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悪夢
2013/10/12(土)18:58:09(12年前) 更新
ここからが本編です
「何ですか?え?精霊の部屋から話し声が聞こえてきた?」クレアラが言った。まずい。クレアラの耳に入ったら、もしかしたらニトロは殺されてしまうかもしれない。…くそ、なんで言っちまうんだよ、研究員!そして、予想通りのクレアラの命令が下った。
「話していた精霊を殺しましょう。軍に入っている者に、情など必要ありません。情をもった軍人など、必要ありません。」
頭の中で、クレアラの冷たい一言がずっと繰り返されていた。
今日も、あたしはチェックと一緒に話をしていた。いつも通り、話が弾んで、時折笑い声も出てしまう。特別面白い話じゃないのに、なんだか話してて楽しくなる、いつもの幸せな時間だった。
突然、部屋の扉が開いた。そして、あのクレアラって女が現れた。手には、麻酔銃をもっていた。
「・・・・・!」チェックの顔が凍りつく。クレアラは近くの研究員に言った。「話していたのはどちらです?」研究員があたしたちを指差す前に、チェックがこう言った。
「話していたのは俺です。」
「・・・・・!」あたしは何もできず、声も出せなかった。「そうですか。ですが、何故この緑の髪の女性は起きているのです?」「それは単なる偶然です。偶然精霊が起きてしまうことも、無いわけではないでしょう。」チェックは言った。「そうですか。では…」そういってクレアラは麻酔銃をチェックに向け、そして撃った。チェックはその場に倒れ、クレアラは倒れたチェックを引きずって、部屋からさっさと出て行った。あたしは、恐怖で硬直するばかりで、何もできなかった。
翌日、あたしはコルテックスから、青い髪の男を牢に入れた、あと2日で死刑と聞いた。「何故死刑なのですか!?」あたしは思わず言っていた。コルテックスは冷たく言った。
「何を話していたのか、いくら拷問しても口を割らなかったからだ。ワシに従わない者など、この精霊軍団には必要ない。」
あたしは、コルテックスの無情な言葉に、何も言い返すことができなかった。
それから2日間、チェックが処刑されるまであたしは必死にコルテックスに、チェックの処刑を考え直すように言った。そして、チェックの処刑が行われる今日も、コルテックスに言った。
「お願いします!その男を殺さないでください!」だがコルテックスの答えは、「あんな奴のかわりなぞ、いくらでもいる。かわりがいるのなら、あの男を生かす理由なんてないだろう?」そして、コルテックスはこう続けた。
「もうあの男の処刑は終わった。もう奴は死んでいる。あの男の姿を見たいのなら、あとで毒ガス室に行くと良い。もう毒は消えているはずだ。」
頭が、真っ白になった。
嘘だ…
あたしは毒ガス室の方へ走った。
嘘だ…
チェックが生きていると、根拠のない考えを信じて。
チェックが死んだだなんて絶対嘘…嘘に決まっている!
ついに、毒ガス室に着いた。あたしは扉を思い切り開け、「チェック!」と大声で言った。
嘘…
チェックは、部屋のすみで死んでいた。近くには小さな血痕がいくつもいくつもあり、壁には引っ掻いた痕のようなものがある。チェックが壁を引っ掻いてできたものだろう。
嘘だ…嘘だ…チェックが死んだなんて嘘だ…。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
「嫌あああああああああ!」
哀れな少女の叫びが、毒ガス室にこだました。
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