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クラッシュ・バンディクー ジャポニカプロジェクト 〜ドキドキ!日本上陸〜
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〜コルテックス軍団、日本上陸〜(前編)
2015/09/11(金)18:57:04(9年前) 更新
<第一章>Wellcome to Japan!!
時は少々遡り、コルテックスの宇宙ステーション、会議室ーーー
「このアホども!!役立たず!!うすらトンカチ!!」
コルテックス達は、いつもの通りにウカウカから酷い説教を受けていた。
「誰一人まともに成功できていないではないか!!特にコルテックス、お前にはつくづく呆れるぞ!!」
「わ…わかっております、ウカウカ様…。しかし、そのたびにあの憎きバンディクーがいつもいつも…。」
「言い訳など聞きたくもないわ!!!全く、毎回毎回作戦失敗しおってからに!!!」
「ひいいっ!?もっ、申し訳ございません…。」
ーーウカウカとコルテックスのこのようなやり取りも、もはやお約束のようなものだ。
「…お取り込み中失礼致しまする、ウカウカ殿。」
その時、エヌ・ジンが手を挙げて申し出た。
「ん、何だ?」
エヌ・ジンはウカウカの鋭い目つきに一瞬怖気づきながらも言った。
「…先日、ニーナと共に世界の情報を集めてみたところ、いと良き情報を得まして、それがーーー」
一旦言葉を切ってから、エヌ・ジンはニーナの方を向いて囁くように言った。
「…ニーナ、例のものを。」
「オッケー。」
ニーナはニヤリと笑いながら、黒地に白い蜘蛛の巣模様のノートパソコンを取り出し、開いて少しいじった後に画面をコルテックス達の方へ向けた。
「これよ!」
「「「おおおおおお!!!」」」
パソコンの画面を見ると、コルテックス達は一斉に目を輝かせた。その画面に映っていたのはーーー
ーー古びた木造の建物の前にある台座のような石に、パワーストーンらしき八つの石が突き刺さっている写真だった。
「こっ、ここ、これは……。」
「ベリー・ベリー・アメイジングなインフォメーションだ!!!」
「こらあトロピー!!ワシが言おうとしていた事を横取りするでないわ!!!」
「おっと、これはソーリー。」
気取り屋なエヌ・トロピーはそう言ったが、表情からして反省していない様子。むしろコルテックスを見下しているように見える。
「エヌ・ジン、ニーナよ。それは本当にパワーストーンなのか?」
ウカウカは半信半疑の眼差しで彼らに聞いた。
「もちろんですわ!色は違えど形は同じ、間違い無くパワーストーンですっ!」
「左様にございます、ウカウカ殿!それにこの纏っている光といい、神秘的な雰囲気といい…パワーストーンに違いありませぬ!」
ニーナとエヌ・ジンは目を輝かせながら、まるで何かを宣伝するかのようにウカウカに詰め寄った。
「おっ、お前ら……。」
「ぬわははは!!どうです、ウカウカ様!うちの二人の参謀が、こんなに有力な情報を得てくれたのですぞ!?」
コルテックスは先ほどまでとは打って変わってすこぶる得意げな表情でそう言ったが、それでもウカウカは怪訝な表情を変えなかった。
「それはわかるが、ただ写真を見つけただけでは信憑性が低い。そもそもその場所がどこなのかわからんのでは…。」
「場所ならちゃ〜んとここにございます。」
ウカウカの言葉を遮り、ニーナがパソコンの画面をウカウカに見せ、右手で写真の下の文を指差した。
「なになに……『日本、東京』だと!?」
ウカウカは目を皿にして驚いた。
「そう!なんとあの日本って国にあったんです!」
ニーナは得意げに言った。
「詳しい事も書かれてるし、地図も載ってあるランス!」
「しっ、しかも目的地に印まで…!」
今まで口を開いていなかったエヌ・トランスやニトラス・ブリオも、目を見張っていた。
「もっと世界中に点々と隠れているのかと思いきや、まさかあんなちっぽけな島国の中にまとめて隠されてあるとは……。」
さすがのウカウカも、これには脱帽したようだ。
「…という事は、その建物に行けば、パワーストーンが一気に全部手に入り、世界征服への道がグーンと近くなるという事ですなァ!!」
コルテックスは自身満々に言ったが、調子に乗っている彼をウカウカは注意した。
「馬鹿者。パワーストーンのある場所がわかったところでまだ油断できんわ。貴様らにはもう一つ重要な事があったはずじゃないのか?」
その言葉を聞いた途端、コルテックスはハッと思い出した。
「…そうでした!油断ならない事といえば、あの憎きクラッシュ・バンディクー!!ヤツもまた日本に来るとしたら……。」
これまでの失敗を思い出し俯いたコルテックスに、ウカウカはとうとう痺れを切らした。
「何を怖気付いているのだ!?とっとと行って来〜〜いっ!!!一刻も早くバンディクーどもを討ち取り、パワーストーンを持って帰るのだぁ〜〜っ!!!」
「ひいいっ!!おい、お前達!今すぐ日本へ行くぞ!」
「し、しかしコルテックス殿!まだ地図の印刷をしておりませぬぞ!」
「そんなのニーナのパソコンがあれば十分だ!!」
「ミスター・コルテックス、そもそもノープランねーー」
「いーからお前もついて来いっ!!今後の事など着いてからでも考えられるだろう!!タイニーとディンゴダイルも連れて来い!ワープマシンで出発だっ!!」
コルテックスは怒鳴り散らすようにそう言うと、急いで近くにある大きなワープマシンの前に立つ。
ライブステージのような大きくて円い足場の真上に、これまた大きな光線銃がある。そこから、ワープするためのビームが発射されるのだ。
コルテックスはそのタブレットを操作して目的地、それからビーム発射までのタイマーを設定し、出発するメンバーを確認した。
「よし、全員いるな!ではウカウカ様、行って参りますっ!」
「今度こそ頼んだぞ、お前達!」
「「「ハッ!!」」」
一行が敬礼のポーズをしたと同時にビームが真下目掛けて発射され、その瞬間に彼らの姿は消えた。
ーーーとは言ったものの、何の段取りも考えられていない、日本へのパワーストーン確保作戦。はてさて、こんな調子で大丈夫なのだろうか?
〜後編へ続く〜
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