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最終話:天上の愛
2012/08/25(土)13:21:55(12年前) 更新
~エピローグ~
また、どこかで会える事を楽しみにしてます。
ヒロはロケットを受け取り、その中身を見た。
その中には、ヒロにそっくりな美しい若い女性の写真が入っていた。
ヒロ「…この女は…?」
リオワード「…そう、その女が僕の亡き母上だ…。」
ヒロ「この人が…?」
ヒロはもう一回、ロケットの中にある写真を見た。
その女性はヒロと同様、茶髪でツインテール、青い瞳の持ち主だった。
リオワード「優しかった…。大好きだったけれども、僕が幼い頃、病気で死んでしまったんだ。だから、ヒロに会えた時、僕はやっと母上に会えたように…。うれしくて…。」
リオワードは涙ながらにささやいた。
リオワードがヒロを気に入ってた理由はそれだったのだ。
ヒロ「陛下…。」
そう思うと、ヒロは涙を流した。
その後、リオワードは少し体を起こして、ヒロに頼んだ。
リオワード「ヒロ、お願いがある…。」
ヒロ「お願い?」
大臣「陛下御自身からのお願いとは、珍しいことだ…。」
それを聞いて、大臣驚いた。
リオワード「僕の手を…握ってくれないか…。ずっとだ…。」
それを聞いて、ヒロはリオワードの手を握った。
リオワード「…温かい…。ありがとう……。」
その後、リオワードはゆっくりと目を閉じ、そのまま息を引き取った。
ヒロ「陛下ー!!!」
号泣しながら、ヒロはリオワードを呼んだ。彼の家来達はしくしくと泣いていた。
リオワードが亡くなってから3ヵ月後、カトレア騎士団は先生も含めて、全員亡くなった。残っているのは、カトレア騎士団から追放されたヒロだけとなってしまった。
リオワードが亡くなった後、彼のいとこのジョージが即位したが、ヒロはジョージのことが好きではなかった。
ヒロは冬から春にかけてのある日、ロムと同じ病気にかかってしまった。
ジョージはワインを一気飲みをしては、そのびんをヒロに投げつけていた。
ジョージ「ヒロ、そのびんを片付けておけ。ちなみにあの皿も。」
その言葉を聞いて、ヒロはしぶしぶと皿とびんを片付けた。
片付けた後、ヒロは自分の部屋に入り、ベッドに入った。
その夜、ヒロは高熱を出して、時には喀血もしていた。
そうしている中、ヒロの部屋にジョージが入って来た。
ジョージ「ヒロ、具合悪そうだな!!」
その言葉を聞いて、ヒロは癪に触った。
ヒロ「…ちょっと、聞いてもいい?あなたはリオワード様のことを何とお思いになっておられるのですか。あの時、『私はリオワードの意志を受け継ぎます。』と、おっしゃったのではありませんか。」
それを聞いて、ジョージは笑った。
ジョージ「お前、馬鹿か?あれは演技。リオワードの意志を受け継ぐなんて、鼻からなかったんだよ!!」
ヒロは激怒したが、我慢した。
ジョージ「ハハハ…。俺にたてついた事、こんなあほな質問をした事に後悔するんだなぁ。俺はもう、行かなければならないので。」
そう言いながら、ジョージは出て行った。
ヒロは悔しさのあまり、布団の中にもぐりこんだ。
しばらくすると、ヒロの顔は前よりずっと悪くなり、ついに虫の息となった。
ヒロ「リオワード…、リオワード…。」
連呼をし続けていると、ヒロは涙が出た。
ヒロ「愛してる…。私は…、ここにいます…。…あなたにふさわしい妻はここに…いま…す……。」
そうささやきながら目を閉じた。
すると、天上の光が差し込んできた。
ヒロは自分が呼ばれたような声に気づき、目を覚ました。
なんとヒロの目の前にリオワードがいた。
リオワード「ヒロ…。」
リオワードは優しくヒロを呼んだ。
ヒロ「陛下…。」
ヒロはリオワードを呼び、そして涙ながらに抱き合った。
ヒロ「待ってたの…。」
そのままヒロはリオワード達がいる世界へ行ってしまった。
翌日の朝、ジョージはヒロの部屋を訪れた。
ジョージが来た時には、すでにヒロは息絶えていた。
ジョージ「死んだか…。」
ヒロの亡骸を見て、ジョージはつぶやいた。その時のジョージは冷たい目だった。
ヒロは特別にリオワードの墓の隣に埋葬された。
その時、教会の鐘が鳴り始めた。
リオワードの運命の人とは、ヒロのことだったのだろう―…。
ヒロとリオワードは光の世界で永遠の愛を誓ったのだった。
The End
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