人見ています。 |
クラッシュ・バンディクーEX~奪われし魔人と精霊~
|
- TOP
- >
- ゲーマー
- >
- クラッシュ・バンディクーEX~奪われし魔人と精霊~
- >
- 第二章~魔人の力とオーストラリア奪還へ~
もみみ(4年前)
バート・ラマー(5年前)
2199(6年前)
2199ノークラ(6年前)
クラットン2(6年前)
ココバンディクー(7年前)
水無月ニトロ(7年前)
RITAL(8年前)
イエクラ(8年前)
asRiche3j8bh(8年前)
テトラピアノ(8年前)
asRichp4zuit(8年前)
オリキャラ短編集協会(8年前)
asRichg3gtwn(8年前)
わいるどた~ぼ(8年前)
asRichajohom(8年前)
ショートケーキ(8年前)
asRichw7ffmu(8年前)
スティックス・ザ・バジャー(8年前)
asRichqi316v(8年前)
asRichct3qjk(8年前)
リボルバー(9年前)
ぽぴゅらあ(9年前)
りんごっち(9年前)
sasuke(10年前)
回転撃(10年前)
ルイカメ(10年前)
ヴァイオレット(10年前)
えぞももんが(/・ω・)/(10年前)
隼人 (10年前)
まんじねーしょん(10年前)
CURA(10年前)
ハートオブハート(11年前)
フレイム(11年前)
ゲーマー(11年前)
クラットン(11年前)
ひろき(11年前)
ひろき(11年前)
HIROKI(11年前)
GGGGGGGGG(11年前)
IA・N(11年前)
かめちき(11年前)
霧雨(11年前)
てんし(11年前)
昇太/神馬当瑠(12年前)
風のクロノア(12年前)
オリキャララジオ放送社(12年前)
ここなっつココ(12年前)
いお太(12年前)
テクノしん(12年前)
リレー小説委員会(12年前)
ここなっつ(12年前)
気まぐれCocoちゃん(12年前)
たクラッシュ(12年前)
ダークネス(12年前)
早川昇吾(12年前)
しんごwww(12年前)
サム(12年前)
クランチバンディクー(12年前)
闇っぽいけど闇じゃない。永遠の炎の神様メフィレス(12年前)
イエクラ.com(12年前)
イエクラ@山手(12年前)
回転撃(12年前)
第二章~魔人の力とオーストラリア奪還へ~
2013/09/02(月)10:30:07(11年前) 更新
本編はここからで~す
世界の殆どが破壊への道をゆっくりと進められていた。
手下から順調に進んでいる事を、アレクサンドロはたった今伝令された。
「そうか・・・着実に進んでいるか・・・人間は殺したりしてはいないのか?」
「逆らうものは殺したのかもしれません。しかし、人を生かしての破滅を狙っています」
「そうだ・・・それでいい!何も無い破壊された世界で生き地獄を味わらせてくれるわ!!ふっはっはっはっは!!」
「分かりました、無線で伝えます」
手下はそう言ってアレクサンドロの部屋を出た。
手下が出て行った後、アレクサンドロは魔人を閉じ込めている部屋へ向かった。魔人の所へ行く用事の内容は、魔人の顔を見たアレクサンドロが、魔人たちが何かを隠しているように見えたらしいのだ。その画している事を強引にでも聞きだすつもり何のだ。
アレクサンドロが魔人を閉じ込めている部屋の鍵の錠を外し、ドアを開け、中に入った。
「ごきげんよう、魔人ども、精霊ども」
「!?、な、なんのようだ!」
「以前貴様らの顔を見た時にだな?何かを隠しているような顔に見えたんだなぁ!その隠し事を俺様に教えろ。な?」
