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第十六話~互角のマッチ~
2012/06/20(水)22:55:47(12年前) 更新
第一章~クラッシュの新人戦~
会長「始まったか」
カニンガム「面白くなりそうですな」
ゴングは鳴った。しかし、二人は相手がどう来るか、じっと見ていた。
するとその時である。
???「いや~、超新星のプーラ君がスパやるって聞いて驚いて飛び出してきましたよ」
会長「ん?なんじゃい、この試合をスクープに来たのか?エミューよ」
エミュー「はい、だってあのプーラ君がスパをするっていうもんだから・・・ん?相手はクラッシュ君ですか?」
会長「あぁ、そうじゃ。なんか問題でもあるんか?」
エミュー「いや、クラッシュ君もボクサーになったんですね」
コル「クラッシュはなめないほうがいいぜ?」
ブ「パンチは凄まじいですよ?」
エミュー「ほぅ、それでは超新星のお二人の試合を拝見させてもらいますね」
そんな会話をしていると、クラッシュが動いた!
ク(まずはプーラの得意な距離をずらすためにびっちりくっつく!)
会長「ほれ!そうしてる間にクラッシュが動いたぞぃ」
エミュー「ほぉ!インファイターですか!」
カニンガム「早い!」
プ(おぉ!この一ヶ月近くでインファイターを物にしている)
あっという間にプーラの懐に潜り込んだクラッシュは、ジャブを繰り出した!
ク(ジャブで距離を測るんだ!)
プ(早い!前のクラッシュはただ重いだけのジャブだったのに、早い上に重い。流石クラッシュだなぁ)
プーラはそう思いながら、反撃に入った!
ジャブを左に避け、すぐに左手でフックをした。
会長「まずい!クラッシュにはスウェイはキツイ!それに早い!」
しかし、クラッシュは前のように全てのパンチが当たるぐらいのぐだぐだな動きを一切見せない、むしろ見せたくないと良いたいかのように、右手を顔の右頬に添えてガードした。
ク「前のおいらとは違うぞ」
プ「な、まさかフックをガードされるなんてね。面白くなってきたよ!」
カニンガム「よし、そのフックは良かったぞ!(しかし、凄い反射神経だ。クラッシュ君、恐ろしき相手かもな)」
会長「よし!ガードは固くしながら攻めるんじゃ!」
ク「はい!」
クラッシュは攻めろの声を聞いて一瞬でプーラの懐に再度潜り込んだ!
プ「潜り込みが早い!」
ク「おおお!」
プ(なんだ?何が来る?・・・!!この体制は、アッパーか!)
プーラはそう思い、クロスアームブロックで完璧にガードしようとした。しかし!その体制はアッパーではなかった!
会長「いけぇ!一発目を当てるんじゃ!」
カニンガム「ん?まさか!アッパーじゃないのか!プーラ、危ない!」
プ「え?」
ク「当たれ~!」
ジム内には、まるでクランチのサンドバッグを殴る音のような重く、鈍い音が鳴り響いた。
プ「な、何が・・・」
プーラはリングに倒れこんだ。
エミュー「あのパンチは・・・!」
コル「あれ?ボクサーを取材してきて何年目だっけ?」
エミュー「何だっけ・・・」
コル「言ってやろうじゃないか!このワシが!このパンチはg」
エミュー「ガゼルパンチだ!あのパンチは」
コル「ガ、ガゼ、ガゼル・・・」
プーラが喰らったパンチ、ガゼルパンチを見て、カニンガムは呆然してしまった。
カニンガム「ガ、ガゼルパンチだと?ただでさえパンチの重いクラッシュ君に、ガゼルパンチ・・・アクアクさん、なんて恐ろしいお方だ」
クラ「ダウン!1,2、3・・・」
プ(何だ?アッパーじゃなかったのか?ちゃんとアッパーの軌道にはクロスアームブロックをしたはず・・・)
クラ「4、5、6・・・」
プ(ん?はっ!立たなきゃ!今はそんなの考えている場合じゃない!まずは試合に集中しなきゃ!)
そう思い、すくっと立ち上がった。
プ「や、やれますよ」
クラ「おし、ファイト!」
プ「反撃に入らせて・・・!!!!」
突然プーラに何かが起きた。
プ(痛い、右頬が凄く痛い!)
