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Crash's fairy story ~運命の帝国によるファンタジー~
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第2話
2013/03/13(水)22:23:10(11年前) 更新
~ヴァリアス編~
ここは本来、クラータ帝国を狙うヴァリアス帝国にいる人たちの世界。
独裁政治を続けるベロ皇帝はついに…、自分の軍隊に所属する人たちにクラータ帝国を攻めるように命令した…!
もう彼らはその命令から逃げることができない―…。
あるポトルーの男性の部屋に公欠だった3人が入ってきた。
「ジョットさん。戻ってきた。」
「誰かと思ったら、ルーシェか…。よく戻ってきたな。」
うつむいていたジョットは顔を上げた。振り向くと、ルーシェの他に青い犬と若い剣士がいた。
「うまくいったかい、サッド、怜音。」
3人が無事であるのを確認したジョットはほっとした。
「まあな…。」
「戦うことはしませんでしたが、クラータ帝国の情報はばっちりゲットしました。」
怜音、サッドの順に報告した。
「うまく行ったならよかった…。早くベロ皇帝に報告しな。」
「はい。」
ジョットがそう言うと、3人はその部屋を後にした。
DACB一行はらせん状の階段を下りて行き、そうしているうちにやっと目的地に着いた。
「ドラゴンはどこだ?」
クリムゾンは尋ねた。
その時、「グルル~」といううなり声が聞こえた。
「あそこだわ…!」
クラインはすぐさま、声が聞こえるほうへ行ってしまった。その後をDACB、クリムゾン、スプーンがついて行った。
声がする方へ行ってみると、そこには鎖につながれて身動きが出来なくなっているドラゴンがいた。
「竜…!嗚呼…、可哀想に…。」
「これがクラインが言ってた竜か…。思ってたよりもそんなに大きくないなぁ…。」
クラインが竜の体を縛り付けている鎖を解き始めている間にDACBはつぶやいた。
どうやら、DACBはクラインの竜を初めて見たらしい。
「見たことないのか?!」
「嗚呼…。」
驚くスプーンに対して、DACBはうなずいた。
「しかも、この竜…、怪我しているぞ…!」
「えっ?!本当だ…!誰がそんなことを…!!」
クリムゾンは竜を見て、深刻な顔をしている。
彼女の竜はところどころ出血していて、重傷だった。おそらく、捕まってこうなる前にかなり抵抗して来たのだろう。
それを見たクラインは悲しくなったに連れ、心から竜に対して仕打ちをしてきた人に対する怒りをこみ上げた。
「見つけたのはいいけど…、これからどうするんだよおぉぉぉぉぉぉお!!!!!」
DACBは絶叫した。
「それは…。」
クラインとスプーンは言葉をつっかえた。
確かに彼の言うとおりで、4人で鎖を解き、竜を運んで行く時間なんて全然ない。
「…随分、遅いなぁ…。と思ったら、ここにいたんだね。クリムゾンとDACB。」
透き通った男声がどこからか聞こえてきた。
「誰かと思ったら…、マカロン!!…しかも、セリカまで!!」
DACBは驚いた。その2人は先が欠けている壊れかけの柱の上に座っていたのだ。
「…ったく、いつまでも集まらないと思ったら犯人はお前らだったのか!!」
タバコを吸い、ふんぞり返りながらセリカはあきれ返っていた。
「他のみんなは集まっているんだ…!」
スプーンは声のトーンを落とした。
「お願いです、私の竜を助けてください!!」
「俺からもお願いだ。」
「やってみるよ…。」
「…しゃーないな…。」
クラインとクリムゾンの頼みにマカロンとセリカは協力することにした。
マカロンはクラインの竜を縛っている鎖を斬れる手錠で切り、セリカは思い浮かべたことを現実にする能力でクラインの竜を脱出させた。
それがクラインには自分の相棒が消えたかのように見えたのだった。
「私の竜は?!!」
「騒ぐな!てめぇの竜は今、この城の1階にいる…!」
「あっ、ありがとうございます。」
「もう二度と面倒なことを起こすんじゃねぇよ。」
クラインがお礼を言うと、セリカはそっぽを向いてしまった。
「喜ぶのは後だ。もたもたしていると皇帝から厄介な罰を下されるからな。」
クリムゾンの一喝にメンバーはすぐにぞっとしてしまった。
この国の暴君は気分しだいで相手に下す罰は変わってくるし、場合によってはそれで死ぬことだってあるのだ。
「うっ…。どうしたらいいの…?間に合わないよ…。」
