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第3話 冷酷なスナイパーマン
2012/03/02(金)21:08:04(12年前) 更新
クラッシュは諜報社から脱するために
スパイの一軍になることを決意したのだ!
ボス「次の任務を発表していいかしら?」
クラッシュ「御願いします!」
クラッシュがそう答えると、ボスはクラッシュのポーチを指差した
ボス「その中にハンドガンが入ってたでしょ、あなたはハンドガン使ったことある?」
クラッシュは自分のポーチに目をつけた
クラッシュ「いいえ、ありません」
ボス「今日の午後に銃の講習会があるわ、直ぐに準備して参加しなさい」
クラッシュ「えっ?今日ですか、何も言われていませんでしたが…」
ボス「突然で悪かったかしら?」
ボスは獲物を竦めるような視線でクラッシュを睨みつけた
クラッシュ「うっ、いいえ…何も悪くないです」
ボス「ならいいわ、直ぐに準備してらっしゃい、講習は第二体育館で開くわよ!」
クラッシュは頷きながらボスの部屋を出た
クラッシュ「えっ…と…第二体育館って何処だ…?」
ポーチの中にあった地図を見ながら、第二体育館へ向かっていった
クラッシュ「ふぅ、やっと着いた」
第二体育館の前で一息ついた
扉の前には初々しいスパイでごった返している
クラッシュ「うひゃぁ…これ全員講習生か…」
クラッシュが後ろで眺めていると、後ろから誰かが声をかけてきた
???「やぁ、君も講習生かい?」
クラッシュ「うひゃっ、驚いた…」
???「声をかけただけじゃない」
その人物は丸坊主のまん丸とした頭の青年だった
クラッシュ「嗚呼、一応講習を受けにきたけど…ところで君は誰だい?」
???「僕?僕はNo.5992 コードネームは『カツオ』って言うんだ」
クラッシュ「オイラはNo.6000、コードネームは…」
カツオ「クラッシュ・バンディクーだよね、知ってるよ 世界を救った英雄でしょ?」
クラッシュ「アハハ、此処じゃオイラもネズミ扱いさ、コードネームもネズミだし」
そう言うとカツオは含み笑いをして言った
カツオ「そのまんまで良かったじゃん…ぶふっ」
クラッシュ「なななっ、なんだとっ!!」
クラッシュが真っ赤な顔で怒ると、カツオは更に笑った
話していること10分、扉が開いた
中はコンクリートで固められた寒い部屋、遠く離れた先のステージの上には男が一人立っていた
???「えー、こんにちはー、私が今回銃の講習をするリバイブですー」
男は皇帝軍の一人のリバイブだった
Yシャツと緑色のネクタイを締めて、その上にボロの緑色のマントをかけて、そして何より目が細い!
カツオ「こいつはすげぇ…リバイブが講師をするのか…」
カツオが興奮した様子で呟いた
クラッシュ「何、リバイブが何なのさ?」
カツオ「リバイブはな、この諜報社の中で一番銃の腕前に優れてるんだ
何せ300m先に飛んでいるハエをハンドガンで打てるらしい」
クラッシュ「へぇ…」
クラッシュ達が話していると突然ハンドガンの弾がクラッシュとカツオの間を横切った
クラッシュ「うわっ!?」
クラッシュが驚き前を見ると、リバイブが銃を構えていた
突然の銃声に、周りがどよめいたが、リバイブが口を開いた
リバイブ「そこの二人ー、人の話はねー、ちゃんと聞かないと駄目だよー」
リバイブは目を開いてるか分からないくらい細い目でクラッシュを見つめていた
クラッシュ「あっ…すみません」
吃驚したクラッシュは、声があまり出なかった
リバイブ「分かったならいいよー」
クラッシュ(えっ、今の声聞こえたのか…?)
