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Male → Female Episode 1 クリムゾン×DACB
2012/11/04(日)19:34:41(12年前) 更新
夏。夏は暑い。しかし、ある男は蒸し暑い中、白衣を着て何やら実験をしている。
「クマノミは群れになってイソギンチャクと共生することで知られている。……繁殖行動を取る時、この群れの中で最大の個体がメス、2番目に大きい個体がオスで、残りの個体は繁殖しない。この時にメスが死ぬと、オスがメスへ、3番目に大きい個体がオスへと昇格する。このように最初にオス、次にメスへ性転換を起こすことを雄性先熟という…」
何やら1人でうんちくを垂れているようだ。
「…確かに自然界で生き残るために自ら性転換をする動物はそう多くはない…」
いつもの通りこの男は実験に関する事柄しか頭にないようだった。
「俺の実験をよりスムーズに行うために、動物の性を転換させることができる薬を…俺の手で作ってみるか」
このような狂った考えを持ち、しかしながら天才的な頭脳を誇るこの男の名は世に知られていない。しかし世間はこの男をこう呼ぶ。
『深紅の瞳を持つ狂った科学者』、『Crimson Eyes Mad Scientist』……クリムゾン、と。
しかし、それでも彼は1人の人間だ。少しのミスはあっても致し方ない。科学者なら尚更、目的の物を作るのには試行錯誤が繰り返されるだろう。
だが…このミスが後々大変な事件に繋がっていくとは、この時の彼は微塵にも思っていなかった。
まずは頭の中で考えた行程を適当な紙にアウトプットし、簡素的な作り方を書き留めておく。そこからそのメモを見ながら実際にその行程を進めていく。
それを幾度も繰り返し、やがては作業を終える。
かれこれ作成し始めてから3時間は経っただろうか、既に彼は完成させていた。無色透明、液体状の薬。
「こんなものか…?全く、染色体関係は複雑にも程がある」
そう愚痴を零しながらも額に掻いた汗を拭った。ひとまず、出来た薬を1本の試験管に入れる。
「流石にこんな真夏に白衣を着ながら実験をするのは自殺行為だったかもな……一風呂浴びてくるか…汗で服が肌にべったり付いて気持ち悪い」
そう言ってクリムゾンは脱衣場に向かった。完成させた薬をその場に残して。
そして不運なことにも、あの男がやってきた。
「うおおおおぉぉぉぉあちいいいいいいいい!!!!!!!」
DACBだった。
「クソがッ何だこの暑さはァァ……ホンットになんにもしなくてもイライラしてくる……あぁもううっとうしいなァこの汗!!!」
ただでさえ普段からキレやすい男にこの蒸し暑さを加えたら、文字通りストレスの塊だ。
「うえっ、喉いてぇし渇いたし……おっ!!いいところに水があるじゃねェか!!!!誰だ誰だァ?喉の渇いた俺様に心優しく水を差しだしてくれるありがたい奴はァ…」
そう言いながら、試験管を手に取る。
「…んー、でも何でこんなモンに入ってるんだ?普通コップとかに入れるだろ……ま、いいや。いっただっきまーっす!!!」
豪快に試験管の中身をガバガバと飲んだ。
「ふぃ~~~生き返るねェ~……」
その頃、クリムゾンは風呂場でシャワーを浴びていた。
「とりあえず、出たらまた実験の続きをするか。多くの実験動物に1本1本使わねばならないしな…作って損はない」
シャワーを止め、自身の茶髪を乾かす。といっても、こんな暑い時期にドライヤーなど使うはずもない。自然乾燥が一番手っ取り早く、何より楽だ。
まだしっとり濡れている髪をそのままにし、バスローブを着た。そして先ほどの実験室へ戻る。
「ふむ、あのペースで進められれば…数十時間かければ必要な量は揃うだろう……さて、実験に戻るか……?」
クリムゾンは何かを見つけた。いや、自分の誰か知らない人物を見つけた。その上、その人物は倒れていた。
「…見慣れない輩だな。侵入者か…?この玄関のセキュリティシステムを潜り抜けてくるとは、ただ者ではなさそうだが」
彼はもっと近づいて観察した。
「女……俺の研究室に来る女の中で黒髪は……いや、アイツはもっと…」
