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新・YOCTO コルテックス編 第4話 14:45~
2013/10/22(火)21:44:33(11年前) 更新
コルテックス編
ちなみに、アップ前に文字数確認したら8文字オーバーしていて焦ったのは内緒ね。
さっきまで、ワシと風魔君で流血沙汰が起こるかも知れない状況とは裏腹に、今ではとてものほほんとした感じになった。
もう二度とあのような生命の危機は感じたくないな。
今の1分がさっきの修羅場にとっては1時間と感じるのかもしれぬ。そういえば、心なしか風が穏やかに吹いているのが感じる。
「風が……穏やかだ」
「でも少しこの風、怯えています」
まさか、一番最初にあった時には、こんなたわいもないような会話をするとは思いもしなかったな。
でも風が怯えているってなんだ?さっきまで怯えていたのはワシだったのだがそれは関係しているのか。まぁなんにせよ、そこはとらえ方人それぞれだから別にいいか。
「逆にコルテックスさん」
「逆に?」
「逆ですよ。これはギャグではないですよ」
「いや、ギャグだろ」
「いやいや、これが仮にギャグでしたら客がいたら笑われますね」
「だろ」
「でも客にキャグさんがいたら大爆笑してくれるんですがね」
「誰だそいつ?」
「心優しいキャグさんですよ。キャグさんなら逆にコルテックスさんと評価してくれますよ」
「逆に?」
「逆ですよ。これはギャグではないですよ」
「いや、ギャグだろ」
「いやいや、これが仮にギャグでしたら客がいたら笑われますね」
「だろ」
「でも客にキャグさんがいたら大爆笑してくれるんですがね」
「誰だそいつ?」
「心優しいキャグさんですよ。キャグさんなら逆にコルテックスさんと評価してくれますよ」
「逆に?」
「逆ですよ。これはギャグではないですよ」
「いや、ギャグだろ」
「いやいや、これが仮にギャグでしたら客がいたら笑われますね」
「だろ」
「でも客にキャグさんがいたら大爆笑してくれるんですがね」
「誰だそいつ?」
「心優しいキャグさんですよ。キャグさんなら逆にコルテックスさんと評価してくれますよ」
「逆に?」
「逆ですよ。これはギャグではないですよ」
……以下略……
時間を、無駄に消化した気がする。
これは読み手に持っても書き手にとっても、最悪な内容になってしまった。という事は、おそらく、これに対する評価も最悪だろう。
「逆にコルテックスさん」
「逆に?っていうか、もうその下りはやらないぞ!」
「いやいや、これはギャグでもなんでもないですよ」
「やめろ!その下りはもう飽きた。絶対にやるな」
「違います。先ほどコルテックスさんがなんか無理矢理なモノローグを作ったせいで、いったん小説としての話が途切れてしまい、しかも話数まで変更させるスキルまで発動させられたため、俺の名前の件についての話が終わった段階で会話は止まっていますよ」
「風魔君、お前はメッタメタにメタを言うな」
「言ってみたいお年頃///」
「もしそうだとすれば、この小説の物語から是非とも排除してほしい存在だ」
「まぁ、一応この小説はそんなフルでメタな発言から生み出されるギャグ小説をメインとはしていませんからね。その辺は流石に俺もわきまえています」
「じゃあ、なんでさっき『逆にコルテックスさん』と聞いてきたのか」
「ホントは言葉が足りなかっただけです。恐らく『先ほどまでは俺の名前についてお聞きになられましたが、今度は逆にコルテックスさんのお名前についてお聞きしたいです』というつもりで、『逆にコルテックスさん』と言いました」
日本語という言語を操る人間とはホントに苦労するものだ。
それをちゃんと理解しておかないとさっきみたいな永遠ループの逆展開を迎えさせられざるを終えなくなるからな。
そこの所、これから勉強して今後に生かすために邁進させていただきます!!
おい!ワシのモノローグに知らないやつの言葉が入ったぞ。
ホント、第4話スタート時から最低なギャグ展開を使っているな。
この辺のバランスは後の所でちゃんと取れるのだろうか?
