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19ページ:長期戦と狙われた者達
2012/06/30(土)11:07:27(12年前) 更新
4章:ビスカリオ帝国、崩壊の危機
ウォーラスとパプパプはゆっくりと立ち上がった。共に大量の血が流れている。
ウォーラスは思わずバランスを崩してしまった。
パプパプ「ウォーラス…!!」
ウォーラス「…かまうな…。お前は戦いに集中しろ…。」
ウォーラスは大粒の汗をかきながら顔をしかめている。
イプシロン「ぼんやりしてたら狙われますぜ…!」
イプシロンは諸刃の剣でパプパプとウォーラスを襲った。パプパプは斧でその攻撃を防いだ。
イプシロン「守ってばかりじゃ、勝てませんよ…!」
イプシロンはその後、払い飛ばした。パプパプはその衝撃で尻餅をついてしまった。ウォーラスは痛みで顔をしかめながらイプシロンをにらみつけた。
ウォーラス「…ちく…しょう…。」
ウォーラスは地面に転がっているがれきを拾い、イプシロンに投げつけた。
イプシロン「ぐっ!!!」
イプシロンは右足の怪我のためバランスを崩した。
パプパプ「今だ、パプー!!!」
すぐにパプパプは斧でイプシロンを斬りつけた。
イプシロン「ぐあああああ!!!」
イプシロンは一瞬、意識を失いそうになった。その後、パプパプは息を荒くして尋ねた。
パプパプ「どうだ、パプ…!!」
イプシロン「まさかそうなるとは思いもしませんでしたね…、流石です…。でも、我は長期戦が得意なのでまだまだ序の口です…。」
ウォーラス「負け惜しみは見苦しいぞ…!」
パプパプ「いや…、彼の言ってることは本当パプよ…。」
いやな予感がする…。
場合によっては、犠牲者が出るのかもしれん…。
シータとN・トロピーは教会へ向かった。一時退却も止むを得なかった。
シータ「神父さん!」
N・トロピーは体力が無いため、一瞬気を失いそうになった。
N・トロピー「シータ…。先に私のチャーチへゴーしてくれ…。」
シータは驚いて絶句した。
シータ「えっ…?!」
N・トロピー「ハリー・アップ!!!」
シータはN・トロピーの言うとおりにした。
彼の教会は今にも滅びそうになっている。N・トロピーは死を覚悟しながら、シータを逃がしたのだろう。
シータは教会の中へ入った。
教会の中には研究員・作業員もどきがうじゃうじゃいた。
シータ「…。(こいつらを追い出さなければ…。)」
シータはブーメランを投げて研究員・作業員もどき達を倒していった。ブーメランなので結構早く片付く。戻ってきたブーメランを受け止めた時には、全体の4割が片付いていた。
シータ「コツをつかめばちょろいもんですね…。」
しかしその時には、N・トロピーの近くにイオタのミサイルが飛んでいた。
その頃、イプシロンは目を閉じた。
パプパプ「寝てる暇は無いパプよー!!!」
パプパプは斧でイプシロンの首を狙った。しかし、イプシロンはすぐに目を開け、諸刃の剣でパプパプの胸部を斬りつけた。
パプパプ「ぐあああああ…。」
イプシロン「甘いな…。そう簡単に我の首を撃ち取れるとでも思ってたのかい?」
パプパプは倒れてしまった。ウォーラスは心配そうに彼を見つめている。
ウォーラス「大丈夫か…?」
パプパプ「…腹減ったし…、痛いし…。もう限界パプ…。」
パプパプの体から大量の血が流れている。
ウォーラス「ぐっ……。」
イプシロン「敵である我の存在を忘れたのかい?」
イプシロンはウォーラスを斬りつけようとした。しかし、ウォーラスは包丁でそれを受け止めた。
イプシロン「なっ…。」
ウォーラスはそのままイプシロンを払い飛ばした。イプシロンはレストランの壁にぶつかってしまった。
ウォーラス「パプパプよ…、お前は休んでくれ…。ここは俺がやる…。…イプシロン!!!お前をさばいてやるからな、覚悟しろ!!」
イプシロン「やってみるもんならやってみな!!」
すぐにイプシロンは立ち上がって、ウォーラスに襲い掛かってきた。
イプシロンの素早い攻撃に対してウォーラスは包丁でしばらくの間、受け止めていた。
イプシロン「守っているだけじゃ勝てないぜ…!」
ウォーラス「それは俺も分かってる!!」
ウォーラスは包丁でイプシロンを斬り付けようとしたが、イプシロンはそれをかわしてしまった。
イプシロン「さっきの攻撃に当たるところだったぜ…!!」
ウォーラス「コックをなめちゃ困るよ…!」
大広間では―…
リラ・ルーとビスカントが歩き回っていた。
リラ・ルー「なんか落ち着きまへんなぁ…。」