クリムゾンは必死に脳内で思考を巡らせる。が、ここで突然その女が起き上がった。
「いってて…ここはどこ……って!!!///」
女はさぞ驚いたと思えば、恥ずかしそうに急いでクリムゾンから距離を取った。
「…誰だお前は?」
「クク…ク、クリムゾン…!!!///」
「…何…?何故俺の名前を知っている…俺はお前のような人間は知らんが」
「あたしだよあたし…!!ってなんであたし、あたしって…えぇ!?俺様…だっけ…ん、あ、あれ…!?どういうこと…!?」
「どういうことって、それはこっちの台詞だぞ。早く名を名乗れ」
「…DACBだよ!!ほらっ、思い出した!?」
クリムゾンはまた思考を巡らせた。
「…奴の名を語るということは、偽物か?そんなややこしい者はここにはいらない。出て行け」
「違うって!!ホントにDACBなんだってば!!!」
確かにそう言われてみれば、服装は似ている。だが決定的に違う箇所が2つあった。
「…まず一つ、お前は明らかに声が高い。そしてもう一つは胸だ。そもそも奴は男だぞ?それにあんな奴のフリなんかして何の得がある」
「だーかーらー!!ホントにDACBなの!!」
「そういえば俺の薬はどこへやった?」
この女に出会ってから忘れていた、薬の存在。
「え…知らないけど。水なら飲んだよ?その試験管に入ってたヤツ」
「それは水ではない……俺が作った性転換の薬だ…!!!」
「えええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!???????????」
ひょんなことから奇妙な事件が起こってしまった。
「…くッ、俺はミスを犯していたのか……あの薬は動物の性を転換させると思っていたが、まさか人間にも適応してしまったとはな…」
そしてクリムゾンの目の前でしゃがみ込んで泣いている女も、ようやく誰だかわかった。
「…つまりは、喉が渇いて死にそうだったところを、俺が作った性転換の薬を水だと思い込んで飲んでしまい、気絶して倒れた……か」
女は泣きながら首を縦に振った。
「余計なことをしてくれたモンだな、DACB。何をやっているんだお前は…」
この女は性転換したDACBだった。クリムゾンは普段のDACBの単純さに怒る気にもなれず、ただただ呆れるばかりだ。
「だって…しょうがないでしょ……喉が渇いて本当に死にそうだったんだもん…」
「キッチンにでも行って水を飲めばよかっただろうが。……にしても困ったな。あの薬は失敗作だ…どうやって元に戻るかなんてのは……」
クリムゾンは口を閉ざした。
「ま、まさか……あたし一生このままなの…!?」
「…下手すりゃ、な」
「うわああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!」
DACBはまた泣いてしまった。クリムゾンはそれを見て呆れながらDACBに寄り添いながら言った。
「まぁ一生はないだろう。少なくとも失敗作の薬を応用すればなんとかなりそうだが…それには試行錯誤が必要だ。あの薬自体も相当量が増える上、いつできるか分からない」
クリムゾンは続けた。
「すまないが、しばらくはその姿…いや、性別でいてもらうぞ」
DACBはやっと泣き止み、まともにクリムゾンの話を聞けるようになった。
「でも…色々生活とかも変わっちゃうし……」
「それは俺にだってどうすることもできない。慣れろ」
「そんなぁ……でも不思議。自分が女になると色々見る世界が変わるんだね。クリムゾンってよく見たらイケメンなんだな…///」
DACBのその言葉を聞いてクリムゾンはぞっとした。
「って何言ってんだあたし…というかこんな感覚初めて…///」
「……頼むから変な気は起こすなよ?」
クリムゾンはDACBを放ってどこかへ行ってしまった。
「ま、待ってよー!!」
「ついて来るな、女」
「女じゃな…ッ…女です……」
クリムゾンは必要な材料を揃えようと保管庫に続く廊下を歩いていた。その後ろにDACBが追って来る。
「…正直な話、こちらとしても早くお前に男に戻ってもらいたいが…その為には俺がなんとかしなければいけないのか…厄介なことになったものだな」
