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5ページ:貴公子と謎の少女
2012/04/11(水)18:44:38(12年前) 更新
2章:謎の人物
『リラ・リラ大サーカス』を終えた後、コルテックスとN・ジンは『ダイル鍛冶屋』に行き、アイテムを取りに行った。
ティンゴの父「ほら、ちゃんと鍛えておいたから、ずいぶん強くなってるはずだぜ。」
コルテックスはうれしそうに剣を手に取った。諸刃の剣はピカピカで、なんでも切れそうだ。
コルテックス「ありがとうございます。」
ティンゴの父「何かあったらすぐ来いよ。」
ティンゴ「ほら、お前にぴったりなアイテムを作ったぜ。」
ティンゴはN・ジンにアイテムを渡した。赤くて、かっこいいインカムだ。
N・ジン「ありがとうございます。」
ティンゴ「言ってはおくが、これは戦闘のときしか能力を発揮しねぇからな。よく覚えておけよ。」
コルテックスとN・ジンは『ダイル鍛冶屋』を後にして、宿屋へ向かった。
こんな楽しい1日は突然、一変した。
というのは、謎の敵がビスカリオ帝国に迫って来たのだ。
その夜、あるバーにてー…
軍人の大将らしき男、政治家ジョット、コモド兄弟の順にカウンターに並んで座っていた。
ジョット「ボン・クラッチ殿、お酒をほどほどにしないとパティに怒られますよ。」
ボン・クラッチ「パティって、わしの秘書パサディーナのことか?!知ったこっちゃねぇよ!」
ボン・クラッチはビールを一気に飲んだ。彼はかなりお酒を飲んでたのか、かなりきている。
モー「昨日、酔いつぶれて帰ってきて、彼女に殴られたらしいな。また…、殴られますよ?」
『聞いていない!ただの酔っ払いのようだ…。』
ボン・クラッチはビールをおかわりし、また飲んだ。
ジョーとジョット(思)「あぁ…、今日も『秘書に殴られる』こと、確定だな…。」
その時、弓矢をもった貴公子らしき青年が入ってきた。
ジョット「おぉ、ピンスト。狩りはどうだった?」
ピンストライプ「まあまあかな…。」
ピンストライプはモーの隣にぐったりと座った。彼は、かなり疲れているらしい。
マスター「今日はかなりお疲れですね、ピンストライプ様…。」
マスターはグラスを拭きながら、尋ねた。
ピンストライプ「ちょっと大物を見つけて、仕留めようと思ったもんでね…。」
ジョーはピンストライプの顔色を少しうかがった。
ジョー「だいじぃぃぃぃょうぶか?顔色が悪いぞぉぉぉ?!…具合が悪いのか?」
ピンストライプ「バーの明かりが少し青みがかかっているからじゃねぇのか…。」
ピンストライプはその後、赤ワインを注文した。
このバーの赤ワインは格別だと評判が高いのだ。なので、皇帝への献上品の1つとなっている。
マスター「お待ちどうさま。ビスカリオワインでございます。」
マスターはピンストライプにワインを差し出した。
ピンストライプはワインの香りを楽しみながら少し飲んだ。
ピンストライプ「…お前らに警告しなければならないことになった。」
モー「警告って…。」
ジョー「何かやべぇことになっているのか?」
ジョット「大事な話だからいい加減、起きろ!ボン・クラッチ殿!!」
ジョットはボン・クラッチを起こした。注目されている中、ピンストライプは冷静に警告した。
ピンストライプ「ビスカリオ帝国が狙われているらしいぜ…、作業員もどきに。」
話を聞いたジョーたちは驚き、ぞくっとした。ボン・クラッチは酔いから冷めてしまった。その後、ジョットは悔しそうに歯をくいしばった。
ジョット「…息子の言ってることは本当らしいな。急いで陛下たちに知らせないと、取り返しのつかないことになるだろう…。」
モー「そんな…。」
ジョー「いそぉぉぉぉいで、街の人たちにしぃぃらせぇぇねえと!」
ジョット「ボン・クラッチ殿は見張りを頼む!」
ボン・クラッチ「分かってる!パサディーナに伝えておく。」
ジョットはうなずいた。
ジョット「ああ、頼んだぞ…。」
ピンストライプはワインレッド色のリボンを身につけた少女のことを思った。
ピンストライプ(思)「ユナ……。」
クラッシュ一行はその頃、宿屋の大浴場で入浴していた。大浴場はクラッシュ一行の他、誰もいない。
クランチ「ふぅ~。ちょうどいい湯加減だし、気持ちいいぜ。」
N・ジン「全くです…。」
コルテックス「さてと、わしの剣がずいぶんと強くなったし。明日、獣と戦えるわ!」
クランチ「そうだな。こんなところでぼんやりと過ごすわけにはいかないしな!なあ、クラッシュ!」
クラッシュはクランチの話を聞かないで、壁を登っている。女風呂が隣にあるので、明らかに覗くつもりだ。
クランチはココの言いつけを思い出した。
ココ「お兄ちゃんを見張っといてね。何を考えているのか分からないんだから!」
クランチはクラッシュを止めに行った。
クランチ「クラッシュ、ダメだ!」
クラッシュ「向こうは何があるかな~。」
その後、コルテックスが加勢に加わった。
コルテックス「わしも手伝う!」
N・ジン「わっ、ハカセ?!」
クラッシュを止めようとしたけど、遅かった。クラッシュはココの目の前に落ちてしまった。
クラッシュ「ご、ごめん…。こんなつもりじゃ…。」
ココ「きゃあああああああああああ!!」
ゴツッ!!!
