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第8話 抹消された記憶
2012/05/29(火)21:23:28(12年前) 更新
クラッシュは頭を掻き毟った
幾ら考えても昨日何をしていたかを思い出せないのだ
クラッシュは歯痒いこの感覚にイライラしながら、用意してある予備のスーツに着替えた
スーツを着ると、扉をノックする音が聞こえた
クラッシュ「はい、誰ですかー」
クラッシュはそう言うと、玄関に行き、扉を開けた
???「よう、ネズミ…」
目の前には見たことがある様な男が立っていた
髪の毛を真赤に染めて、唇にピアスを付け、顔に傷が付いた男だ
クラッシュ「ん…誰でしょうか…」
見たことがある気がしなくもないが、一応尋ねてみた
???「初めてだったかな、俺はドリアと呼ばれている…」
クラッシュ「嗚呼…皇帝軍の方ですか」
ドリアと名乗った男は話を続けた
ドリア「それはそうと、ジャンクスが御前を呼んでいた、直ぐに行くが良い」
クラッシュ「あっ、ボスの所ですね、分かりました…」
クラッシュはそう促されると、駆け足でボスの部屋へ向かった
ドリアはそれを見届けると、ポケットから注射器を取り出し、打った
ドリア「…ふぅ、どうやら…昨日の記憶は無事に消えているようだな…」
ドリアは使い終わった注射器を道に捨てて、立ち去った
クラッシュは、ボスの部屋の前に着いた
扉をノックすると、ボスの一声が掛かり、中に入った
クラッシュ「失礼しまーす…」
ボス「まぁ、クラちゃん、来たわねっ!」
クラッシュ「そりゃ、ボスの命令ですからね」
クラッシュは一旦辺りを見回してある事に気づいた
クラッシュ「…バナナはどうしたのですか?」
ボス「バナナちゃんね…昨日の仕事が長引いているらしいのよ」
クラッシュ「へぇ…バナナは昨日から仕事しているんだ…」
バナナからは昨日何をするのかは聞いていない、若しかしたら聞いたかもしれないが思い出せないのだ
ボス「ところで、昨日はドリアちゃん、良い仕事したでしょう?任務は残念ながら果たせなかったけどね…」
クラッシュ「え…何の話ですか…」
良い仕事?オイラは昨日ドリアと仕事したのか…?
ボス「何言ってるのよ、昨日行ったでしょ…ってクラちゃんどうしたの?」
クラッシュ「…え?」
クラッシュは知らないうちに足が震えて、脂汗を流していた
クラッシュ「え…?何で震えているんだ…?震えが止まらない…?」
ボス「どうしたものかしらね…昨日何かあったのかしら?
そうね…クラちゃん、ちょっとこっちに来なさい」
クラッシュ「あっ、はい…」
クラッシュは震えてもたつく足を運び、ボスの前に来た
ボス「ちょっと痛いかもしれないけど、そういうのにはこれが利くのよ」
ボスは拳を強く握った
ボス「歯を喰いしばれェッ!!!」
バキッ
クラッシュ「うぐえっ!!」
ボスの右のナックルがクラッシュの顎にクリーンヒットした
クラッシュは舞い上がり、2~3m程離れた所に落ちた
クラッシュ「イタタ…何するんですかっ…あっ」
クラッシュの体は自然と震えなくなっていた
ボスは、クラッシュの反応を見ると、再び椅子にもたれかかった
ボス「…ドリアちゃんに何をされたかは知らないけど、恐怖に怯えるようじゃスパイ失格だわ」
クラッシュ「…はい」
ボス「…落ち着いたわね、それじゃあ任務を言い渡すわよ」
ボスはそう言うと、机から厚めのスクラップ帳を取り出し、クラッシュに投げた
ボス「それは、此処とは違う組織についてのスクラップ帳よ、まぁリーダーは私の同僚なのよね
今回はネズちゃんがその組織に入り込み、組織の宝剣を盗むのよ」
クラッシュ「宝剣…?そんな物をどうするのですか…?」
ボス「組織を取り込むのよ」
え?と言い返すクラッシュにボスが説明する
ボス「スパイの組織には何か必ず一つ宝があるのだけど、それを無くした組織は解体されないといけないの
それがルールでね、私の同僚の組織の宝がその宝剣ということなのよ
宝剣を盗んだら、CFが解体される組織を取り込み、勢力を拡大させるのよ」
クラッシュ「凄い任務ですね…」
ボス「この任務を請けてみるかしら?成功したらクラちゃんを二軍のエースにしてあげるわ」
クラッシュ「本当ですか!?」
今三軍であるクラッシュが二軍に上がり、更にエースになれると言う話だった
クラッシュは二文字で承諾した
ボス「ネズちゃんならやってくれると思ったわ
作戦は明日、再びに此処に呼ぶから絶対来てほしいわ、それまでそのスクラップ帳を眺めていてちょうだい」
クラッシュ「分かりましたっ」
クラッシュは、ボスの部屋を後にし、自室に戻った
その夜、自室でクラッシュはベッドに腰を下ろし、スクラップ帳を開いた
組織の名前は『サウド・クロス』 リーダーの名前は『シーガ』と言うらしい
サウドクロスは200人弱の人員で活動している、小さな組織だった
ボスの同僚でもあるシーガは銃の扱いが非凡らしい
ハンドガン、ショットガン、マシンガン、ライフル、コルトパイソン
銃と呼べる物の扱いに神懸り的な実力があるらしい
CFで銃の扱いに上手いリバイブに匹敵する実力、又はそれ以上らしい
クラッシュはスクラップ帳を閉じて、ベッドに倒れた
クラッシュ「リバイブにも匹敵する実力か…」
ふと、ライフルを構えたリバイブの姿を思い出す
一筋の火の玉がカツオの心臓を射抜く姿が脳裏を過ぎった
クラッシュは頭を振って、ベッドの中に入った
第8話 任務完了
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