魔人たちや精霊たちは、一斉に変な汗を掻き出した。何故隠していることがばれたのか。一人の魔人は、ばれる訳がないと信じながらも嘘を付いた。
「隠し事?そんなものがあるわけないじゃねぇか!この場でそんなことをするわけなかろうが!」
そう言うと、アレクサンドロは不気味な笑みを浮かべた。
「この場だからそのような嘘を付いて隠しきろうとするのであろう?バレバレなんだよぉ!カスどもぉ!」
「くっ・・・貴様がなんと言おうと、絶対に言わぬ!」
「ほう?言ったな?」
確かめるように聞いたあと、アレクサンドロは愛用の刀、「死滅地獄剣」を手に取った。手に取った瞬間、刀を鞘から目にも止らぬ速さで
抜いた。自分の身長の1,5倍もある刀をである。その刀を手に取ると、まぁまぁ距離があり、流石に長い刀を振っても届かない所にある机を見つめ、刀を振った。すると不思議なことに机が真っ二つに斬れたのだ。机どころか、アレクサンドロの狙い定めた部分の床や壁に大きな斬り傷が付けられていた。
「くっくっく・・・切れ味はまだ衰えてはないな・・・軽く振ってここまで斬れるぐらいだ・・・。魔人ども、この刀は今まで斬れなかった物がねぇんだよ。この世で一番硬いダイヤモンドも何もかもだ」
「そ、それがどうしたというのだ!」
「魔人や精霊は・・・どんぐらい気持ちよく斬滅出来るんだろうなぁ!」
「な、何を言っているんだ!冗談はよせ!」
「隠し事を言えば斬らない。言わなかったら微塵切りにしてやる・・・。さぁ!どうする!!」
そう言って刀を天に上げ、振り下ろそうとした。一人の魔人に当たるほんの寸前のところであった。
「分かった!教える!だからやめてくれぇ!」
アレクサンドロは本当にぎりっぎりのところで刀を止めた。
「ほう、ならその隠し事とはなんだ?言え」
「みんな・・・すまぬ・・・犠牲を出したくないんじゃ・・・許してくれ・・・。我々魔人は、人に宿って力を発揮することが出来、精霊は力を借りて魔人よりは弱いがそれなりの力を発揮する・・・それを隠していたのだ」
「それはそれはとてもいい情報ではないか!くくく・・・今夜あたりにあいつらが来て我々の軍が遂に全員集合する・・・その時にでもどの魔人を宿らせるか決めるか。これは楽しみだ!はっはっはっはっは!!」
館中にアレクサンドロの笑い声が響き渡った。
その頃クラッシュ達は、魔界へ行く準備をしていた。準備と言っても、何も準備するものなど無いが。
そろそろ出発と言う時に、クラッシュが唐突にアクアクに質問をした。
「ねぇアクアク~、魔界ってどうやって行くの~?遠足みたいに歩いて行くの?」
「おぬしは何処までアホになれば気が済むのじゃ・・・。炎の魔人を呼んだんじゃよ。魔人には魔方陣というものを出す力もあるみたいでなぁ、これを使えば一度行ったことのあるところへワープできるみたいなのじゃよ」
「そんなこと出来るの!?おいら知らなかった・・・」
クラッシュどころか全員初耳である。そんな話を終えた時に、外から声が聞こえた。それはそれは渋い声をしていた。多分、いや、100%炎の魔人であろう。
「来た様じゃのう、ではおぬしら、外に出るんじゃ」
そう言われると、皆一斉に家から外へ出た。外に出ると、地面には漫画や本で見たことのある円く描かれた魔法人が広がっていた。
その魔方陣の真ん中にはメラメラと燃えていて、中に浮いているのが見えた。炎の魔人である。
「おぉ!来たぞ!もう魔方陣は作っといたぞ!後は魔方陣の上にのるだけじゃ」
そう言った後、炎の魔人は、少し弱々しい声で話し続けた。
