人見ています。 |
オリキャラ短編集
|
- TOP
- >
- オリキャラ短編集協会
- >
- オリキャラ短編集
- >
- ジョージアでいきましょう ~いお太のオリキャラ多数~
もみみ(4年前)
バート・ラマー(5年前)
2199(6年前)
2199ノークラ(6年前)
クラットン2(6年前)
ココバンディクー(7年前)
水無月ニトロ(7年前)
RITAL(8年前)
イエクラ(8年前)
asRiche3j8bh(8年前)
テトラピアノ(8年前)
asRichp4zuit(8年前)
オリキャラ短編集協会(8年前)
asRichg3gtwn(8年前)
わいるどた~ぼ(8年前)
asRichajohom(8年前)
ショートケーキ(8年前)
asRichw7ffmu(8年前)
スティックス・ザ・バジャー(8年前)
asRichqi316v(8年前)
asRichct3qjk(8年前)
リボルバー(9年前)
ぽぴゅらあ(9年前)
りんごっち(9年前)
sasuke(10年前)
回転撃(10年前)
ルイカメ(10年前)
ヴァイオレット(10年前)
えぞももんが(/・ω・)/(10年前)
隼人 (10年前)
まんじねーしょん(10年前)
CURA(10年前)
ハートオブハート(11年前)
フレイム(11年前)
ゲーマー(11年前)
クラットン(11年前)
ひろき(11年前)
ひろき(11年前)
HIROKI(11年前)
GGGGGGGGG(11年前)
IA・N(11年前)
かめちき(11年前)
霧雨(11年前)
てんし(11年前)
昇太/神馬当瑠(12年前)
風のクロノア(12年前)
オリキャララジオ放送社(12年前)
ここなっつココ(12年前)
いお太(12年前)
テクノしん(12年前)
リレー小説委員会(12年前)
ここなっつ(12年前)
気まぐれCocoちゃん(12年前)
たクラッシュ(12年前)
ダークネス(12年前)
早川昇吾(12年前)
しんごwww(12年前)
サム(12年前)
クランチバンディクー(12年前)
闇っぽいけど闇じゃない。永遠の炎の神様メフィレス(12年前)
イエクラ.com(12年前)
イエクラ@山手(12年前)
回転撃(12年前)
ジョージアでいきましょう ~いお太のオリキャラ多数~
2012/04/23(月)23:17:34(12年前) 更新
明日があるさ明日がある――――
若い僕には夢がある――――
いつかきっと、いつかきっと――――
分かってくれるだろう――――
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
――――熱河市――――
海と山に囲まれた小さな温泉街。熱河市。
山の斜面に立てられた熱河駅前で、一人の高校生がアイスを食いながら暇をもてあましていた。
誰かを待っているようにも見える。
神上「いつ~も~の駅~でいつも会う♪めちゃ~くちゃカワイ~イ女子大生♪」
彼の名前は神上熱海(しんじょう あつみ)18歳だ。
お目当ての女子大生は大川桜(19)。
噂によれば、高校は東京の高校に通っていたが、大学はこの地方の大学に通うため、このあたりに住み始めたらしい。
彼女は今日、午前中で終わるため、もうすぐ駅に付くころだろう。
若い女性の少ないこの町で、神上はその大学生とお付き合いしようと企んでいるのだ。
神上「もう~来~るころ♪もう~来~るころ♪」
だが、待てど暮らせど彼女はやってこない。今日はサークルの日だっただろうか?
