」
ディンゴとタイニーとコモド兄弟はとある4人を探しに部屋を出た。
「コルテックス殿、そして拙者も知っている人物……それは誰なのか…」
エヌ・ジンはこれから来るであろうコルテックスの呼んだ人物が誰かを予想していた。
「あたいが知ってる人かな?」
ニーナもそれについては興味があるようだ。
「コルテックスはんの知っておる人…まるっきし想像がつきまへんなぁ」
リラ・ルーも話に乗ってきた。
「ふん、そんな事どうだっていいだろ」
コングは我関せずといったところだろう。
「まぁ、戦力になるなら誰でもいいんじゃないのか?それにもうすぐ来るんだろう?」
ピンストライプがこの話を収めるように言った。
「…ん、噂をすれば来たみたいだな」
コルテックスがそう言った。城のゲートが開いた音がしたからだ。
「おい、連れてきたぜ」
ディンゴたちが戻ってきた。探していた4人は案外早く見つかったようだ。
「おぉそうかご苦労」
「んで、コルテックスの言ってたヤツも途中で会ったから一緒に連れてきた」
「失礼致します」
「邪魔するぜ」
そのような声と、廊下を歩いてくる足音が聞こえてきた。そしてクラッシュたちの前に姿を現した。
「お疲れ、わざわざ呼び出してごめんね」
「いえ、社長のご命令なら私はどこへでも」
ココの言葉に、スーツを着て灰色の髪をしたバンディクーの女性が答えた。
「すまねぇな、道に迷ったか?」
「大丈夫だ、あんな簡単な道のりで迷うほど方向音痴じゃねぇよ、俺は」
クランチの言葉に、白衣を着て紫色の髪をした人間の男性が答えた。
「あの~、話の途中で申し訳ないんだけど、どなた?」
クラッシュが訊ねる。
「申し遅れました」
「おぉ、すまねぇ」
それぞれそう答えた後、自己紹介を始める。
「私は社長の秘書とボディガードを兼ねる、ティア・バンディクーと申します」
ティアという女性が名乗った。
「俺はコイツの知り合いの、ポイズン・ウィザライトだ」
ポイズンという男性が名乗った。
「ティアさんとポイズンさんか、よろしく」
クラッシュが2人に挨拶した。
「社長、こちらが社長のお兄様の…?」
「そう、わたしのお兄ちゃんのクラッシュ」
「ほう…お前の親友か」
「そうだ」
「まぁ、よろしくな」
「宜しくお願い致します」
2人は改めて挨拶をした。その後も会話は弾む。
「ティアさんはココの会社の秘書なんだ…ポイズンさんはクランチと知り合いみたいだけど」
「あぁ、ポイズンは化学者でな、健康サプリメントとかはコイツから貰ってるんだ」
「俺をこき使いやがって!ハッハッハ!」
クランチとポイズンは笑いあった。
「私は社長のボディガードでもあるので、戦闘もできます」
ティアはそう言って持っていた日本刀を見せた。
「ほう~これは凄いな…本物なの?」
クラッシュが訊いた。
「えぇ」
更にティアは鞘から刀を抜いた。刀身の銀色が日光を跳ね返し、輝いているように見える。
「日本刀の使い手か、すげぇな。まぁ俺もサーベルを使うんだけどな」
そう言うとポイズンは白衣の懐からサーベルを取り出し、見せた。
「凄い…」
ココが呟いた。
「あとは、毒を操れるぜ。薬の調剤も得意だから、怪我したときとかは任せろ」
「それは頼もしいですね」
ティアがそう言った。
「おっとすまん、紹介が遅れてしまったな」
アクアクがやってきた。
「あなたはどちら様でしょうか」
ティアが訊ねる。
「ワシはこのタスマニアの精霊、アクアクじゃ。よろしく頼むぞい」
「精霊か。こっちこそ宜しく」
「宜しくお願いします」
ティアとポイズンはアクアクに挨拶をした。
「まぁ、そのような武器を持っているのじゃから、コルテックスたちにも十分対抗できるじゃろう」
「コルテックス…昨夜社長からお電話をもらった際に、お聞き致しました」
「俺もクランチから聞いた。そいつらを倒すために協力してくれないか、ってな」
「2人ともそのために昨日準備してたのか~、やっとわかったよ」
クラッシュが納得したように言う。
「それでココ、さっき言ってた『創ったもの』ってなんだ?」
クランチが訊ねる。
「あぁ、そうだったね。自己紹介が終わったら見せたいと思ってたんだ」
ココが得意気に言った。
「おーい、もう来ていいよー」
その言葉を投げかけた後、こんなこだまが返ってきた。
「はーい、今行くー」
「…え?」