「皆すまぬな・・・この世を取り戻すついでにワシらの仲間を救ってくれるなんて・・・。あの時敵として戦ったワシが恥ずかしい・・・」
そんな炎の魔人に、ココは優しい言葉を返した。
「別にいいのよ。そんな前の話なんて気にしないで」
「そうだぜ!過去のことは忘れっちまいな!」
「う~ん・・・何故かクランチが言うと何か引っ掛かるわ・・・」
そんな話をしていると、灼猫は急に話を始めた。
「あの~!一つだけ・・・いいですか?」
全員が灼猫このほうを向いた。皆の目線を浴びながら、話を続けた。
「ティアさんならあの兵を見たことあるかもしれないので分かるかもしれませんが、気を少しでも緩めて戦ったら死に繋がるということを忘れないで下さい!1upなんて、そんなこじゃれた物は無いのですから」
そう言うと、プーラはのそのそと4足歩行で灼猫に近づいた。
「そうだね、ありがとう。灼猫さんのおかげで改めて気を引き締めて戦うようにするってことを感じたにゃ。お互い助け合いながらこの世界を取り戻しましょうにゃ!」
「プーラさん・・・はい!頑張って平和にさせましょう!あ、僕のことはさん付けしなくてもいいですよ」
「分かったにゃ、灼猫」
二人は、しっかりと握手をした。出合ってすぐに絆が深まった瞬間であった。
「よし!いつでも出発OKだ!貴様ら、魔方陣の上にしっかり乗りな!」
炎の魔人のかけ声を聞いて、全員魔方陣の上に乗った。アクアクは、人数を確認した。
「うむ、これで全員じゃな。ワープしてOKじゃぞぃ」
「よし、では行くぞ!」
そう言うと炎の魔人は「はぁぁぁ!」と力を解き放つような声を出すと、魔方陣から眩しい光を放ち、魔方陣の上に乗っている全員を包んだ。
ほんの三秒間だけの眩しさであった。目を開けると、そこは薄暗く、まるで日がもう完全に沈んでしまう数分前のような薄暗さだった。
「ようこそ!魔界へ!」
炎の魔人がそう言うと、道案内をしてくれた。目的地に到着すると、そこには炎の魔人以外の魔人たちが集まっていた。
「ああ!おいらの知ってる魔人が居るぞぉ!」
「それだけじゃないわよお兄ちゃん、知らない魔人も居るわ」
「俺様は魔人の力を貸してもらったことあるが・・・これは知らなかったぜ・・・」
魔人たちの居る所を興味深そうに見ていると、魔人たちはこちらに向かってきた。
「あら~久しぶりじゃないの~!覚えてる?風の魔人よ~」
「ワシのことも覚えとるか?地の魔人じゃ!」
「おいら覚えてるよ!懐かしいなぁ。・・・あれ?水の魔人は?」
クラッシュの問いに炎の魔人は暗い表情になって答えた。
「水の魔人は・・・さらわれた・・・」
「アレクサンドロという全ての黒幕がですか?」
ティアの言葉に炎の魔人は頷いた。
「そうですか・・・それで、私たちをこのような所へワープさせたのは何故なのですか?」
ティアの問いに炎の魔人はよくぞ聞いてくれたかと言うかのような顔をして説明を始めた。
「何故かというとだな?急に言われて分からんだろうが、ワシら魔人は人に宿ることが出来るんじゃ」
「それは知ってるぜ。なんせ俺様はあんたら魔人の力を宿らせてクラッシュを潰そうとしたぐらいだからなぁ」
「うむ、クランチやコルテックスは分かるみたいじゃな」
「えぇ!?あ、あぁ知ってるぞ、ハッハッハ(・・・まずい、わし知らんかった・・・)」
「その宿らせた魔人が、例えばわし炎の魔人だったとしよう。するとわしを宿らせた者は炎を操り、また扱うことが出来るんじゃ!」
「っということは今この場にいる魔人を僕たちに宿らせてアレクサンドロに立ち向かうっていう事かにゃ?」