クラインはすぐに沈んでしまった。
その時、複数の手錠がクリムゾン達を捕らえた。
「なっ!!?」
クリムゾンは驚いた。
「冗談じゃねぇよ!!!!こんな時に逮捕だなんて!!!!!!!」
DACBは切れながら叫んだ。
「逮捕かどうかは地下から脱出しない限り分かりませんよ?」
上にいたマカロンは複数の手錠を操っていた。
「やあっ!!!!」
マカロンの掛け声とともに手錠で一気に持ち上げた。それにつられてDACB達は地下から脱出した。
「いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!血が出てるじゃないかあああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
DACBは手首から血が出ているのを見て青ざめた。
「永遠に地下の世界に彷徨っていたいか?」
「それはごめんだな…。」
クリムゾンが脅すとDACBは黙り込んだ。
「ぐずぐずしてないで行くぞ!!!もう隊長のやろうがかんかんなんだよぉ、くそが…。」
セリカは不愉快そうに言った。
「そうだな、早く行くぞ!クラインの竜の怪我を治すのは後だ!!」
クリムゾンがそう言うと、DACB達は急いで隊長がいるところまで走った。
「スプーン、早すぎなんだよぉ…!」
「ひぃ、ごめんなさい!!」
セリカの一喝にスプーンは怯えながら返事した。
その頃の隊長であるナッシュはイライラしながら待ち続けていた。
「俺はいつまで待たなきゃいかんのだあああああああぁぁぁ、あいつらぁぁぁ!!」
我慢の限界の末、ついに怒鳴り散らした。
「もうすぐ彼らはここに来るはずですが…。」
ジョットは言った。
とは言えどジョットだって、ナッシュと同様、彼らが来るのが遅いと思っていた。
「隊長、DACB達が来たようですよ…。」
DACB達が戻ってきたのを見て、コーディルはナッシュに知らせた。
「おせえぇぇぇぇえぞ!!!お前ら!!!!」
それを見たナッシュはいきなり怒鳴りつけた。
「それは申し訳がありません、隊長…。」
クリムゾンとマカロンはあっさり謝った。
「一体、どこで遊んできたんだぁぁぁぁああああああ!!!!てめぇええええら!!!!!!」
ナッシュの怒鳴り声はまだまだ続いた。
「ちげぇええよ!!!クラインのパートナーである竜を助けに行ってたんだぁぁああああ!!!!」
DACBはナッシュの怒鳴り声に負けないぐらいに叫んだ。
「言っちゃダメだろ、それ…。」
DACBとナッシュ以外の人達はそう思いながら呆然とした。
「んだとごらぁあ?!!後でベロ様にそういうことを報告してやるからな、覚悟しろよぉぉおおおお!!!!」
ナッシュはその後、コーディルとジョットを連れてその場を去った。
「DACBさん達、戦いの準備して下さい。皆さんが控え室で待ってます。」
コーディルは付け加えるかのように言った。
「…行くぞ…。」
クリムゾンがそう言うと、DACB達は控え室へ向かった。
「ったく、お前って奴は…。」
ため息をつきながらクリムゾン。
「俺様は本当のことを言っただけだ!!なのに、あいつが…!!」
DACBがそう言うと、「またか」と思っているかのようにクリムゾンは再びため息をついた。
「ごめんなさい、私のせいで…。」
クラインは泣きそうに言った。
「お前は悪くない…。」
セリカはクラインをなだめるかのように言った。
「そうだ、悪くねぇぇえええんだよ!!!!」
DACBはそれに張り合うかのように言った。
「お前は黙ってろ!!!!」
それに対して、クリムゾン達は一斉に突っ込んだ。
そうしている中、バトルが始まろうとしていた。
「へぇ…。一番手は僕か…。緊張するな…。」
バトルフィールドに立ったリンネは少しおどおどしていた。
「相手は誰だろう…。」
そう思って待っていると、青耳の少年サッドが現れた。
「誰かと思ったら、リンネ君か…。いきなりめんどくさい相手に当たってしまったもんだな…。」
サッドはリンネを見てつぶやいた。
「試合開始!!!」
ナッシュがそういうと、リンネとサッドのバトルが始まった。
サッドは毒矢を放ったが、リンネはそれをかわして腕輪をバイオリンに変化させた。その後、演奏し始めた。
すると、サッドの足元から次々と火柱が飛び出してきた。
「うわっ!!!」
サッドは驚いて、足元から飛び出してくる火柱を次々とよけた。
「他にもあるよ。」
リンネは曲を変えた。すると、サッドの頭上から次々と雷を落ちて来た。
「卑怯だよ!」