気付けば夕方になっていた。
今日も待ちぼうけ――――
神上「いいや、明日がある。」
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
――――コルテックスの城――――
休憩がてら、タイニー達の様子を見ようとバルコニーに立ったディンゴ。
ちょっと疲れているのか、独り言のような雰囲気で何か歌いだした。
ディンゴ「計~画起こしたやつがいる・・・♪計~画に従う俺がいる・・・♪」
???「焦~る事ないさ♪焦~る事ないさ♪」
ディンゴ「おっと!ピンストライプか・・・急に俺っちの歌にカブせてくるなよ。」
ピンストライプ「フッ・・・油断してたもんだから、つい、後ろから・・・なんてな。」
ピンストライプは冗談っぽく、手を銃の形にして、撃つ振りをした。
ディンゴは突っ込む気が起きず、鼻で笑った。
ディンゴ「オメーはイイよな。タウナ・・・だったか?あんなカワイコちゃんと付き合えて。近頃はアメリカのマフィアのトップになって、いろいろ仕切ってるらしいし。俺っちはあのハゲに従うだけだ。」
ピンストライプ「ん~、組織のトップってのも苦労が耐えないぞ。あのハゲみたいに。」
ピンストライプが言い終わったちょうどそのとき、城中にコルテックスの怒鳴り声が響き渡った。
問題児セリカがまた何かやらかしたのだろう。
ピンストライプ「あんな風にナ。タウナの方も、ご機嫌を損ねたらヤバイのナンの。」
ディンゴ「ふ~ん、なるほど、そっちもそっちで大変なわけだ。」
ピンストライプ「そーゆー事。まぁ、仕切るだけが人生じゃないし、お前はお前のペースでやっていけばいいんじゃねーの?」
ディンゴ「そうか・・・それもそうだな」
焦る事ないさ、焦る事ないさ――――
自分に言い聞かす――――
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
――――コルテックスの城 最上階――――
バタン!・・・と、乱暴に扉が閉まる音がした。
セリカだ。
彼はコルテックスが使っていた車を勝手に持ち出して、表の世界の走り屋とバトルをしていたのだ。
『このクルマを何だと思っている!プレミア無しでも100,000,000円overだぞ!あ~っ、こんなところに擦った後がぁ~・・・』
エヌ・ジンの野郎にでも頼んで直してもらえばいいじゃねーか。
彼はとりあえず落ち着こうと、ポケットにあった缶コーヒーを飲んだ。
缶コーヒーを一口で飲み干し、窓の外に放り投げた。
彼は落ち着きを取り戻したのか、コルテックスの愚痴を歌い始めた。
セリカ「新しい上司はワケワカラン♪常~識何にも通用~しな~い♪これ~はチャンス♪これ~はチャンス♪トップ~の座~から引き摺り下ろそう~♪」
コルテックス「聞・い・た・ぞ・セリカァ~(怒)」
乱暴に閉められて少しゆがんだ扉を直そうとしていたコルテックス。
もちろん、セリカの愚痴は最初から最後までしっかり聞いていた。
セリカ「やっべッ!」
コルテックス「今日という今日は許さんぞーーーー!!!!」
セリカ「すいませんでしたァ~~~wwwww!!!」
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
――――コルテックスの城 コルテックスの研究室――――
セリカがコルテックスの車を勝手に持ち出してから数日後・・・
ガレージの隣の部屋でコルテックスは何かを作っていた。
コルテックス「よし、できた。やはりデータ取りのために仕事させてばかりだからな。これをやれば、少しは言うことを聞くだろう」
コルテックスは自分の作戦に自信があるのか、やはり鼻歌を歌いだした。
コルテックス「最~近走りをがんばっている♪お前~ら~にワシからのプレゼント♪掌~に乗るさスマホ♪デスク~に乗るさクーラー(冷蔵庫)♪もら~ったからには言うこと聞けよ~♪」
果たしてこのやる気をあげる作戦は成功するのか?
――――数日後 コルテックスの城 中庭――――
昼間の休憩で、コルテックスの作ったプレゼントが話題になっていた。
どうやら作戦は功を奏したらしい。特にスマホは、かなり話題になっているようだ。
タイニー「タイニー、スマホ貰った!」
リラ・ルー「わても貰いましたで!中々使いやすいやないの!」
コモド・モー「おらも貰ったんだな。でも、おらの場合は、使い方を覚えるのに一苦労なんだな。」
すでに使いこなしている者、まだまだ使うのに苦戦している者、まったく使い方が分からない者・・・
それぞれいるようだが、とりあえず、この件でコルテックスの部下たちはやる気がおきたらしい。
テンションが上がってきたのか、中庭から響き渡るのは、やはりあの歌だ。
リラルー達「コル~テックス~に貰ったで♪掌に乗るさスマホ~貰ったで♪なんだか少し~♪やる~気出てきた♪わてらは使~いやすい部下なんや~♪」
――――時を同じくして、星野舞姫の部屋――――
全員が全員、コルテックスのプレゼントを貰ったわけではなかった。
特にやる気をあげる必要のある部下だけに、プレゼントを与えたのだ。
星野は十分やる気が見られるため、プレゼントは後回しとなってしまった。
