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First Day「Beginning」
2012/07/20(金)22:34:08(12年前) 更新
Ⅰ「Strange Game」
ある日、パーティーへの招待状が届いた。それを受け取った6人は、会場に行くが、待っていたのは悲劇だった・・・。
タイニー「タイニー、嘘つくやつ嫌い!」
ココ「わたしたちを騙したのね!」
怒りを感じたのか、2人は突然席を立つ。
案「私は決して騙してなど、おりません。実際にパーティーは行います。」
それを聞いた2人は、再度席に座る。
コル「しかし、どうやってパーティーなどやるのだ?ここには、飾りも、道具も何もないんだぞ?」
案「バーチャルシステムを使います。忠実にパーティー会場を再現するのです。」
ジン「ほう、見る価値はありそうだな。」
案「では、いきますよ、バーチャルシステム作動!」
案内ロボットが叫ぶと、突然光が彼らを包んだ。
ディンゴ「な、なんだ!?」
約1分後、光が消えると、人がたくさんいるパーティー会場が目の前にあった。
クラ「すっげー!」
案「みなさん、どうぞごゆっくり。」
そう言い残し、去っていった。
その後6人は思う存分遊んだ。クラッシュとコルテックスは、女の子のところに行き、ココは、パーティー会場を歩き回る。ジンは、あんまり楽しんではいないようだ。タイニーとディンゴは食べ物を食べつくす。
そのような時間はあっという間に過ぎて行った。
その間、寝室の準備は進んでいた。
案「さあ、思う存分殺しあってください・・・。」
案内ロボットの手には拳銃などの凶器があった。
パーティー会場が突然消えた。
クラ「あれ?」
案「みなさん、寝室の準備ができました。」
コル「あ、そうだ、ここで泊るんだったっけ・・・。」
案「では、私についてきてください。」
6人は案内ロボットについて行った。
6人は廊下に案内された。
案「この廊下に寝室があります。しっかり1部屋ずつにネームプレートがあるので、分かると思います。」
ジン「なぜ、拙者たちの名前を・・・。」
案「では、室内にある道具を紹介します。クラッシュさんの部屋に入ってください。」
6人は部屋に入る。
案「まず4日分の着替えがここにあります。つぎに、懐中電灯がここにあります。懐中電灯は、夜間、城の中を歩くときに使用してください。ちなみに、トイレは別室です。」
ディンゴ「おい!焼肉は・・・」
案「焼肉はありません。」
ディンゴ「なんだって!オレっちは焼肉がないと5日間ももたねーよ!」
案「大丈夫です。夕食などで準備しますから。」
ディンゴ「まあ、それなら・・・。」
案「これで説明は終了です。それでは、皆さんごゆっくり。」
その時、部屋に凶器はなかった。
12月1日11:30 PM
6人は眠りにつく。
ディンゴ「あー、眠れねー!」
・・・1人は眠れなかった。きっと、パーティーのせいだろう。
ディンゴ「外の空気でも吸いに行くかー。」
ディンゴは部屋を出る。その近くに案内ロボットがいたが、彼は気づかない。
ディンゴは一回外に出て、深呼吸をした。
ディンゴ「さて、戻るか。」
彼が部屋に戻ろうとした時だ。
案「さようなら・・・。」
後ろから案内ロボットが拳銃で頭を打ちぬいた。
頭からは大量の血が噴出、ディンゴは声を上げることも無く倒れた。
案「さあ、ゲームの始まりです・・・。フフフ。」
その後、案内ロボットは各部屋に気づかれないように凶器を置いた。
―悲劇が始まった。
Continued on Next Day→
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