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クラッシュ・バンディクー ジャポニカプロジェクト 〜ドキドキ!日本上陸〜
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〜留学の条件〜
2015/08/23(日)13:10:48(9年前) 更新
<第一章>Wellcome to Japan!!
「学校に行く事よ!!」
「…がっ…がっ…がっ………
ガッコオオオオオオオ!?!?!?!」
クラッシュは目玉と舌を異様に伸ばして驚いた。
「そう、学校♪」
あまりに突然の出来事に、クラッシュは取り乱した。
「な、な、な、何でオイラが学校に行かなきゃいけないんだよっ!?」
「だって、この機会にぜひ、お兄ちゃんにお利口さんになってもらいたいな〜、って思って♪」
「マジかよ、ココ…。」
クランチも知らなかったようだ。
「クランチはあの時ジョギングでおらんかったからのう。」
「そ、そうッスか…。」
「でも安心して。私達も一緒に学校に行くから。」
「えっ、ホント?」
「もちろん!」
「やったぁ〜いっ!!!」
クラッシュは嬉しさのあまり跳び上がった。
ーーとその時、家のドアが開き、ポーラ、プーラ、ベイビーTのちびっ子三人組が駆け寄ってきた。
「それなら、ボク達も連れてってよ!」
「ボクも行きたいな〜、学校!」
「ぁみぃ!」
「Tちゃんも行きたいって!」
どうやら三人とも、外でクラッシュ達の話を聞いていたようだ。
「ポーラとプーラはいけそうだけど、Tちゃんはちょっと難しいかなぁ…。」
「そっかぁ〜…。」
「ぁみぃ…。」
三人、特にベイビーTはとても落ち込んでしまった。
「…そういやココ、お前さんらの行く学校はもう決まっておるのかのう?」
「それはもう決まってるんだけ……あっ!」
突然ココが手を叩いた。何か閃いたようだ。
「思い出したわ!その学校には付属の幼稚園があるの!そこに入園させるっていうのはどう?」
「名案じゃねえか、ココ!!」
「よかったなベイビーT!これでお前も学校に行けるぞ!!」
「ぁっみぃ〜っ!!」
ベイビーTは大喜びだ。
「「Tちゃん、よかったね!」」
ポーラとプーラも、跳びはねるベイビーTを見て笑顔になっていた。
ふと、クラッシュがココに質問する。
「なあココ、学校って、一回行ったらもう入れるのか?」
「そういう訳にもいかないわ。特に私やお兄ちゃんに至ってはね。」
「へえ、何で?」
「ポーラ達の方は手続きさえすればすぐ入れるんだけど、私達の場合はテストで合格しないと入れないのよ。」
「てっ……テスト?」
「学力テスト。世の中の事をどれだけ知っているか、また学校に入るのにふさわしいか、問題をたくさん出されて試されるの。」
「…それって、クイズみたいな感じ?」
「うん、まあ、近いわね。」
「ひえ〜…。」
クラッシュは再び不安な表情になった。
「だからね、私から一つ提案があるの。それはね…。」
「何なに?」
「テストに備えて、私がみっちり教育してあげる!!」
ココはクラッシュをビシィッと指差した。
「えっ?ええええええええ!!?」
クラッシュは激しく動揺した。
「…ちょっ、ちょっと待って。…それってつまり……?」
「そう!毎日お勉強です♥︎」
「ギエアァァァァァァァヤダァァァァァァァ!!!!!椅子に縛られっぱなしはヤダよぉぉぉぉぉ!!!!!」
クラッシュがまるで発狂したかのように叫び、のたうちまわるとーーー
「あっそ。じゃあ日本留学はキャンセルって事でーー」
「ギャーーー!!!わかりましたわかりましたやりますやります!!絶対テストに合格するから、キャンセルだけはやめて〜〜〜っ!!!」
「わかればよし!」
ココはウインクしながら右手でグッジョブをした。
「ふぅ〜……。」
安心したのか、クラッシュはため息をついた。
「へへっ、まあ頑張れよな、クラッシュ。その間俺はジムでも探してーー」
「あ〜ら。あなたも他人事じゃないわよ、クランチ。あなたにも資格を取ってその学校の教師になってもらうんだから。」
「……は?」
クランチは思わず面食らった顔になった。
「…ちょちょちょ、ちょっとタンマ。それってまさか……?」
「あなたにもしっかり勉強してもらいます♥︎」
「ナァァァァニィィィィィィィ!?!?それじゃまるで巻き添えみたいじゃねえーー」
「キャンセルけって〜……。」
「うわあああああ!!!わかったわかった、俺もちゃんとやるって!!」
「オッケー!だったら決まりね♪」
ココは再びウインクしながら、右手で今度はオッケーをした。
「ねえねえ、ボク達もお勉強するの?」
プーラがココの服を引っ張って尋ねた。
「そうねぇ〜。でもあなた達のお勉強は簡単だから、ココお姉ちゃんが優し〜く教えてあげるわね〜。」
「ホント?やったー!!」
「ボク達お勉強できるよー!」
「ぁみぃ〜!」
ちびっ子達はやる気だ。
「よぉーし!んじゃ早速…。」
そう言うと、ココはそばにあったダンボール箱から大量の書物を次々と取り出し、テーブルの上に置いていった。クラッシュとクランチは、そのあまりの多さに唖然としていた…。
作業を終えると、ココは右手人差し指でグループ分けした書物の束を順番に指しながら言った。
「これはお兄ちゃんの分、こっちはクランチ、そっちはポーラとプーラ、そしてこれはTちゃんの分ね。内容はバラバラになるけど、私が一から教えてあげるから、何も心配はいらないわ。」
しかし、クラッシュとクランチは自分達とポーラ達とのドリルの量の差を見て、思いっきり動揺した。
「えええ!?オイラ達こんなにあるの!!?ポーラ達のは少ないのに〜!」
「俺のも大量だぜ…こんなムズイの覚えきれるかなぁ…。」
「ワガママ言わないの!これ全部お兄ちゃん達のためになるものばかりなんだから!」
「んな事言われたってぇ〜…。」
「はいはいそこまで!…とにかく、明日からテストに備えて授業を始めます!土日も休み無し…もちろん休憩も挟むけど、毎日続けてお勉強していきたいと思いま〜す!」
「はぁーい!!」
「ぁみぃー!!」
「ふぁ〜い…。」
ちびっ子達は威勢よく返事をしたが、クラッシュとクランチは今ひとつ乗り気ではなかった。
こうして、クラッシュ達の厳しい厳しい勉強生活が始まったのであったーーー。
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