「話の脱線がすさまじすぎますが、つまり私はコルテックスさんの名前である『ネオ・コルテックス』と聞く限りでは、明らかにカタカナを思いつきますね。漢字が一切思いつきません」
「カタカナとか、漢字とかも結構この世界観ではグレーな発言だぞ」
「いやでもさっき、コルテックスさんは思いっきり日本語とかをモノローグで行っていましたよ。しかも、話数跨けば『ひらがな』なんて言っている時もありましたよ」
第4話は酷い回だ。モノローグの聖域すら脅かすとは。
「閑話休題です。コルテックスさんの漢字を俺は思いつきました。『根尾・個留徹楠』どうでしょうか」
「立て続けに小説限定のネタは使わないように」
本当に第4話はメタメッタな回だな。自重する気配がない。
ではここは小説らしく先ほどのワシと風魔という少年の状況を説明しよう。書くものもない上に、砂地に文字すら書かない状況(いわゆる会話)で漢字(であろう発言)を風魔君は言ってきた。
つまり、ワシにはどんな漢字が使われているのかはさっぱりわかっていない。
というか、ワシの名前に促音が入っているはずだが、それはどうやって漢字に当てはめるのだろうか。前後の『テ』『ク』ではなかなかつなぎにくい気がするが。
残念ながら、小説というものを書く気がないのかもしれないな。
「じゃあ、色々あきらめてそっちの名前のほうに突っ込みたいのだが」
「なんですか?」
「『葵』はさっきの下りで解決したとして、苗字の『風魔』って結構珍しいな」
「俺の聞いたところでは、結構昔は由緒正しき苗字なんですよ」
「さぞかし、誇りのある名前だな。由緒正しき苗字に、親からつけた立派な名前だと」
「いえ、没落貴族とでも嘲り笑ってください」
「おいおい、さっきまでの誇りはどこ行ったんだ」
「誇りは埃となって簡単に吹き飛ぶものですよ」
「うまいこと言うな」
第3話までのテンションだったらココアをもう1杯おごろうかと思ったが、第4話に入ってからメッタメタな展開からワシはテンションが下がってしまい、褒めるだけとなった。
「こうなったら、全部あきらめてついでに聞いておくが、目の色からして風魔君は遠い国から来たのか?」
「少なくともこの辺には住んでいないことは確かですね。それに、設定上では目の色は少なくともコルテックスさんとは逆になっておきたかったですね」
設定って……
設定か何かは知らないが、ワシの目は黒色。対して風魔は(きれいな)緑色だった。
もっといい表現がありそうなのだが、少なくとも青い色はしていない。
葵色はしていない。
ワシの頭にこんなのがよぎったのだが、誰もわかってくれないし笑ってもくれないであろう。
ちなみに、風魔君の髪の毛は葵色っぽい気がする。
「この目の色はなんといいますか、きれいすぎてかえって忌み嫌われている可能性があるらしいです。と、姉らも言っていました」
「姉らも?やはり家族は全員風魔君のような目の色をしているのか」
「はい。基本的に風魔家の目の色はこの色なんですよ。普通は『エメラルドグリーン』と呼ぶ方もいらっしゃいますが、一部の人からは『ポイズングリーン』と揶揄されることもあります」
そういわれると、なんだか毒々しい色もしていなくはない。
とはいっても、『ポイズングリーン』は置いといて『エメラルドグリーン』は結構しっくりくる言葉だな。
まぁ、風魔君も使っているし、今後似たような色を見たらワシもそういおうと思う。
この年になって一つ勉強になったのはうれしい。
が、ワシって『エメラルド』が何なのかわかっていないのだが。
これは後で調べておこう。
「じゃあ、あきらめを通り過ぎて小説の進行に気遣うように話題を振るが」
「なんでしょうか」
「なぜこの異国の地に来たんだ?」
「まぁ、あまり言いたくないのですが、姉たちに会いに行くために来ました」
「ってことは、この辺に風魔君の姉さんは住んでいるのか」
「いえ。どちらかといえば『旅行先の現地に集合』ってのが、ややこじつけですが一番しっくりくると思います。後、俺には2人姉がいますが、その姉は双子なんです。ついでに言いますが、双子の姉たちのさらに上に兄もいます。ですが、最近は兄も双子の姉たちも遠いところに住んでいるので全然会っていません」
「つまり4人兄弟ってやつか」