クリムゾンは振り返らぬまま、歩きながら言った。DACBはクリムゾンの言葉を聞いてしゅんとしてしまった。その反応を背中で感じ取り、やはり背を向けて続ける。
「考えてもみろ。身内の男が突然女になったら、そりゃあ戸惑いもするし落ち着かなくもなるだろう?」
「じゃあクリムゾンは今落ち着かない気分ってこと?」
「そうだ」
「それだけあたしの事を想って…元に戻そうと必死に頑張ってるのね!!改めて見直しちゃった♪」
「……お前一生そのままでいたいか」
「もう照れちゃって!」
「黙れストーカー」
「ストーカーじゃないもんっ!!女になって生活するなんて…そんなすぐ慣れるわけないでしょ!だからこうやって傍についてるのよ!!」
「それがストーカーだって言ってるだろう」
クリムゾンはとうとう立ち止まりDACBのほうを向いた。
「大体、お前は俺と同い年のはずだぞ?立派に成人したんじゃないのか。女になったとしても、男としてのお前が死んだわけじゃないだろう」
「……」
DACBは黙り込んでしまった。
「そんなに俺を頼るな…わかったか?」
「わからないよ!!!!!!!」
突然大声で叫んだ。
「見た目はただの水が、性転換する薬だったなんて誰が予想できたの!?男が女になるなんて、普通はありえない。クリムゾンだって、このまま一生そんなことにはならないのかもしれない。でもあたしは!!ありえない事に遭遇しちゃったんだ!!」
DACBは床に伏して泣きそうになりながらも続ける。
「誰も経験したことのない世界にいきなり放り出されたら、何をしたらいいかなんてわからないでしょ!?…仮に、クリムゾンみたいな言い方をすれば……『生まれたばかりのおたまじゃくしがカエルのようにゲロゲロ鳴くわけがない』…」
堪えきれず、静かに泣いた。
「…フッ、お前にしてはいい比喩だったな」
「お願い…理解して……この哀れな女の気持ちを…」
「…あぁ、俺が悪かった」
「…え?」
クリムゾンは明らかに先ほどとは比べ物にならないほどの優しい表情と口調になった。
「確かに、お前の気持ちを分かっていなかったな、俺は」
そう言ってクリムゾンはしゃがみ込んでいるDACBの頭に手を置き、撫でるようにDACBの髪を掻き乱した。
「だからもう…そんなに気を落とすな。俺も出来る限りの努力はする」
「……ありがとっクリムゾン!!」
DACBは突然立ち上がって真正面からこれでもかと言うほどクリムゾンに抱き着いた。
「お、おい……苦しいぞ、早く離せ」
「ごっ、ごめん……///」
「…これからも俺の相棒でいてくれ」
クリムゾンは珍しく笑ったかと思うと、DACBの左肩に腕を回して肩を組んだ。
「うっ、うん!!もちろん…///」
2人はそのまま保管庫に向かった。
「さて、改めて作業に移るぞ。まずはこの材料を実験室まで運ぶ。相当な量だが、2人で運べば案外すぐに終わるはずだ。手伝ってくれるか?」
「もちろん!あたし、クリムゾンの役に立ちたいし…///」
「それはよかった。じゃあ行くぞ」
2人は協力して材料を運んで行った。クリムゾンが言った通り、この作業は予想以上に早く終わった。そして2人は実験室に戻ってきた。
「ご苦労。次は実験に移る。…だが、ここで一つ言っておくことがある」
クリムゾンが真剣な顔になって言った。DACBは『真剣な顔のクリムゾンもカッコいい!!』と思いながらも、なんとか声に出そうとするのを抑えて自分の心だけに留めた。
「な、何か大事なことなの?」
DACBはクリムゾンに訊いた。
「これから実験をするが…窓を閉めっきりにし、空調も一切つけない」
「えっ」
DACBは短くそう答えた。これが春や秋、過ごしやすい季節ならまだわかるが、今は真夏だ。窓から太陽光を直に浴びる上、風が全く吹いてこないと来た。ましてや実験室などと言う閉塞的な空間で精密な作業をするのは、自殺行為だと思えた。
「何故なら、これからする作業に必要な材料にとても小さく、軽い物質がある。それが風で飛ばされたりでもしたら、終わりだ。だから、極力風を作らないようにせねばならない。……俺の言わんとしている事がわかるか?」
DACBは今のクリムゾンの話をずっと聞いていて、少し顔を赤らめた。暑さのせいではない。
「…あたしのことを心配してくれてるんだね…///」
