第8話

2012/04/06（金）12：37：08（12年前） 更新

第1章

「今回もないね」 「仕方ない、次へいくぞよ」


「そうじゃ、わしはちょっと先のステージを見てくるぞい」
「わかった」 「気を付けるんじゃぞ！」
「言われなくてもわかってるって！」

とは言ったものの、やはり心細いようです。
「うーん…一人で大丈夫かなぁ…」

村の中に入りました。
「ここが次のステージか…」


「…ん？なんだ、コイツ…」 「ブヒブヒーッ！！ブキュブキュブキュ…」
「え…イノシシ…？」

なぜだか村にイノシシが紛れ込んでいました。

「そうだ…コイツに乗っていけば、結構早くここを抜けられるかもしれないな…」
「ブヒャッ、ブヒャブヒャ！！」 「なんか『乗れ』って言ってるような気もするし…」


「よし、ここはコイツに乗っていこう！！」 「ブヒィィィーーー！！」
「それっ」

イノシシに乗って爆走し始めました！
「おお早い早い！！予想通りだ！」

「あ、穴があいてる…よし、ジャンプだ！」 「ブヒッ！」
「もういっちょ！！」 「ブヒーッ！！」

「階段をのぼって…お、箱があるな…左、右だ！」 「ブキュブキュ！」
「なんかこのトゲ…とりでで見たやつと同じか！ジャンプでよけよう！」
「ブキュー！」

「左、右、右！木箱も取ろう！」 「ブヒブヒブヒ！」
「1UPだ！左、左、右！…トゲをよけるぞ！」 「ブヒャッ！！」
「よし、チェックポイントだ……」


「…原住民がステップして踊ってる！？でも邪魔だ…避けるしかなさそう！」
「ブヒブヒ！」 「いいぞいいぞ、その調子！左・右・右！」

「えーっと、次の原住民は…左を通るんだ！！」 「ブキュー！」
「これはジャンプ台！？後ろには穴があるし…よし、飛べ！！」
「ブヒャーーッ！！！」

「箱は右・左！原住民は右だ！！」 「ブヒッ！」
「次はジャンプ！！」 「ブヒャー！！」
「おぉっと箱をのがすところだった…あぶないあぶない…トゲはジャンプ！」
「ブキュブキュブキュ！」

なかなか順調に進んでいます。

「よし、チェックポイント…右・右・右で、箱も右、原住民は左だ！！」
「ブヒブヒーッ！！」 「うわぁ箱がいっぱい…全部壊さなきゃ！！」

「左・左・右、左いって右3つ箱がある！！」 「ブヒャブヒャブヒャー！！！」
「よしっ、全部取れた！！トゲは右・左、原住民は右…ってあれは？」
「ブヒブヒ…」 「な、仲間だったのかな…」
目の前にはこの乗っているイノシシの仲間であろうイノシシがくしざしにされていました。

「かなしいけど、これも運命なんだよ…ジャンプで飛び越すんだ！」
「…ブヒッ！！」 「右・左で箱は左！」
「ブキュブキュ…！」 「こっちにも仲間が……これはくぐりぬけよう！」 「ブヒャ！」


「トゲは左・右で箱が右にある！」 「ブヒャッ！！」
「ここにも仲間が…たくさんいたんだ……ジャンプ！」 「ブキューッ！」
「お、ゴールの音だ、もう少し！！」

「トゲはジャンプで…最後の原住民は……えっと…」 「ブヒッ！」
「左…とみせかけて右だ！！！」 「ブヒャー！！！」


「やった、ゴールだ！！ありがとう、イノシシ…君がいたからこんなに早く抜けられたよ」
「ブキュブキュッ！！」 「またどこかで会えたらいいね…」 「…ブヒッ！！」


そしてイノシシに別れを告げ、次のステージに向かったのでありました。

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