第9話 空中殺法炸裂！危うしココ！

2012/03/07（水）22：58：55（12年前） 更新

～動物一武闘会編～

桃「さて…アンタから先にかかってきなさいよ？」
ココ「…たぁーっ！」
桃「遅い遅い！」
ココのキックを回避した上に脚を踏み台にして飛びあがる桃蘭。
ココ「…え！？」
テ「社長！上です！」
桃「アハハハ！必殺！天鳳撃！！」
コ「！？」
クランチ、クラッシュ「ココォッ！？」
空中に舞い上がってからの急降下蹴りをモロに受けるココ。
コ「…大丈夫…うっ！」
桃「アハハハハハ！全然大丈夫じゃないじゃん！これを受けて倒れなさいッ！」
＞ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ！
壮絶なほどの拳撃と脚撃の嵐がココを襲う！
コ「…！！（この攻撃は耐えるので精一杯…これをどう見切れば…）」
桃「どうしたの？もっと私を楽しませてよッ♪」
拳撃と脚撃を止め、飛び膝蹴りをお見舞いする桃蘭。
コ「…（見切った！）」
桃「…え？」
コ「次は私の番よ！たあああああああああああああ！」
飛び膝蹴りを回避、お返しと言わんばかりに拳の連撃をお見舞いするココ。
桃「は、早い…！？」
コ「私だって武術習ってるわよ…それも…トータルファイターだからっ！」
桃「面白くなってきた♪」

桃「じゃあたしも…ほぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
甲高い怪鳥音をあげる桃蘭。
コ「何が始まるの！？」
ラ「…これは…」
？（師範）「気をつけろ！奴がいまやっているのは集中力を
高める呼吸法だ！以前よりも攻撃が激しくなるぞ！」
焦るように言うヒグマの師範。
桃「…思い知りなさい…中国四千年の歴史を…ほぉぉぉぉぉぉぉぉ…」
コ「…（来るッ！）」
桃「ほあぁたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた！」
先ほどとは比べ物にならないほどのスピードで繰り出す拳撃。
コ「…ッ！！」
回避できないほどのスピードである為、ガードで精一杯である。
桃「アハハハハッ！どうしたの？さっきまでの勢いはどうしたの！？」

コ「…（まだまだ…まだまだ…）」
桃「そろそろ止め刺そうかな～♪」
コ「…（来た！）」
桃「天衝羅漢撃！！」
コ「…（この一撃にかけて…）！！」
いったん下に潜り込んでから上に蹴り上げる天衝羅漢撃を回避、
そのまま顔面めがけタイキックを繰り出す。
桃「…う、嘘でしょ…ギャッ！」
モロにタイキックを顔面に受ける桃蘭。
コ「…やっ…た？」
桃「…私の負けよ…貴方はウィーゼルズ全員に勝ったわ…だけど…
私たちよりも全然強い奴らがいる…デストラクトルみたいに…
そんな奴と戦える大会が今日から２週間後にあるわ…」
「本当か！？」
クラッシュとクランチが同時に言う。
桃「そんなわけで私帰る♪じゃあね♪」
ラ「…何だっ…たんだ…」
クロ「うおおおおおおお！！早速聞きつけて来たぜえええええ！
お前勝ったんだってな！」
さきほどクロックは家に帰ったようだが急いで来たようだ。
ク「楽しみだ！」
？（師範）「よし！それじゃそれまで修行だな！」

続く

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