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クラッシュ・バンディクー 謎の精霊と支配された世界
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アネットの心
2013/05/26(日)13:39:58(13年前) 更新
第一章~精霊と少女~
アネットは、少しずつ回復していった。そして、いつの間にか、クラッシュたちとも仲良くなっていた。特にココとは、まるで姉妹のような間柄となっていた。それはアネットにとって、嬉しい事でもあったが、昔亡くしてしまったシェリーを思い出してしまう引き金のようなものでもあった。
微笑みながら物事を話すココを見て、寂しさのような、虚しさのような、そんな感情をアネットは抱いていた。
コルテックスさえいなければ…
コルテックスさえいなければ、シェリーは…
そんな風にアネットは思うようになっていった。それでも、そんな感情を表に出してしまったら、クラッシュたちに迷惑がかかるので、心の奥底にそんな邪な感情はしまっていた。
アネットは最近、こんな事を思うようになっていた。
「もっとこの人たちと一緒にいられたらいいのに…。」
いつしか、傷なんて治らなければいいのに、なんて事も思い始めていた。
そんなある日。アネットがココと一緒に散歩をしていた時、突然、ヘリコプターが頭上にやって来て、そこからコルテックスが降りてきた。そして、嫌がるアネットに麻酔針を打ち込み、ヘリコプターにアネットを乗せてどこかに行ってしまった。ココはそのあたりで我にかえったように家に走り出し、家についてすぐ、こう言った。
「お兄ちゃん、アクアクさん、クランチ!アネットがコルテックスに!!」
それを聞いてすぐに三人は家を出てアネットを助けに行こうとしたが、何故だか体が動かない。そうこうしているうちに、一日が経ってしまった。
その頃…
「やめて!何するの!」アネットが叫ぶ。コルテックスが言う。
「やっぱりアネットだ…。アネットが他人を強く恨んでいたのか…。と、いう事は、アリスが乗り移れる人物は、アネットだったのか…。」
「で、一体この娘は誰を恨んでいるのだ、アリス?」ウカウカがきく。
アリスはまっすぐコルテックスを指差す。
「コルテックス!?…まあいい。とにかく、この娘に乗り移るのだ、アリス!」ウカウカが言った。アリスが頷く。
「やめて!お願い!!」アネットは叫び続ける。だが、コルテックス達にはそんな叫びは届いていないだろう。アネットはデジャブを覚えた。
コルテックスにまた私は、支配されてしまうのだろう。
怖くてもうアネットは、何もできなかった。
次の瞬間、アネットの体に激痛が走った。アリスがアネットの全てを支配し、とりついていく。アネットは、激痛のあまり気絶していた。
目が覚めたときに、アネットは自分では何もする事が出来なかった。
「目が覚めたか、アネット。」ウカウカが聞く。
「はい、ウカウカ様。」それ以外、アネットは何も言えなかった。
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