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クラッシュ・バンディクー ジャポニカプロジェクト 〜ドキドキ!日本上陸〜
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〜コルテックス軍団、日本上陸〜(後編)
2016/07/13(水)18:08:25(8年前) 更新
<第一章>Wellcome to Japan!!
やがて、コルテックス達は日本のとある街中へと到着した。
ーーのだが。
そこは街の裏道のような場所で、先ほどパソコンで見た木造建築など見当たるはずがなかった。
「…ミスター・コルテックス?全然、目的地とはディファレントなのだが…。」
「あれぇ〜?おかしいなぁ〜…。ちゃんと入力したはずなんだけどなぁ〜…?」
コルテックスが頭からはてなをたくさん出しながら首をかしげていると、ニーナが冷めた目で近づいて言った。
「おじさん…もしかして、ウカウカ様が怖すぎるあまり入力ミスった?」
「なっ!?やっ、やだなぁ〜。天才科学者のおじさんが、そ〜んな簡単なミスをするはずが…。」
「確かに。ミスター・コルテックス、ユー、タブレット入力するときブラッドショットアイズになってスウェットもウォーターフォールのように流れていたぞ。」
「トロピィィィ貴様ぁぁぁぁ!!!余計な事を言うんじゃなぁぁぁいっ!!!」
「おやおや、これまた失礼。」
コルテックスは激怒したが、トロピーは相変わらず気取った態度だ。
「やっぱりね…。だいたいおじさんはこういう肝心なところではいつも役立たずなんだから。こんなんでよくリーダー務まるわよね!」
「ニーナちゃああああん!!」
姪っ子にも見下され、コルテックスはもう泣きそうだ。
「あの〜…皆さん?こんな事してる場合ではないのでは……?」
そう声をかけたのはブリオだった。聞いて、一同は「あ」と同時に口を開けた。
「左様でござる!コルテックス殿、皆も一刻も早くパワーストーンを探さねば…!」
「そうだな!お前達!ここからは自分の足でパワーストーンのありかに向かうぞ!」
「「「ラジャー!!」」」
コルテックスも元気になったところで、皆は一斉に細い道を歩き出した。
しばらく歩くと、目の前にまばゆい光が差し込んだ。
「やったー!裏道脱出!」
ふと、コルテックスは遠くに何かあるのに気付き、目を凝らしてじーっと見始めた。
「…ん?何だあの人だかりは?」
その言葉を聞いたみんなも、コルテックスと同じ方向を向いた。すると確かに、大きな建物の前にたくさんの人間が集まっている。
「確かにちょっと騒がしいランス。」
「タイニー、みにいきたい!」
「おいおい、待てよ。こんなメンツのオレっちたちがいきなりあそこへ突っ込んでみろ。人間たちゃビックリしてみ〜んな逃げちまうぜ。」
ディンゴダイルに注意され、タイニーはしょんぼりした。その時、コルテックスがいきなり考え込む仕草をした。
「待てよ?もしかしたら…。」
「…コルテックス殿?」
エヌ・ジンが彼の顔を覗き込むとーー
「…海外からピチピチアイドルがやってきたとか♡」
ーーニヤニヤしながら、やましい事を考えていたようだ。
「バカ!!そんな訳ないだろ!?」
「ひいっ!?」
突然ニーナがコルテックスに怒鳴りつけた。
「さ、左様でございますコルテックス殿。別にたいした事で集まっている訳では…。」
「あんなにたくさん人が集まるのといえば、イケメン俳優に決まってんじゃなぁ〜い♡」
「「「がふぇーっ!?!?」」」
なんとニーナも頬を染めてニヤニヤしながら言ったのだ。それを聞いた一同は一斉にズッコケた。
「とっ、とりあえず、近づいて見るしかないランス…。」
「すんごいのきたの!?タイニーみたいみ〜たい!!」
「すんごいのってオメェ……。」
エヌ・トランスを押し退け、タイニーが目を光らせて飛び出した。ディンゴダイルはそれを見て呆れていた。
「…とにかく、見つからんようにそ〜っと近づいて、人だかりの中を見るぞ。」
コルテックス一行は、建物や電柱の陰をコソコソ移りながら、少しずつ人だかりに接近していった。
ようやく中身を確認できるほどの距離に差し掛かった、その時だった。
「イエーイ!こんにちはー、日本のみんな!オイラは世界のスーパーヒーロー、クラッシュ・バンディクーだ〜い!!」
「「「ーー!?」」」
ーーーどこかで聞き覚えのある、陽気な声が聞こえてきた。そして、一行は驚いたあまり目を大きく見開いた。
「今の声ーーまさか!」
コルテックスがそう呟いたのも束の間、目の前の人だかりの中から数人のこれまた見覚えのある姿が飛び出していった。
そして、その中の一つが真っ先にコルテックスの眼中に入り、彼の疑惑は確信へと変わったーーー。