星野「・・・のんきな物ですね。でも、スマホは少し羨ましい・・・」
星野は自分の携帯を見た。少し前の折りたたみタイプの携帯だ。
心なしか、電池の消耗が少し早くなった気がする。
朝充電を終えたばかりなのに、もう電池が1/3ほど減っていた。
買い替え時なのだが、携帯の買い替えだけでノコノコと表の世界に出るわけにもいかなかった。
彼女は小さくため息をついて、皆さんおなじみのあの歌を歌いだした。
星野「コル~テックスさん~に貰えなかった・・・♪掌に乗るさ~スマホ~貰えなかった・・・♪偉~くなるって・・・♪つまら~ない物ね・・・♪戻~りたい初心者に・・・♪」
――――時を同じくして、セリカの部屋――――
セリカはもちろん、コルテックスのプレゼントを貰っていた。
だが、彼には正直興味はなかった。
部屋のバルコニーに立ち、プレゼントを背にしてあの歌を歌った。
セリカ「スマ~ホだと~か冷蔵庫だとか♪そん~なものに興味はない♪もっとあるだろう♪大事な物が♪でもくれると言うなら貰うけど~♪」
正直興味ありましたwww
彼は買いだめておいたビールやコーヒーを、貰ったクーラーの中に入れた。
――――タスマニア レストラン「へぇ~」――――
営業終了後の深夜。店長のスカンク、ぷぅと、見習い料理人(当時)のクロスが話し合っていた。
クロスからぷぅに封筒が渡された。
自表――――
「辞表」と書きたかったのだろう。
だが、クロスはまだ入ってから3ヶ月しかたっていない。
料理屋に入って3ヵ月――――
いきなり辞表出す若いやつ――――
いくら何でも、ワガママ過ぎる――――
クロス「・・・俺、レストランじゃなくて、本格的な日本料理屋、やりたいんです。」
ぷぅ「も~っ、な~にが『日本料理屋』だ~。できる訳ないじゃんかよ~。」
でもちょっとだけ羨ましい――――
クロス「楽しいですか・・・?レストランって・・・クレーマーとかもいますし・・・」
ぷぅ「・・・・・・ふっ・・・ハハッ・・・」
クロス「・・・・・・ハハハ・・・」
ぷぅ「な~にを言ってんだ、若造。クレーマーに付き合う暇があったら、料理の腕、磨くんだよ。とにかく、明日も料理の特訓がんばれ!未来の日本料理屋さん!」
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
――――神奈川県 大黒ふ頭――――
深夜2時。いつものように走り屋達が集うこの場所。
黒影FCとの大嵐でのバトルの後、wing driveRs新リーダー、山田安彦はメンバーのいざこざに手を焼いていた。
話を聞いたところ、いわゆる『恋愛沙汰』というヤツで、女を選ぶか走りを選ぶかで迷っているようだ。
山田は遠くで傍観に入っていたが、そこに、彼の妻の優子が話しかけてきた。
優子「あなたも同じような悩みを抱えたことがあるんでしょ?だったらあなたが何かアドバイスしてあげるべきじゃない?」
山田「とは言っても、リーダーってのは恋愛相談のために居る訳じゃ無いだろう。」
ある日突然考えた――――
どうして俺は頑張ってるんだろう――――
チームのため?自分のため?――――
そのとき、山田の携帯が鳴った。今走りに出ている下っ端からだ。
下っ端《やべぇっす!俺、今、ものすげぇ古い車にぶち抜かされちまいましたヨ!》
山田「フッ。どーせ余所見でもしてたんだろー。相手のクルマは何だ?」
下っ端《えっと、多分、初代の【スバル・アルシオーネ】だと思います。》
山田「おいおい、マジかよ!20年以上前の車じゃん!わかった。すぐ向かう。場所は?」
下っ端《湾岸線の有明JCT(ジャンクション)です!お願いしますよ!新リーダー!》
山田は電話を切り、揉めているメンバーたちを集めた。
メンバー達は、山田の話を聞くとすぐさまクルマに飛び乗った。
ただ、恋愛沙汰で悩んでいる奴は、行くかどうか迷っていた。
山田「よぉし、分かった。女を取るならそこの一般道から出て行く。お前のGT-Rを取るなら、後からでも良いから合流して、俺たちの作戦に加わる。俺たちが戻ってくるまでに答えが出なければ・・・そうだ!中原のハイエースチームに入れてもらえ。」
悩む男「エーッ!マジですか!」
山田「マジだ。ま、心配するな。俺も一度は女を取った身だ。だけど、最後はこのGT-Rが可愛くて戻ってきた。」
悩む男「そ、そうなんですか。」
山田「ホントだ。最後に決めるのはお前だ。それに、どんな選択をしても、俺はお前を責めるつもりは無い。自分が一番納得できる答えを出せよ。」
山田はそう言うと、助手席に優子を乗せ、湾岸線へと繰り出していった。
彼のGT-Rは、風のようなスピードで、ターゲット、【スバル・アルシオーネ】を追っていった。
ある日突然考えた――――
どうして俺は頑張ってるんだろう――――
チームのため?自分のため?――――
答えは風の中――――
――――――――――――――――――――――
最後のクラッシュ出てからもう8年――――
日本じゃ中々でないけど――――
焦る事無いさ、焦る事無いさ――――
ま、何とかなりますよ――――
明日がある、明日がある――――
明日があるさ――――
《終わり》
18215