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6話:式の行方
2012/08/03(金)21:06:05(12年前) 更新
~本編~
ロムが亡くなってから1ヵ月後―…。
その日はパティーナがリオワードと結婚する予定の日まで後、2週間となっていた。しかし、その頃は伝染病が流行していた。
大臣「リオワード様!」
リオワード「ん?!どうした?」
大臣「今日、この伝染病で住民300人が亡くなりました。」
その話にリオワードはぞっとした。
しかし、大臣は話を続けた。
大臣「かつてヒロ様が所属していたカトレア騎士団では今、先生も含めて570人中、380人が感染し、その中でも180人が重篤でございます。」
リオワード「これは…、パティに知らせないと…。」
伝染病が流行りだしてから3週間も経たない内に300人の死者が出るとは―…。
5万人ぐらいの人口しかないこの国にとっては重大な話だった。
その翌日の朝、事態はもっと恐ろしいことになっていた。
その中、ヒロはのこのこと何の抵抗力もない状態で寝室から出てきた。
すると、突然大臣が飛び出してきた。
大臣「ヒロ様、大変でございます!」
ヒロ「大臣さん、どうしましたか?朝からバタバタと…?!」
ヒロはあまりにも突然なことに立ち往生してしまった。
大臣「大変です…!カトレア騎士団の重篤な感染者180人中、90人が亡くなりました…!」
その大臣の報告にヒロは青ざめた。
ヒロは走ってカトレア騎士団の本部に行った。
カトレア騎士団の場には山積みされた棺おけがあった。おそらく、棺おけは亡くなった90人のだろう。
ヒロ「…(スペースがないからって…。)」
そう思うと、ヒロは悲しみと悔しさが入り混じった涙を流していた。
ヒロ「…。(パティーナ様はそれでも結婚式をなさるのだろうか…?)」
ヒロはあることに決心して城に戻った。
城に戻ると、パティーナを探し始めた。
ヒロ「皇女様!!皇女様!!」
連呼しながらヒロは城中を走り回った。
ヒロはついにパティーナの部屋を見つけた。
ヒロ「パティーナ!!」
ヒロが入った時、ベッドの上でパティーナは寝転がっていた。
パティーナ「まあ…。ノックをしない上に呼び捨てだなんて、失礼な子…。」
ヒロ「お願いです!!結婚式を中止してください!!!」
すると、パティーナは怒りながら起き上がって、ヒロに近づいた。その形相やオーラは恐ろしいものだった。このままヒロはパティーナに殺されてしまうかもしれないほどだ。
パティーナ「…もう一回言ってみよ!」
ヒロ「結婚式を中止してください!」
ヒロはそれにひるまず繰り返した。
パティーナ「…それはリオワード様がおっしゃったことと同じことじゃない…。伝染病拡大防止のためでしょう…。」
ヒロ「はい!」
その質問にヒロは即答した。
パティーナ「生意気な!!」
そう言いながら、パティーナはヒロを蹴り飛ばした。蹴り飛ばされたヒロは壁に叩きつけられてしまった。
パティーナ「偉そうに言って!!簡単に私の楽しみをぶっ壊すんじゃないわよ!!私が結婚式を挙げると言ったら、挙げるの!!分かった?!」
その後すぐにヒロの目の前でドアをぴしゃりと閉めた。
ヒロ「いっつ…。」
しばらくの間、ヒロは激しい痛みであえいでいた。
その日の夜近く―…。
ヒロは家来から手紙を受け取った。
家来「ヒロ様、パティーナ様からの手紙です!」
手紙を受け取ると、ヒロはすぐに読み始めた。
『ヒロちゃんへ―…。
私はみんなのために結婚式を中止します。
…(途中略)…
でも、リオワード様は渡さないからね…!
パティーナより』
それを読んだ後、ヒロはうれしくなってほっとした。
リオワード「パティ、初めて素直に現実を受け止めるようになりましたね…。(本当はあまりにも頑固なものだから、僕がパティに怒ったからだけど…。)」
その直後、召使の女が飛び出してきた。
召使の女「大変です!!」
ヒロ「今度は何ですか?!」
召使の女「大変です!パティーナ皇女が高熱をお出しになりまして!」
リオワード「落ち着いてくれ!まず、パティのところまで案内してくれないか?」
女の召使はパティーナの部屋まで案内した。
その頃、リオワードは微妙な胸痛に気づいた。
リオワード「…。(…なんか胸が痛いな…。)」
とは言えど、さらにみんなに心配をかけるわけには行かなかったので、リオワードは黙っていた。
部屋に入り、ヒロ達が目にしたのは高熱で寝込んでいるパティーナの姿であった。
物語は転機に来ていた―…。
続く
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