クラッシュはリバイブの耳の良さに唖然していた
リバイブ「さっきは外してあげたけどねー、次話してたら脳天撃つからねー」
クラッシュ「えっ、はい、分かりました」
周りが再びどよめいた、リバイブはハンドガンを雑にポケットの中に入れた
カツオ「あの距離から僕達の間を目掛けて打ったのか…」
カツオが感心の言葉を呟いて、話を聞き始めた
リバイブ「私は細かいことを説明する気はないんでー、単純に使い方を教えますねー
とりあえずー、ハンドガンを用意してくださいー」
語尾を延ばすのが彼の特徴なのだろうか、凄い温い喋り方である
リバイブ「ではー、まず弾薬を6つ入れられるので入れてー、出来たら少し待ってくださいー」
講習生はぎこちない手つきで弾薬を入れる、何処かで弾が落ちた音も聞こえた
リバイブ「はいではー、入れてない人は入れててくださいー、これから銃の使い方を説明しますー、試し撃ちはしないでくださいー」
リバイブは、ハンドガンの使い方をさらっと流すように説明した
リバイブ「―――以上がハンドガンの使い方でしたー、では実際に使うのでワープホールの入り口に入ってくださいー」
と言うとリバイブは足早に奥の部屋に入っていった
クラッシュ「実践するのか…しかし何処でやるのだろうか…」
カツオ「どうやら、この会社が管理する孤島でやるらしいよ、そこで実際に試験するらしいよ」
クラッシュ(試験…?)「へぇ、カツオは何でそんなこと知ってるんだ?」
クラッシュは、カツオの言葉に疑問を持ちながら話を続ける
カツオ「へへっ、僕も一流のスパイになりたくて、この会社に入ったんだ、此処のことはそこら辺の講習生より知ってるよ」
クラッシュ(オイラとは全然違うな…)
こういう人材こそが、この会社に居るべきではないのだろうか…
カツオ「あっ、ワープホールが起動した、一緒に行こう!」
カツオは、ワープゲートに指をさして、駆けていった
クラッシュもため息をついてワープゲートへ向かった
ワープゲートに入って10分ほど経つと目的地に着いた
そこは森が生い茂って、自分が何処にいるかも分からなかった
しかし直ぐ近くにカツオがいて、クラッシュは胸をなでおろした
カツオ「えっ…ネズミ…」
カツオはクラッシュの顔を見て顔をしかめた
クラッシュ「カツオ…?」
突然、空を飛んでいる船からリバイブの声がした
リバイブ「えー、皆さん来ましたねー、ではハンドガンを実際に使いたいと思いますー」
クラッシュ(皆さん?嗚呼、此処に講習生が来たのか…)
リバイブ「ではー、恐らく皆様の目の前にはー、同じ講習生が一人居ると思いますー」
クラッシュは一瞬鳥肌が立った
すごい嫌な予感がする…
リバイブ「目の前にいる敵を倒して銃の講習は終了ですー」
クラッシュ「…え?」
すると、銃声が鳴ると共にクラッシュの左腕に痛みを感じた
クラッシュ「痛っ!何だ…?」
左腕の所に銃弾が擦れたような傷がある
顔を上げると、カツオが銃口をクラッシュに向けていた
カツオ「そういう事…よりによって君と戦うとは思ってなかった…」
クラッシュ「はぁ!?どういうことだよ!!講習生同士戦うってことかよっ!?」
カツオ「その通り…僕は君を倒す…」
リバイブ「は~いー、最近は講習生が多くなってしまうのでー、この実戦形式で講習生を半減しておりますー」
ふざけるな、何が実戦だ。何が半減だ。血も涙もないのか。クラッシュのはらわたは煮えくり返った
クラッシュ「何で講習生の命を奪う真似をするんだ!酷いじゃないか…!」
バンッ
クラッシュの右腕にも銃弾の擦れた跡が出来た、カツオが険悪な表情で怒鳴る
カツオ「僕は既に死ぬ覚悟は出来ている!君は甘すぎる!」
クラッシュ「くっ…」
クラッシュは拳を強く握った
オイラはどうすればいいんだ…!
第3話 任務完了
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