「はい」
「で、現地集合しようとしたら迷子になってしまったという事か」
「俺も小説の進行を助けるために諦めますが、はい、そうです。助けてください」
風魔君はそこはかとなく認めたくない感を顔にも言葉にも出していたが、とうとう迷子であることを認めた。
漸くワシがやりたいことにまでたどり着いた。だが、小説としての犠牲は尋常だぞ。
しかも、一回ワシは生命の危機を感じた気がするが。
ああ、早く第5話に進みたい。
こんなメッタメタな展開はもうこりごりだ。
「なんだ、やはり迷子なのか。そういうことは早く言わないと時間の無駄になるぞ」
「知らない人に声をかけられても話したらダメだと教えられていますので」
「そんなゆとり教育は、ワシはダメだと思うがな」
見た所風魔君はゆとり世代まっただ中の年齢をしている気がするのだが。
否、若干ゆとり世代の後の年齢かな。
「ゆとり教育を受けてきたゆとり世代って今の風潮では悪いイメージがついていますね。というか、ゆとり自体が揶揄される言語であったりもしますよ」
「確かに、今では『ゆとり』って言葉はあまり良くはないイメージを持つ人がいると聞いている」
本来の意味では悪い意味ではないのだが。
「でも俺自身がゆとり世代に生まれてきてその教育を受けたいかといわれると微妙ですが、少なくとも俺はゆとり教育以外の教育を受ける選択肢はありませんでしたよ。それこそ、ごく一部の未来を予知できる聡明な富裕層の親御さんなら、あえて私立の小学校や中学校に学ばせるようにはしますがね」
「随分と悟っているな」
「俺たちはちょっと前の人生の先輩や世間の不景気さから学んで無理やり『さとられた』世代ですよ。いわば不況の産物ですよ。もしくは教育次第でダメな人間が産出されるいい例を作られただけですね」
「随分と夢のないことを言うな」
「コルテックスさんは夢を言いすぎですよ。さっきの世界征服の話だって、この齢14の中学生にツッコまれていますし、たとえコルテックスさんが小説家だとしても、さっきの『ネタ』はイマイチですよ」
イカン。これは凹んでエヌジンのもとに帰ってしまうパターンだ。しかも今回はエヌジンも近くにいない。
一応、『ウイルスを散布する』機械はハード部分だけはできているので、それを見せてまずは信用からしてもらうという手が有力そうなんだが、無警戒にベラベラしゃべったことを猛反省するのであれば、ここはこらえるしかないな。幸い、風魔君のほうにはワシの言ったことが『本当』のことではないと思っているみたいだからな。
「イマイチなネタか……もっとマシなネタを考えないといけないな」
「いえ、世界征服のためにウイルスを使うところはそれなりにOKですよ。仮にウイルスがすでに世に出回っているものであれば、それに対抗するワクチンや抗生物質などの、ウイルスを撃退する手段も同時に抑えるのがポイントです」
「ほうほう」
齢14の風魔君に普通に納得されるようなことを言われた。
「そして未知のウイルスを使う場合は、ばらまきさえすればその時点で世界征服達成しますよ。だってそれに対応するワクチンはないですから。まぁ、既存のワクチンで効き目があってしまった場合は運がないですが、これはウイルスをばらまく側のチェックが甘いだけで、征服しようとしている側が問題となりますね。ああ、でもこの作戦を使う場合はウイルスをあえて大々的に世間に公表して、極力ウイルスをばらまかないほうがいいですね」
「それはなぜだ?」
「仮にウイルスをばらまいた場合、ばらまいた側が感染しないとは限らないじゃないですか。だって『未知の』ウイルスですよ。感染力やウイルス自体の強さはデータがないので全然わからないじゃないですか。それこそ、ウイルスばらまいて世界征服後に道を歩いていたら未知のウイルスに自らが感染してしまったなんて笑い話じゃないですか。それゆえ、ウイルスは使いたくはないというのが大体のホンネですね」
「なるほど……」
さらに齢14の風魔君に現実的な世界征服の話を言われた。
特に、未知のウイルスとなると、ワシの開発しているヨクトウイルスとよく似ているからな。
とてつもなく参考になる。
