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Crash's fairy story ~運命の帝国によるファンタジー~
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オープニング
2012/08/08(水)12:10:10(12年前) 更新
ここからが本編です。
いつの時代かは分からないが、今となっては昔のことである。
ヨーロッパのようなある世界で、1人の女帝がいた。
その名は、クラータ・フランテア・クランツ1世。名前のとおり、クラータ帝国の建国者かつ初代女帝だ。
彼女は縞々のキャミソールにかなり短い短パン姿で、その上にマントを羽織っている。そして、お供なしでも戦えるほど十分に強いのだ。
今日はクラータの25歳の誕生日で、この調査が終わったら彼女のための晩餐会が待っている。
彼女は自分の部下を危ない目に会わせるわけにはいかなかったのか、今日はお供を全員外で待たせ、1人で洞窟に入った。
と言うよりか、彼女はお供と一緒にいること自体があまり好きではなかった。
「ふぅ~、お供がいないと身軽だわ…。さてと、中の様子を見てくるか…。」
クラータはさらに奥へと進んだ。
奥へと進んでいくたびに暑くなった。さらに湿度も高くなった。
周りが暗いので、クラータは足元などに用心しながら歩いていった。
洞窟の奥に着くと、光り輝く魔法陣らしきものがあった。その近くを見ると壁画のようなものがあった。
「…これは…?」
見てみると、薄れて汚くなっているが、人形のようなものを7人の戦士のような人達が退治している場面であるのが分かった。
クラータは下の文字を読んでみた。とは言えど、汚い上に薄くなっているかつところどころ欠けているようなところがあって、詳しいことは分からなかった。
「(今から4000年前)兵器人形…ブブ…。7人の戦士達によって封印された……。」
この伝説はクラータ帝国やヴァリアス帝国では有名であるが、ところどころ嘘が書かれてあるため本当の内容は誰も分からない。
「その若くして死んだ7人の戦士の子孫はこの世界にあり……。」
いやな予感がする。
その7人の子孫は何者かに狙われるだろう―…。
その時、誰かがここに来る音がした。
「誰なの?」
「…誰かと思ったら、クラータ帝国のお嬢さんではありませんか…。」
「その声は…、ベロ皇帝!!」
「ご名答。」
暗がりからベロが姿を現した。
「何しに来た?!」
「この伝説に描かれている兵器人形ブブを復活させるためさ…。」
「そんなこと、絶対にさせない!!」
すぐにクラータはリボンを構えた。
「…そういえば、お前のリボンは鞭にもカッターにもなるんだっけな…?」
「それがどうした?」
「弱そうだ…!」
「戦わないと分からないでしょ!!」
クラータはリボンでベロを襲った。リボンに当たった岩は真っ二つに割れてしまった。
ベロは軽くよけて、クラータに何ともなかったかのように言った。
「隙ができたな…。」
「何ですって?」
ドスッッ!!!
「がはっ!!!」
ベロは諸刃型の短剣でクラータの腹部を刺した。そこから、大量の血が流れている。
「そんな……。」
涙を流しながらクラータはつぶやいた。
「悪いけど、ここで眠ってもらうぞ…。」
ベロはそこから短剣を抜いた。
その後、クラータはそのまま倒れて、息絶えた。
クラータとの戦いに勝利したベロは自ら魔法陣に入った。
「さあ…、復活せよ…!…兵器人形…、ブー…ブー!!!!」
その叫びとともに魔法陣はまばゆい光りを出した。
その頃の外は大雨で、雷で時々光っていた。
ピカアアァァァァ!!!
ベロは魔法陣の中でしばらく気を失っていた。
気がつくと、彼の目の前に伝説で登場した兵器人形ブブがいた。
「これが…、兵器人形ブブ……。」
ベロは驚きのあまり、わなわなと震えていた。
「…そうだ…が…?」
ブブの声にベロの興奮は増した。
「すばらしい…。すばらしいぞ…、これでクラータ帝国は征服できる…!あはは……。あーっはっはっはっはっは!!!」
ベロの笑い声は洞窟中にこだました。
それが全ての始まりになった―…。
They will die young―…
What is their fortune?
それから、約50年後―…
数奇な2つの帝国での物語が今、始まろうとしていた。
それは、あの洞窟の壁画が物語っている伝説が現実となる時だろう―…。
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