ココはクラッシュの頭を殴りつけた。
クラッシュ「ブフォッ!!」
クラッシュ一行は入浴後、部屋に戻った。
クラッシュ「さっきはごめんって!壁の先、何があるか分からなくって…。」
ココ「言い訳はよしなさい!!」
ココはクラッシュをにらみつけた。
クラッシュ「はい……。」
その時、タイニーが部屋に入ってきた。
クラッシュ「あっ、サーカスの奴!」
タイニー「そうだよ。覚えてくれてるなんて、タイニー、うれしい。」
クランチ「タイニー、どうしてここに来たんだ?」
タイニー「タイニー、親友のティンゴに会いたくて『ダイル鍛冶屋』に行った…。そしたら、ここ…。」
コルテックス「ここは宿屋だ。N・ジン、ここは案内を頼む。」
N・ジン「えぇ~?!拙者が行くの?!」
その翌日の朝ー…
時計台の鐘が鳴った。ビスカリオ帝国は少し霧がかかっていた。
クラッシュ一行は宿屋を後にした。
ココ「なんか、いやな予感がするわね…。何があってもおかしくない感じだわ…。」
ココは眉間にしわを寄せていた。霧はだんだん濃くなっていく様子である。
クランチ「だから、外に出て戦ったり、街の人たちに聞いて情報収集するんじゃないか。」
ココ「そうね。まず、あの教会の神父様に聞いてみようか…。」
ビスカリオ教会ー…
N・トロピー「誰かと思ったら、コルテックスたちじゃないかね…。」
N・トロピーは少し眉間にしわを寄せていた。
ココ「今日は誰も外に出歩いてないですね。何かあったんですか?」
N・トロピー「実はですね…、作業員・研究員のようなメンがこの国に迫っていましてね…。それでピープルは怖がって、ハウスに引っ込んでしまいましてね…。」
N・ジン「奴らは今、どこまで来ているかっていうのは、少しでも分かりますかね…?」
N・トロピー「正確にどこまで来ているのかは分かりませんが、おそらく…、ある一部の人たちはここに…。ある一部の人たちはエンペラーのいるところに…。」
その時、教会の扉が荒々しくノックしていることにクラッシュ一行は気づいた。
コルテックス「まっ、まさか…。」
コルテックスは恐る恐る少し扉を開けた。そこには、無数の研究員・作業員に似た男たちがいた。
クラッシュ「こりゃあ、戦いが避けられそうにないな…。」
クラッシュとコルテックスは剣、ココとN・ジンは杖、クランチはヌンチャクをかまえた。
N・トロピー「私も参戦します。」
N・トロピーはフォークをかまえた。
謎の集団、作業員・研究員もどきに囲まれ、戦いを避けられなくなったクラッシュ一行。
皇帝ビスカントたちの運命は?
だんだん明らかになっていく勇者クラッシュとコルテックスの使命とは?
城の中ではー…
ビスカント「ひぇ~!!何があってるんですか~?!」
ビスカントはおびえながらブーメランをかまえていた。
アンバリー「慌てるんじゃないわよ!」
アンバリーはビスカントに一喝した。
皇帝と皇后の前にいた秘書パサディーナは歯を食い縛りながら思った。
パサディーナ「ボン・クラッチ殿…。守備は上手くいってるのでしょうか…。」
続く
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