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子狼と狐 ~マロン・ザ・ウルフ~
2012/08/05(日)13:33:42(12年前) 更新
ここはとある小さな町のとても小さな小屋。
この小屋で今子狼が誕生しました。
しかし新しく生まれた子狼を子狼の両親は良く思っていませんでした。
父親「なんだこいつ?♂の癖に♀みたいな見た目じゃねえか。」
母親「それに狼なのに毛色が灰色や黒じゃなくて栗色・・これではただの狐じゃないの・・」
両親の言う通りその子は♂だけど♀のような見た目と栗色の毛を持った♀の狐のような子だったのです。
母親「気持ち悪いから早く捨てましょう!」
父親「あぁ、ならオレが捨ててくるよ。」
こうして子狼は遠くの森に捨てられる事になりました。
父親「じゃあな、ガキ。」
子狼は両親の顔をはっきりと見ないまま森に捨てられました。
次の日子狼の元に一匹の雌狐がやってきました。
狐「ん?この子狼なにしてんだろ。
もしかして捨てられたのかな?
なら同じ犬科として助けてあげよっかな。」
狐は子狼を拾い家に連れていきました。
狐「名前が分からないなぁ・・、
あ、栗色だからマロンとか?
うん。可愛いしマロンでいいや。」
狐は子狼にマロンと名付け大切に育てました。
それから4年後マロンは立派に成長していました。
しかし狐はとても重い病気にかかっていました。
栗狼「お母さん!木の実とってきたよっ♪一緒に食べようよ♪」
狐「マロン・・」
栗狼「ん?何?」
狐「もう、私そう長くないんだ・・だから本当の事教えてあげる。」
栗狼「ん?え?どういう事?」
狐「マロンは・・私の本当の子じゃないの・・」
栗狼「え・・?」
その言葉は最初マロンには理解できませんでした。
狐「マロンは捨てられてたのを私が拾ったの、本当のお母さんは他にいるのよ。」
狐が話すと共にマロンはだんだんと理解してきました。
狐「だけどマロンは・・」
栗狼「嘘だ・・嘘だ、嘘だ!嘘だぁぁ!」
狐「マロン?」
栗狼「ボクのお母さんはお母さんだよっ!他にいるわけないっ!」
マロンは少し泣いていました。
狐「・・・」
狐は黙ったままマロンを抱き締めました。
狐「マロン・・これは本当の事なの・・
ただね?私がいいたいのは絶対私が死んでも本当のお母さんを探したら駄目。
自分の子供を捨てるような最低なお母さんに会おうとしないのよ?」
栗狼「お母さんっ・・ボクッお母さんが死んだら誰も頼りがいないよ!
だからお母さん死なないでよ!」
狐「大丈夫。絶対仲間ができる。
一人には絶対ならないよ。」
狐の体力はもう限界でした。
狐「マロン・・・今までありがとう。新しい仲間と幸せになってね・・。」
そうして狐は幕を閉じました。
栗狼「お母さんっ?お母さん!お母さん!」
マロンは大声で泣きながら何度もお母さんと叫び続けました。
次の日、マロンはお母さんに別れを告げると家から飛び出しました。
栗狼「新しい仲間か・・
ボクに仲間が出来るかわからないけど新しい仲間を探そう。
きっと・・見つかるよね・・」
そうして子狼は森を飛び出し新しい仲間を探しに行きました。
<終わり>
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