クラッシュは疑問に思った。女の子の声が返ってきたからだ。そして数秒後、露出度の高い透けたヒラヒラの布を身にまとっている女の子がひょっこりとココの部屋から出てきた。
「やっほー!あたしはフォウヘン・フライだよ!みんなよろしくね~!」
フォウヘンという女の子が自己紹介した。
「……ほう」
ポイズンが頷いた。
「うっひょおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
早速クラッシュは目がハートになってしまった。
「ココ、この子は一体なんなんだ…?」
「それはワシも気になるのぉ」
クランチとアクアクが訊ねる。
「わたしが昨日徹夜して創った作品よ。ある生物とある生物を合体させたんだけど、何だかわかる?」
ココはなんとなく問題を出してみた。
「ふむ……蝶と鳥のようですが…なんでしょうか…?」
「う~ん、ティアいい線いってる!正解は」
「クジャクとアゲハチョウだよ~」
フォウヘン自身が答えを言った。
「そんなことはどうでもいい!!早くオイラとデートにでも」
「待てコラ」
ココとクランチが軽く暴走状態にあるクラッシュの耳を引っ張ってなんとか止める。
「いやだああぁぁデートに行かせろおおおぉぉぉ!!!」
フォウヘンは「アハハ」と少し苦みを含んだ微笑みを浮かべた。
「…コイツ、本当にコルテックスって奴から世界を何度も救った英雄なのか?」
ポイズンが疑問に思い始める。
「お兄ちゃんはこれでも、ヒーローなんです…女には弱いんですけどね」
ココが皮肉交じりに真実を言う。
「しかし、社長は何故このような子を創ったのですか?何か理由がなければ…」
ティアが訊ねる。
「まぁ簡単に言えばあのコルテックスも女の子が好きだから、メロメロにして世界征服の意欲をなくそうってのが魂胆なんだけど…やっぱりこうなっちゃうわよね」
ココは若干冷たい視線をクラッシュに送りながら言った。当のクラッシュはクランチに取り押さえられている。
「うーん、それにしても可愛い子だな」
クランチが呟く。
「ちょっとぉ、クランチまでメロメロになってどうすんの!?……ちょっとクジャクの血を強くしすぎたかなぁ…」
「まぁまぁそう落ち込むな。ちゃんと戦力になってくれるんだったら、それでいいんじゃねぇのか?」
ポイズンがフォローする。
「…そうですよね。コルテックスの部下のディンゴダイルっていうヤツみたいに合成生物として創ったんですけど、うまく戦ってくれるといいな」
「あたし、ちゃんと戦えるよ!羽根飛ばせるもん!」
フォウヘンは自分の翼を広げて見せた。
「へぇ~それはすごいな!オイラと一緒に戦おう!」
クラッシュはやっと落ち着いてきたみたいだった。そして意気込む。
「うん、いいよ!」
フォウヘンはニッコリしながら頷いた。
「…兄貴が言うなら仕方ないけど、なんで私は連れてこられなきゃいけないの…?」
「全くだな。せっかく気持ちいい風を楽しんでたところだったのによ」
「何も無理矢理終わらすことはないじゃないですか…」
「ったく何だよ呼び出しって。クソだりぃなァ」
呼び出されたことに対して不満を露にする4人。
「仕方ねぇだろ、呼んで来いって命令されたんだからよ」
ディンゴが言った。
「で、お前ら一体何してた?」
コルテックスが4人に対して問う。これは実は毎度のことであり、コルテックスはこの4人が集まっていなかった場合いつもこうして理由を聞いている。
「まずユナからだ」
「ユナは…ハーゲンダッツ買ってた」
ユナという人間の少女が答えた。
「…またか。次、フレイ」
「俺は空を飛んでたんだよ。猛スピードで駆け巡ってたんだ」
フレイという鷹の男性が答えた。
「あぁそうか、次は舞姫だ」
「私はレースをしていましたが」
舞姫という人間の女性が答えた。
「最後、セリカ」
「何でお前にそんなこと言わなきゃいけねぇんだよ」
セリカという人間の男性が口答えした。それを聞いたコルテックスは怒りのあまり体が震えていた。
「…貴様らワシの部下だということを忘れたのか!?勝手な行動はするなといつも言っているだろう!!」
「うっせーな、俺様にだって『都合』ってもんがあんだよ!そうだろ?」
「へっ、コイツの言うとおりだな。俺たちにも『自由』があるはずだぜ」
フレイとセリカはコルテックスに抵抗する。
