２ページ：始めての戦い

2012/04/04（水）23：50：54（12年前） 更新

１章：勇者クラッシュの誕生

クラッシュ一行はビスカリオ帝国に向かって旅をしていた。途中で、ニトラス・ブリオの言ってた川辺に着いた。

クラッシュはうれしそうに座った。
クラッシュ「ふうー、休憩！休憩！」
クランチ「そういえば、のど渇いたなー。」
ココ「そうね、休みしましょう。」

その近くに勇者の姿をしたコルテックスと魔法使いの格好をしたＮ・ジンが来た。２人は座って、川の水を飲もうとした。
コルテックス「あー、やっと水にありつけた…。」
Ｎ・ジン「全くです。」
２人は川の水を飲んだ。クラッシュはそこよりも上流で水遊びをしていた。２人は同時に水を噴き出してしまった。
コルテックス「こらあ、水を汚すんじゃねえ！」
クラッシュ「えっ、気持ちいいんじゃ…って、コルテックス！なんで、こんなところに?!しかも、Ｎ・ジンまで…。」
Ｎ・ジン「ここに会って100年目ってことかな?!」

その時、ココとクランチがびっくりして、クラッシュに尋ねた。
ココ「お兄ちゃん、なにかあったの?!」
クランチ「誰かと思ったら…、コルテックスにＮ・ジン!!今度は何を企んでいる?!」
クランチはヌンチャクをかまえ、戦闘体勢に。すると、コルテックスはどや顔で、きっぱりと答えた。
コルテックス「世界征服に決まっておる!!」
Ｎ・ジン「違うだろ…。拙者たちの目的はビスカリオ帝国に行くことでしょう…。」
コルテックス「すまん、いつものくせで…。」
ココ「まさか、あんたたちも私たちと同じ目的だったとは…。」
ココは予想外のことが起ったため、思わず頭をかかえた。クランチはヌンチャクを下ろした。
クラッシュは何かとげのあるものを見つけた。その上、それをちょっとつついた。
クラッシュ「おーい、なんか面白そうなものを見つけたぜー!!」
ココ「馬鹿!それはー…。」

『ヤマアラシ　２体、現れた!!』　

クラッシュ「うそーん?!」
ココ「『うそーん?!』じゃないでしょ、この馬鹿!!」
クランチ「いきなり戦闘かよ?!」
おどおどしているクランチの前にコルテックスが剣をかまえて前に出た。
Ｎ・ジン「ハカセ、危ないですよ…。たいした道具も何も持ってないのに…。」
コルテックス「知るか、そんなの！やい、ザコども、覚悟しろ！」
コルテックスはＮ・ジンの話を完全に無視している。

『ヤマアラシ１のちくちく攻撃！コルテックスに10ダメージ！コルテックスは死んでしまった。』

Ｎ・ジン「うわーん!!ハカセー！なんで、体力５しかないのにアドバイス無視してまで戦うのー?!」
Ｎ・ジンはコルテックスの亡骸を抱いて、号泣した。
ココとクランチ「…ださっ…。」
クラッシュ「あわわ…、どうしょう…。道具とか何か…。」
その時、クラッシュはひらめいた。
クラッシュ「あれがあった！」
クラッシュは道具、アクアクを手にし、装備した。

『ヤマアラシ２のちくちく攻撃！クラッシュには当たらなかった…。』

ココ「その代わり、アクアクは刺されまくってます…（使い方が間違っている）。」

『クラッシュの攻撃！ヤマアラシ２に８ダメージ！ヤマアラシ２を倒した。』

クランチ「俺も助太刀するぜー!!」

『クランチの攻撃！ヤマアラシ１に10ダメージ！ヤマアラシ１を倒した。』

クラッシュ「よし、やっつけたぞ！」
ココ「あっ、いけない！もう夕方よ！宿屋を見つけなくっちゃ！」
クラッシュ「わっ、ほんとだ！おら、腹減った…。」
クランチ「俺も…。」
Ｎ・ジン「あのー…、向かうべき場所が同じだから拙者たちと一緒に行きませんか？」
ココ「ったく、しょうがないわね…。」

その時、
アクアク「こおらー!!!誰だ?!わしを盾にしたやつ!!」
クラッシュ「わっ、道具がしゃべった?!」
アクアク「道具じゃない！わしは守り神アクアクじゃー！お前か?!わしを盾にして使ったのはー!!」
アクアクはクラッシュの頭に角をぶつけた。
クラッシュ「ひえーん、ごめんなさーい！」
ココ「普通、気づくでしょ…。」

クラッシュたちは始めての戦いに勝つことができた。そして、ビスカリオ帝国は近い。
そこで何が起るのか…？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

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