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Individual Way of Life ~個々の生き様~
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二月十日
2013/03/16(土)18:05:02(11年前) 更新
Evil to Defeat the Evil ~PLC編~
街を変えたい、そんな思いの果てに出来た組織「PLC」
決して善い行いではない、しかし悪を倒すために日々努力する彼等。
そんな彼等に絶好のチャンスがやってくる・・・
「・・・このたびは、ご愁傷様で」
「あ、ああ・・・まッサかあいつが死んじまうなんて思いもシなかったぜぇ」
「同盟を組んでいながらも、何も出来なくて本当に悪かった」
「ソッちらさんが謝る必要はねえって。ただッシ、こうなった以上Rooの連中が黙っちゃいねぇはず」
「確かに・・・」
「俺も今からッスぐにChaonateに向かうからよぉ、これからのことについて話そうぜ」
「ああ、ではまた後で」
ピンストライプはそう言って、電話を切った。
今、マスコミはDragon Familyのコモド・モーの死についてひっきりなしに報道している。
そのお陰、といっては何だが刑務所関連の話題が少なくなってきているのは、彼等にとっては悪くはないことであった。
しかし、モーの死はPLCとDragon Familyの関係に深刻なダメージを与えることは確かだろう。
もしかしたらこのまま同盟決裂だってありうる。
「クソ・・・ティア、クリムゾンとはまだ連絡はとれていないのか?」
と、ピンストライプは部屋の中に立っていたティアに向かって言った。
「まだ、特には」
「一体アイツは何をやってるんだ・・・自分から作戦を引き受けといて失敗するなんて・・・」
「・・・一回、こちらから連絡してみます」
ティアはそう言って、部屋から出て行った。
連日の騒動のせいもあって、ピンストライプは確実に気が立っていた。
だが、そんな彼をティアはどうやってなだめればいいか全く分からなかった。下手に声をかければ、流石のピンストライプでも逆上してしまうだろう。
ティアは携帯を手に持ち、クリムゾンに電話をかけた。
「・・・もしもし、俺だ」
「クリムゾンさん、今どちらに?」
「家だ。流石に疲れが溜まっていて、寝てたところだ」
「そうでしたか。申し訳ありませんが、これからこちらまで来ることは出来ますか?」
「ピンストライプの命令か?だったら風呂に入ってからそちらに向かう」
「了解しました。それでは」
ティアはそう言って電話を切り、携帯をポケットにしまった。
同じ頃、クラッシュは自分の部屋のベッドに寝そべり、だらだらと過ごしていた。
「犯罪者・・・マフィア・・・何だか、信じられないなぁ・・・」
と、クラッシュは呟いた。
「いくらお金が欲しいからって、こんなことしちゃあ良くないんだろうけど・・・」
その時、部屋の扉がノックされる音が響いた。
クラッシュは急いで立ち上がり、部屋の扉を開けた。
「お、おはよう。ごめんね、いきなり押しかけたりして」
扉の向こうに立っていたのは、何とミストだった。クラッシュは想定外の来客に驚きを隠せなかった。
「ミ、ミストさん!?」
「あ、あのさ・・・今日、暇?」
「え!?ま、まぁ別に用事とかはないけど・・・」
「そう・・・だったら、ちょっと私と一緒に来てくれない?」
「いいけど、どうして?」
「せっかく暇なんだから、二人でショッピングとかしたいなって、思って」
「は、はぁ・・・」
「ほら、そうと決まったら早く支度して!」
「う、うん!」
クラッシュはクローゼットの前まで走っていき、中から服を取り出そうとした。だが、クローゼットの中にはいつものスーツと、この街に来た際に着ていたボロボロのズボンしか入っていなかった。
「あ、えっとさ・・・スーツでもいい?」
と、クラッシュはミストのほうを向いて言った。
「・・・もうちょっと、カジュアルな服とかは?」
「それが、こっちに来てから服なんて買ってなくて・・・」
「ウソ、信じられない。じゃあ今日のメインはクラッシュの服を買うことに決定かな。じゃあ、私は下で待ってるから早く来てよ」
ミストはそう言って後ろを向き、その場を立ち去ろうとした。
「え、ちょっとミストさん・・・」
クラッシュの呼びかけに対し、ミストは再び振り返った。
「ミストでいいから、私のこと」
ミストはそう言って、クラッシュの部屋から去って行った。
昼過ぎ、クリムゾンがPLC本部へとやってきた。
彼はそのままピンストライプのいる部屋へと足を運び、部屋に入った。
「遅くなったな」
クリムゾンはそう言いながらピンストライプの前に歩いていった。
「・・・とりあえず、昨日の件を全て話してくれ」
と、ピンストライプが静かに言った。
「簡単に言うと、第三者によるモーの殺害、といった感じだ」
「つまり、モーを殺したのは悪魔でも猿でもない・・・と?」
「恐らくな。昨日の敵の様子からしてその可能性が十分にある」
「犯人の検討はついているのか?」
「ああ・・・俺の予想だと、最近この街に来た賞金稼ぎじゃないかと思う」
「賞金稼ぎ?初耳だぞ」
ピンストライプはそう言って、タバコを取り出して口に銜え、火をつけた。
「今この街でちょっとした話題になっていてな。どうも警察と繋がっているらしい」
「・・・つまり、モーの殺害は警察によるものだとでも言うのか?」
「いや・・・警察がその賞金稼ぎに指示をしているかどうかまでは分からない。だが、マフィア殺しが容認されているのは確かだ」
「成程な・・・こいつは少々ややこしくなりそうだな。こっちはこっちで上の連中が少ないし・・・」
「でも、これで一人は帰ってきたんじゃないかな」
そう言いながら、一人の男が部屋に入ってきた。
「ビット・・・帰ってこれたのか」
と、ピンストライプが言った。
「まぁ、なんとかね」
と、ビットが笑顔で言った。彼の服はボロボロで、顔もやつれていたが。
「残るはネイキッドだけか・・・あそこは人数も多いからまだ帰って来れそうになさそうだが」
「それよりも、何か色々厄介事が起こってるらしいね。こんなんじゃあ明後日のレースはどうなることやら」
「普通はレースの中止が妥当だろうが・・・あの市長のことだし、マフィアに脅されて強行するはずだ」
「だろうね」
「とにかく、詳しいことは明日到着するであろうコモド・ジョーが来るまでお預けだな。それまで、二人は表立った行動は避けろ。いいな」
「ああ、そうするよ。じゃ」
ビットはそう言って、ピンストライプの部屋から去って行った。
「・・・俺もそろそろ帰るとしよう」
と、クリムゾンが言った。
「・・・クリムゾン」
「何だ?」
「次はヘマやらかすなよ」
「・・・そのつもりだ」
クリムゾンはそう言った後に、部屋から立ち去った。
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