「…残念だけど、ベロ様が言うには『勝てばいい』と言うことだからね…。」
泣くサッドに対して、リンネは冷たく言った。
サッドはショックで絶句した。その後、サッドは毒矢を撃って、リンネの腹部に命中させた。
「うっ…!」
リンネはバイオリンを落としてしまった。
「僕も戦ったら強いんだぞ…?!」
サッドがそう言った途端、リンネは立ち上がった。
「そんな…?!僕の矢の毒は猛毒で、刺さったらすぐに死ぬはずじゃ…?!」
サッドは驚いて、震えた。
「それがどうしたんだ…?!」
リンネはバイオリンを諸刃の剣に変えた。リンネは矢を引っこ抜いた後、自分の体に剣を刺した。
剣を抜くと、傷がふさがり元通りとなった。
「どういうことなの?!」
サッドはリンネを見て震えた。
「うらあああああ!!!」
リンネはこれまでとは全く別人のようにサッドを襲ってきた。
「ひゃあああ?!!」
サッドは次々と避けて行った。
その後、リンネはサッドを蹴飛ばした。サッドは壁にぶつかった。
「これ、どう考えてもサッドが勝てる相手じゃねぇよ!!!」
それを見たDACBは思わず突っ込んだ。
「DACB、お前も準備しろ…!お前はこの後、セリカと組み、俺とマカロンが相手となって戦わないといけないんだからな…。」
「冗談じゃねぇよ!!!俺様、殺されるんじゃねぇか!!!」
クリムゾンの助言に思わずDACBは突っ込んだ。
「俺の能力を忘れたのか…?」
「能力…?!…あれか!!」
セリカがそういうと、DACBはひらめいた。セリカには思い浮かべたことを現実にする能力を持っているのだ。
とはいえど、相手になるのはブラックリスト特級クラスであるクリムゾンとマカロンである上、セリカは上級で、自分は中級なのだから不安であった。
そうしているうちに勝負が決まったようだ。
「ふん、てめぇの実力はそんなもんかよ…。」
と、リンネは吐き捨てるように言った。
「うっ…。リンネ…。」
「あん?!…俺はアグリッパだと何度も言っただろ…?!」
サッドがそう言うと、アグリッパはサッドを冷たい目で見て言い返した。
その後、すぐに元のリンネに戻った。
「…?!サッド、大丈夫?」
と、リンネは驚いて言った。
「ええええええ~?!!!」
DACBはその様子を見て、ぞっとした。
「…次は君、だよね…?」
マカロンはおどけたかのように言った。その時の微笑みは邪悪さを帯びていた。
「…。」
マカロンの手錠を見たDACBはぞっとした。
「おい、何ボーっとしているんだ?!早く行くぞ!」
クリムゾンがそう言うと、その場を去った。
「あ!!待てぇ!!」
クリムゾンの後にDACBは付いて行った。
「うぅ…。今日は冷えるにゃ…。」
「ポイズン、大丈夫だよ…。もうすぐ建物の中に入れるから…。」
とある子猫と小さな子狐は大雨の中、歩いていた。
ヴァリアス帝国は今、1ヶ月ぶりの大雨だった。風が吹いてて、寒く感じる。歩いている中、2人は1人の男を見つけることが出来た。
「リーフ、誰かいるよ?」
「よかった…、聞いてみよう!」
ポイズンとリーフはその人に聞いてみることにした。その人は背が低く、赤い大型ののこぎりを持っていた。
「(雑音)さん…、来るって?…誰かが…?!」
その後、ある男は右の方を見た。そこには、小さな猫と小さな狐がいた。
「…(雑音)さん…、ちょっと待っててね…。」
そう言うと、ある男は2人に話しかけた。
「…誰かと思ったら、キミ達か…。…何の…用だね…?」
「僕らをヴァリアス軍の一員にしてください!!」
ポイズンが高らかに言ったものだから、リーフは驚いた。その男も意外な言葉に少しは驚いているようだった。
「…キミ…、これはどういうことか…分かってるよね…?」
座っていたその男は急に立ち上がった。
そして、その男はその2人を静かににらみつけた。その瞳の中には狂気があった。
クリムゾンとマカロンは右の扉から現れた。左の扉からDACBとセリカが現れた。
「DACB、親友だからって、手加減はしないぞ…!」
クリムゾンはレーザーソードを構えた。
「上等じゃあぁぁぁぁああああ!!!」
DACBはメリケンサックを構えた。
「僕の手錠に勝てるかな?」
マカロンは手錠を構えた。
「…かっ消す…。」
セリカはトライデントを構えた。
「準備はよろしいですか?…それでは、始め!!!」
コーディルがそう言うと、試合が始まった。
その後、厄介な客が突然来ることをほとんどの人が知らなかった。
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