「なっ…貴様ら誰に向かって…!!!」
「あの~、途中で悪いランスが、もう1人そこにいるランスよ…?」
トランスが話を遮って指摘する。
「…」
確かにそこにはセーラー服のような服を着た女性が立っていた。
「待たせてすまん。ワシの後輩のシエラだ」
コルテックスはワルワルスクール時代の自分の後輩のシエラという女性を紹介した。
「私はシエラ・ミルヒーユ・ペルシャ…よろしく」
シエラは軽く自己紹介をした。
「シエラは立派な科学者でな、今回未来に行くメンバーとして加わってもらう」
「…ほう、あなたがですか…大きくなりましたね」
ブリオがしみじみとした口調で言う。
「とりあえずこれでメンバーは揃ったようじゃな。ではこれから未来に行くのだ」
「オーケー、ではボタンをプッシュ!」
トロピーはそう言うと近くにある輪っか状の装置のボタンを押した。すると輪っかの真ん中に黒いモヤが発生した。このモヤは時空の歪で未来に繋がっているのだろう。この装置はトロピーが造ったものだ。
「にょほほほほほほほほ~~~~~!!!!!早速入るのにぇ~~~!!!」
「ではレッツ・ゴー!!」
「ちょ、ワタシを置いていかないで!」
「早く行けランス!!」
「…行ってくるわ」
リパー・ルー、トロピー、ブリオ、トランス、シエラの順で黒いモヤに飛び込んでいった。そして黒いモヤは消えてしまった。
「さて、残ったこちらではクラッシュの家に乗り込む者を決める。アイツらが未来から帰ってきたら、そのまま向かってもらう。が……いい機会だ。おいお前ら、反省の意味合いも込めて行ってこい」
コルテックスは先ほど叱った(キレた)4人に向かって言った。
「はぁ?何で俺様たちなんだよ!?」
早速セリカが反発する。
「今言っただろう、反省の意味合いも込めて、だ」
「…ハーゲンダッツ買っちゃいけないとでも言うの…?」
「自由にレースをするぐらい、別にいいと思いますが」
ユナと舞姫もやはり反抗する。
「そこまで言うならやってやろうじゃねぇか。その代わり、この作戦が成功したら思う存分こっちの好きにさせてもらうぜ?」
フレイが交換条件として提案してきた。
「…フン、まぁ少しぐらいは自由な時間をくれてやる。ハーゲンダッツやハンバーガーもこちらで用意しておこうではないか」
コルテックスはこの交換条件に乗った。
「…よぉし、これで約束されたぜ!!お前ら行くぞ」
フレイは改めてやる気を出したらしいが、他の3人はまだ気分が乗らないようだった。
そしてここはとある研究所。何やら数十人が話し合っているようだ。
「よし、これで完成だ…あとはこれらをバラまくだけ……クックック…」
男は笑ったように見えたが、無表情だった。
「やっとできたな。ついに野望が実現するわけか」
男が呟いた。
「5年……これだけの歳月が過ぎたか…いよいよだな」
「えぇ、楽しみね」
男と女は話し合っていた。
「とりあえず実行はいつするの?」
女が男に訊ねる。
「あぁ、明日にでもする……これでやっと…そう思うと胸の高鳴りが止まらないな」
男は冷静に答えた。
「…おい、本当にするつもりか?そんな事」
男は少し強い口調で訊いた。
「フン、お前はせいぜい黙って見ていればいい。まぁ今のお前じゃ逆らうことも不可能だがな」
男はそう返した。
「まぁーもうそろそろ出番があるってわけねー」
女がふと言った。
「どうせ足手まといになるだけよ、アンタは。ま、戦闘の邪魔にはならないようにねっ!」
「なんですってー!?」
「なによー!!」
2人の女は口喧嘩を始めてしまった。その光景を見て1人の女が慌てふためく。
「あぁ…また始まってしまって…どうすればいいのでしょう…っ」
「いつもの事だから大丈夫よ。わざわざ心配しなくても」
「そうだ、そんなこと今更心配してどうする?テメェは心配性すぎるんだよ…」
すかさず男と女がフォローを入れる。
「とにかく、これで準備は整ったわけか?」
「あぁ、いよいよだ……楽しみに待っているがいい…」
女の問いかけに男は答え、不気味な笑みを浮かべた。
「そしてこの世に存在する全ては、いずれ俺たちのものになる……フハハハハハ、フハハハハハハハハハ!!!!!」
男の笑い声は研究所中に響いていた。
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