その時、終了のゴングが鳴った。
クラ「1ラウンド終了だ」
二人は、その言葉と同時に自分のコーナーへと戻った。
プ「カニンガムさん、何が起こったんですか?ダウンした時のクラッシュのパンチはなんだったんですか?凄く右頬が痛いんですが・・・」
そう言うと、カニンガムは氷で頬を冷やしながら言った。
カニンガム「あれは、ガゼルパンチだ」
プ「ガゼル・・・パンチ?」
カニンガム「そう、そのブローはな?例えフェザーでもヘビー級並のパンチが出る必殺ブローだよ。まさか新人戦前にこんなものを見せるなんて」
プ(クラッシュ・・・本当に強くなったんだなぁ・・・なんだかボクシングをするのが楽しくなってきたよ。こっちも本気で行くよ!)
会長「今日は冴えてるのぉ、まさかあの一瞬でガゼルパンチを出すとはな。ワシも驚いたわい」
ク「必殺ブローが分かっちゃいましたね・・・」
会長「何、あのパンチだけが全てじゃないんじゃから。それを実践で使えたらおぬしとて新人王になるのも夢じゃないぞぃ?」
ク「そんな、とんでもない・・・でも、スパといっても本気でやらなきゃ」
会長「よし、今日はがみがみ言わん。貴様の考えたように戦えぃ」
ク「はい!」
そして、クランチのセコンドアウトの発言が聞こえた。クラッシュ、プーラはマジな顔になった。
2人はそれぞれのコーナーで、軽くジャンプをした。まるでウォーミングアップはそろそろ終わりだと言っているかのように。
クランチが『ラウンド2』というのを聞いて、構えた。そして、リングが鳴った。
カニンガム(クラッシュ君は本当に面白い選手だ。こんな選手に手合わせ出来るなんて、プーラは幸せ者だな)
会長(プーラはまだ本気をだしてない。どんなことをしてくるか、これは見物じゃわい)
その時、スピードを出して相手の前までダッシュで近づき、攻撃態勢に入っている影が見えた。プーラである。
プ「次はこっちから行かせてもらうよ」
ク(早い・・・!)
そう思ったときには遅かった。プーラの素早いジャブの餌食となってしまったのだ。
クラッシュは脱出を試みたが、逃げられない。それに顔面に性格に当たっているため、視界が狭く、今自分が何処にいるのかも分からなくなってしまった。
ク(何処・・・一体何処にいるんだ!おいらは・・・!)
会長「顔面にジャブが当たりすぎじゃ!ガードしろぃ!」
ク(あ!ガードを上げなきゃ!)
クラッシュは言う通りにガードを上げた。しかし、上げた瞬間クラッシュの体に、痛いと言うかは苦しくなるようなものが体中に迸った。
そう、ガードを上げたということはすなわち、ボディが空いたのだ。そこにプーラはアッパーを放ったのである。
プ(綺麗に決まった!これで勝敗を決めるんだ!)
ク「ッグフ!」
カニンガム「よろけた!行け!ワンツーの連打だ!」
プ(決める!)
しかし、クラッシュに向かってフットワークで近づこうとした時であった。クラッシュはよろけた体を一瞬で立て直し、アッパーで返した。
ク(甘いよプーラ!こんなことでダウンはしないぞ!)
プ「何っ!」
勢いに乗ったプーラにただでさえ普通のアッパーでも強いのに威力が倍となって顎にクリーンヒットした。
案の定プーラは後ろにのけぞった。
ク(ここだ!右で決める!)
クラッシュは右手に力を入れ、ストレートを出そうとした。その瞬間である、アクアクが怖い顔をしていた。なぜなら、のけぞったプーラはカウンターを狙っているというのを知っていたからである。
会長「打つな!それは誘ってるだけじゃ!」
ク「え・・・」
プ「貰ったぁ!」
サンドバッグを殴った音とは違う鈍い音が響いた。カウンターは綺麗に決まったのだ。それも顔のど真ん中に放ったため、鼻に直撃し、鼻血が噴き出した。クラッシュは後ろに吹っ飛び、ダウンした。
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