「…やはりいおったか、クラッシュ・バンディクー…!」
「なっ、クラッシュ・バンディクーですと!?」
コルテックスの言葉を聞いたエヌ・ジンも、その名を聞いて驚いた。
「クラッシュ!?ガオーーー!!タイニー、クラッシュおいかける!!クラッシュたおすーー!!!」
「バカオメェ!!こんな所で叫んでんじゃネェよっ!!」
クラッシュを追いかけようと走り出したタイニーを止めようとディンゴダイル達が悪戦苦闘している時、コルテックスはハッと何かに気がついた。
「待てよ…さてはヤツら、パワーストーンの元へ向かって行ったのではないか!?」
その声を聞いた瞬間、全員がコルテックスの方を向いた。
「おじさん、何でそんな事がわかんのよ?」
「ワシは見てしまったのだ…。さっき、本当に一瞬だけ、クラッシュと目が合ったのだ。おそらくワシらはヤツに気づかれた。ヤツらもまた、ワシらからパワーストーンを守るためにこの国へ来たに違いないっ!!」
コルテックスは悔しさに満ちた表情でそう語った。
「…ミスター・コルテックス、それはちょっとオーバーシンキングなのではーー」
「とにかく、ヤツらよりも先にパワーストーンを手に入れるぞ!!」
「そうは言っても、どうやって彼らを追い抜くのです?ワタシたち、何も乗り物を持って来ていないのですよ…?」
ブリオがそう言い、皆がうーんと困り果てたその時だった。
「あっ。カワイイ〜♡」
「ん?どうしたんだ、ニーナ?」
ニーナの声を聞いてコルテックスたちが振り向くと、そこには小さなキツネが座っていた。おそらくまだ子ギツネだろう。
「む、キツネでござるか…。」
「んなちっこいキツネが、オレっちたちに何のようだ?」
「カワイイわ〜♡ちょっとだっこしたくなっちゃった♡」
ニーナが両手を差し出した途端、そのキツネは先ほどコルテックスたちが出てきた路地裏の方へ駆けていってしまった。
「あーっ、待ってよキツネちゃ〜ん!」
「お、おいっ、どこへ行くのだニーナ!?」
ニーナがキツネを追いかけていったのに続き、コルテックスたちも慌てて走っていった。
しばらく走っていくと、そこは森だった。その奥に、キツネが座っているのが見えた。
「いたわ、キツネちゃん!もう、急に走り出してどうし…ん?」
キツネの後ろにあるものを見て、ニーナはその場で立ち尽くした。ちょうどその時、コルテックス一行が追いついてきた。
「お〜い、ニーナ…。お前こそ、何で急にキツネなんか……って、ニーナ?」
「おじさん………あれ……。」
「んん?…!?…お、おお………!」
「コルテックス殿、あれはもしや……!」
ニーナが指差した方向を見ると、そこには…
ーー古びた木造建築、その前の台座に光る八つの石が刺さっている!
「「「あったああああぁぁ!!!!」」」
一行は一斉に目を輝かせた。
「間違いありませぬ!パワーストーンでございますぞ!!」
「しかも、ちょうどエイトカラーズね!!」
「遂に見つけた……遂にやったぞ!!やっと……この日をどれだけ待っていた事か……っ!!」
「クラッシュ、こない!!パワーストーン、コルテックスのもの!!やった〜!!ガオオオオオオオ!!!」
「見つけてくれたのね、ありがとうキツネちゃ…あれ、いない!?」
「ニーナ、今はパワーストーンを優先しろ!見届けるのだ、八つ全てが、ワシらのものになる瞬間を!!」
「どういうこと?」
「タイニーの奴が全部いっぺんに引っこ抜いてやるってよ。」
そう説明したディンゴダイルの後ろを見ると、タイニーがまさに今、パワーストーンを引き抜かんと台座の上に立っていた。
「グオオオ!!みんなみてて!タイニー、パワーストーンひっこぬく!」
「ああ、ちゃ〜んと見ているとも。」
「いよぉ〜し!ガオオオゥッ!!!」
ズオンッ!!!
そして、タイニーは八つのパワーストーンをいともたやすく、いっぺんに引き抜いてしまった。
「「「早っ!?!?」」」
「やったぞー!!遂に……遂にワシらはパワーストーンを手に入れたのだ…ん?」
喜んだのも束の間、突然台座から黒い煙がシュルシュルと出始めた。
「な、何ぞこれは…?」
誰もが不思議に思ったその時、その煙はタイニーの持ってるパワーストーンを包み込み、鮮やかだった色は全て真っ黒に染まってしまった。
「ああっ、パワーストーンが!」
「お、おじさん。もしかして、これって抜いちゃダメな奴だったんじゃ…?」
ニーナがそう言いかけた時、今度はパワーストーンからもっと濃い煙が勢いよく飛び出し、コルテックス一行目掛けて襲いかかって来たーーー。
「「「うわあああああああ………」」」
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