「…あ、あぁ」
クリムゾンも少し照れたのか、俯いて答えた。
「俺はこんなこと慣れてるからいいんだが、お前はこんな経験ないだろう?熱でも出されたらそれこそ邪魔になるだけだ」
『邪魔になる』と強く言ったが、やはりこれも照れ隠しだろう。
「で、どうするんだ。やるのか?」
クリムゾンは改めて真面目な顔でDACBに答えを求めた。
「や、やるよ!それに熱なんて出さないし!あたしなら大丈夫だよ!」
DACBは決意し、そう言った。
「…よく言った。俺の指示したことに従って進めてくれればいい」
クリムゾンはそう言い終わると、なんと白衣を脱いだ。
「えっ!?///」
今まで我慢していた何かが決壊して溢れるような感じがした。
「暑いから脱いだだけだ」
クリムゾンは黒いシャツにジーパンのみになった。科学者で細身なのにも関わらず筋肉がよくついている。
「お前もできるだけ身軽になったほうがいいぞ」
「こ、この下普通に下着なんだけど……///」
「……」
「ク、クリムゾンがそこまで言うんだったら…/////」
「………始めるぞ」
自分が言った事に対して気まずそうに思いながらもDACBの発言を流しつつ、クリムゾンは作業に入った。
「ちょ、ちょっと待って!待ってってばぁ!!」
衣服に手をかけていたことが馬鹿馬鹿しくなったDACBは手を放り出し、急いでクリムゾンの手伝いに専念した。
しかし、恐れていたことは起きてしまった。
「そこの白い物質はガスバーナーで炙っておいてくれ。3分ぐらいが丁度いい。バーナーはそこの棚、タイマーはテーブルにあるはずだ」
「あ、あのさぁクリムゾン…」
「どうかしたか」
クリムゾンは作業に集中しているため、振り返らずに耳だけ傾けた。
「火はどうやって点けるの?」
「マッチ棒で火を点ければいいだろう。そこら辺にないのか」
「マッチ棒はあるよ。そうじゃなくてさ…」
「なんだ。じゃあやっておいてくれ」
「…マッチで火を点けられない…火が怖い…」
「何?」
クリムゾンにとって予想外の事態が起こってしまった。
「マッチで火を点けることも出来ないのかお前は」
明らかに失望したような声でそう言った。
「学校での実験でも、火を点けられなくて…結局クリムゾンやほかの人にやってもらってた」
「…そういえばそうだったな」
クリムゾンは過去を少し思い出した。思っているうちに自身の作業が少しひと段落したらしく、DACBのほうにやってきた。
「貸してみろ」
クリムゾンはDACBの真後ろに立ち、震えているDACBの手を握りながらマッチを擦った。
「キャッ!」
ボウッ、と火が一瞬音を立てて、直後穏やかに燃え始めた。
「安心しろ、怖いのは最初だけだ。もう1回自分でやってみろ」
「う、うん…」
DACBの手の動きはまだぎこちなかったが、なんとか火をつけることが出来た。
「これでもうマッチで火は点けられるだろう。バーナーで炙っておいてくれ」
クリムゾンは戻り、作業を再開した。DACBは何故かしばらく自分の手を見つめていた。
(クリムゾンの手……大きくて温かかったなぁ…///)
そう心の中で思いながら、DACBの意識はそこで途切れた。
「これでとりあえずは出来たな。あとはこっちの作業か……DACB、そっちはどうだ」
クリムゾンはまたも振り返らずに訊いた。しかし、応答がなかった。
「…おい、聞いてるのか」
DACBの声はしなかった。代わりに、ドタッ、という何か鈍い音がした。
「…? 何だ?」
ようやくクリムゾンが振り向いた時には、DACBは既に倒れていた。
「おいDACB、大丈夫か」
クリムゾンはDACBの額に手を当てた。
「…熱か。本当に世話が焼けるな、全く」
そう言うと、クリムゾンはとりあえず空気の入れ替えの為に窓を全開にした。先ほど説明していた軽い物質については既に終わったらしい。
「とりあえず」
クリムゾンはDACBを抱きかかえ、自分のベッドに移した。そして適当な袋に水と氷を入れ、DACBの額に当てた。
「…無茶をさせてすまなかった。やはり慣れないことをさせるべきではなかったか…」
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