「基本的に未知のウイルスをちらつかせるってことは、何かしらの交渉をしたいってことなのですよ。例えば金品とかですね。それと、この手の手段の場合はウイルスを早く見つけた者勝ちになりますね。大体取引でウイルスが公になってしまった以上は、そのウイルスに対してのワクチンを考えるのは世間一般の流れです。なので、取引相手はなるべく時間を引き延ばそうと努力するものですよ。もし、ワクチンを交渉中に完成させたら一気に立場が変わりますよ」
「じゃあ、ウイルス側は早期に交渉をしたいわけだな」
「ただ、もしウイルス側が未知のウイルスでも十分に研究し、しかもワクチンまで開発をしているって状態ですと、さらにウイルス側は強気になれますよ」
「えーっと、例えばウイルスをちょっとだけばらまくことができるとか」
「それも当たりの一つですが、ワクチンまである状態となると、ウイルスを持つ側の弱みがなくなりますね。例えばホントにばらまいた時のリスクとか、時間を稼がれてもあまり痛くないとか。ちなみに、交渉ではワクチンまでセットでやったほうがいいでしょう」
これはもう、風魔君にワシの計画を手伝ってもらうほうがいいのではないのか。
下手したらエヌジン並のポジションで。否、ワシ並のポジションで携わってもらったほうがいいのかも。
「風魔君は何でも知っているなあ」
「何でもは知らないですよ。たまたま知っていただけです」
イカン。風魔君がワシの超えられない壁に見えてきた。もしかするとワシの代わりに世界征服をやらせてみると成功までするかも。
「それにしても、その知識はどこで手に入れたんだ?」
「まぁ、これは小説とかの『物語』ではよくあるパターンですよ。ウイルステロではウイルス側と交渉側との駆け引きをいかに読み手に対して惹きつけられるかが勝負どころです。作者側にとっては」
作者側って……
きっとワシのことを言っているのだろうか。いや言っている。
第4話の前半は酷過ぎたが、ようやく今巻き返しかけているところだから、平穏無事な解釈しておこう。絶対にだ。
「ところで、一つ質問いいか」
「なんでしょうか」
「もし、ウイルス側に対しての交渉相手がいなかった場合、ウイルス相手はどうすりゃいいんだ?」
これはもはや質問ではなくて単なる現状報告かもしれない。
この地球を統括している奴らではおそらくウイルスから世界征服なんて話は間違いなく門前払いであろう。
仮に、ウイルスの効果を世間や交渉相手に晒し、脅威を理解させられたとしても、特に交渉材料がないからな。意外と資金には困っていないし、特に世界を征服する以外には目的ないからな。
ワシの所には意外とつまらないものが集まっているのかもしれないな。もっとこう、世界征服目的のついでにみんなで集まって何かやればいいと思うのだが。
例えば、モノポリーとかカタンとか。
まぁ、その世界征服の一番戦力になっているワシがこんな弱った思いを出している時点で終わりなんだろうな。
閑話休題。
現状では、ワシのウイルスに対しての交渉相手はよく探せばいるのかもしれないが、いない状態だ。というか、いてもワシ達には何もメリットがない。というか、世間に知らしめただけで、圧倒的な力にねじ伏せられるのが見えている。
ねじ伏せられた時の擬音はおそらく『プチッ』であろう。それぐらいの差があるのは間違いない。
せめて、『世界の半分はお前にやろう』という交渉材料が出てきたら考えるレベルか。
結局、交渉相手がいるいないにかかわらず、ワシのケースの場合はさっとばらまいて世界征服を知らず知らずのうちにやるのがベストだな。
ちなみに、クラッシュ側との交渉は……絶対にないな。
ワシとしてはさっきの風魔君との会話も考慮して出した答えだ。自問自答になってしまった気がするが、はたして風魔君はどう答えを返すのだろうか。
「そんなもん、交渉相手がいなくて世界征服できるウイルス持っているのでしたら、とっととばらまいて世界征服をする。これ一択でしょう」
残念ながら、その答えはワシも『知ってた』
世界征服をもうすぐ実行しようとしているワシと、齢14の少年と答えが被った反面、博識な風魔君と答えが一致したワシがいるということで、結構複雑な気分だ。
第5話へ続く
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