ビスカント「うわ言みたいに言わないでくれるかな…?」
リラ・ルーの一言でビスカントはさらに不安になってしまった。
ビスカント「…。(N・トロピー、クラッシュ、ウォーラス、アンバリー…、みんな上手くやってくれてるのだろうか……?!)」
ビスカントはリラ・ルーに少しだけ聞いてみた。
ビスカント「すまないけど、少しだけここから出ていいかな?!…すぐに戻ってくるから…。」
リラ・ルー「皇帝陛下の城ですから…。」
リラ・ルーはその質問に対して、少しだけ驚いていた。
ビスカントは大広間から出た後、少しだけ喀血した。彼のいる場所は人からあまり気づかれない所だった。
ビスカント「あっ……。」
震えながらビスカントはしばらくの間、吐いた血を眺めていた。
ウォーラスはイプシロンとの一騎打ちとなった。
しかし、イプシロンのスピードのある攻撃にウォーラスは苦戦していた。
ウォーラス「ぐっ…!(速い…!!)」
イプシロン「守りは完璧ですね…。でも、その守りを我が破ってみせるよ…!!」
しばらく連続攻撃した後、イプシロンは諸刃の剣でウォーラスを弾き飛ばした。しかし、ウォーラスは何とか持ちこたえた。
イプシロン「はあぁ!!」
イプシロンは剣でウォーラスを斬り付けようとした。
それに対して、ウォーラスは持ってる包丁でイプシロンを斬りつけた。
グシャ……!!!
イプシロン&ウォーラス「えっ……?!」
ウォーラスの腹部にはイプシロンの諸刃の剣が、イプシロンの左肩にはウォーラスの包丁が刺さった。
パプパプはそれを見て、ぞくっとした。
パプパプ「ウォーラス…!」
イプシロンは諸刃の剣を、ウォーラスは包丁を引き抜いた。引き抜かれたところには大量の血が流れている。
パプパプ「ひっ…?!」
ウォーラス「…怖がるな…。これくらい、どうって事はねぇ…!!」
汗を流しながら、息を荒くして眉間にしわを寄せていたのか、パプパプは余計に心配になった。
ウォーラス「…!(いかん…、意識が…!)」
ついに、ウォーラスは体のバランスを崩してしまった。
パプパプ「ウォーラス!!!」
それを見て、パプパプの顔は青くなってしまった。
イプシロン「眠るのは…、まだ早いぜ…!!」
イプシロンは諸刃の剣を持って、ウォーラスかパプパプに襲い掛かってきた。
パプパプは近くにあった斧を拾い、イプシロンに対抗した。
パプパプ「今度はパプパプが相手になってやる、パプー!!」
イプシロン「偉そうに言うなー!!」
流石に体力のあるイプシロンも限界に近い。なので、少しばかりは冷静さが失っているのだろう。
パプパプは歯を食い縛って、斧を構えた。
パプパプ「…これで終わるんだ、パプー!!!」
パプパプは斧でイプシロンを攻撃した。その攻撃はイプシロンの胸部に当たったため、彼は即死した。
ウォーラス「はあ…、はあ…。」
それを見てウォーラスは倒れて、息を荒くしていた。
パプパプ「ウォーラス!!…早く手当てをしないと…。」
その後、パプパプはウォーラスを背負って、N・トロピーを探し始めた。
レストランのあるこの通りは、イプシロン、パプパプ、ウォーラスの血が飛び散っていた。
N・トロピーは瞬間移動で自分の教会に行った。
N・トロピー「シータ!!」
シータ「神父さん!!」
その時のシータは飛ばしたブーメランを受け止めたところだった。
なんとか、ここにいる研究員・作業員もどきの全体の9割を片付けたようだった。残りの1割はN・トロピーがフォークで何とか片付けた。
シータ「…神父さん、私、決めました!」
N・トロピー「なんでしょう…!?」
シータ「詩人ユナを生き返らせます!」
その意外な言葉にN・トロピーは驚いた。
N・トロピー「ユーは復活呪文を覚えてるのかね…?」
シータ「連発は出来ませんが…、少しなら出来ます…。」
その後、シータは復活呪文を唱え始めた。
しかし、しばらくもしないうちにイオタのミサイルが飛んできて、教会を破壊してしまった。
イプシロンとの戦いに勝利したパプパプとウォーラス。
シータの呪文は成功するのか―…?
次はタイニー、コアラコング、モー、リパー・ルーの戦いが始まる―…!
モー「兄貴、どうか…、オラ達を見守ってくれ……!」
そう願いながら、モーはジョーの指輪を眺めた。
コアラコング「リパー・ルー!ペンは使えるか?!」
リパー・ルー「いつでもアチキは大丈夫だにょ!」
風が吹いている中、時計塔の鐘が鳴った。
続く
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