「その通りだプーラとやら。その為に魔界へ来たわけだ」
炎の魔人の説明を聞いて、皆は理解した。
「あ、そういえば灼猫とやら」
「はい?なんですか?」
「お主、既に魔人が宿っておるな」
「あ、そうみたいですね。すっかり皆さんにこのことを言うのを忘れていました」
皆が口をポカンと開けて灼猫を見た。するとココは少し疑いが出たのか、灼猫に質問をした。
「あなた・・・アレクサンドロの手下じゃないわよね?」
「手下じゃないですよ!俺の宿ってる魔人、「想造の魔人」はですね、実はクラッシュの家に来るときに出会ったんですよ。多分さらわれた時に何かが起きて逃げられたんだと思います。しかし、道端で迷ったのかうろうろしてたんですよ、それで話しかけたらこのような事件が起きた事などを話してくれたんです。そこからこの想造の魔人は俺に宿ったみたいなんです」
「なるほどな・・・想造の魔人よ、ワシだ、炎の魔人じゃ。お主は灼猫に宿っている以上長く厳しい戦いが待ってる。それでも良いんだな」
炎の魔人がそう言うと、灼猫の辺りから声が聞こえた。想造の魔人の声のようだ。
「あぁ、俺ぁ灼猫とこの世界を守るって決めたんだ。長くて厳しい戦いは承知してるさ」
「フッフ、若いくせに良いこというじゃないか。分かった、お主は灼猫と共に戦うんだぞ!さて、後は灼猫以外のお主らだな。宿らせたい魔人はお主らが決めろ。ワシらには誰かを決める権利はないからな」
炎の魔人がそう言うと、ココは慌てた顔で言った
「なら早く相性の合う魔人を決めないと!時間が止まってるわけじゃあるまいし。迅速に決めて少しでも破壊が進むのを止めなきゃ」
そう言うと、みんなは一斉に相性の合う魔人を選ぶことにした。
そんな中、クラッシュは炎の魔人をじっと眺めていた。
「ん?どうした?クラッシュ、ワシをジロジロと見て」
「いや、なんだか炎の魔人がとても仲間思いで世界の平和も考えてたんだなって思って」
「何が言いたいんじゃ?」
「おいら、炎の魔人のそこに惹かれたんだ!だから、共に戦おう!」
「・・・・・フッフ、アッハッハッハ!そうかそうか!お主はワシを選ぶか!よかろう、ワシの力を思う存分使い、世界を中間達を、救ってくれ。わしからのお願いだ」
「まっかせろぃ!」
こうして、クラッシュに炎の魔人は宿ることが決まった。
その頃プーラはというと・・・
「ねぇねぇ、あにゃたはなんていう魔人ですかにゃ?前の4人の魔人の中にはいにゃかったよね?」
「んぁ?俺かい?俺は”雷の魔人”だ。そうだな、確かに俺はあの4人の中にはいなかったぜ」
「そーなんだぁ・・・凄く強そうなのになぁ」
「お!?子猫ちゃん、俺強そうに見えるか?」
「僕は男の子にゃ!それにこう見えて僕は虎の子だぞぅ!」
「あぁ、こいつぁすまねぇ。まぁ話を戻して、俺が強そうに見えるか?」
「うん!雷でしょ!?誰もが雷の音で怖がるほど恐れられてるあの雷の魔人でしょ!?僕すっごく雷の魔人の力を貸してもらいたいとおもったんだ!」
「・・・本当か?虎の子・・・こんな俺を使ってくれるのか?」
「うん!」
プーラは満面の笑みで雷の魔人に返事をすると、雷の魔人も微笑んだ。
「分かった!虎の子がそう言うなら思う存分俺を使ってくれ!虎に雷ってなんかかっこいいしな!」
「かっこいい!?にゃはは!嬉しいにゃ~」
「はっはっは!まっ、そんな訳で宜しくな、虎の子」
「僕はプーラっていうにゃ」
「そうか、プーラ!宜しくな!」
「うん!」
こうして、プーラには雷の魔人が宿ることになった。
5102