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クラッシュ・バンディクーEX~奪われし魔人と精霊~
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序章~恐怖の始まる予感~
2013/05/14(火)23:53:42(11年前) 更新
本編はここからで~す
「う~~~!いい天気だなぁ~!ビーチでリンゴ汁、もう夏の風物詩決定だね」
「何言ってんだ!夏の風物詩はやっぱり激しい運動に決まってる!」
「ほんっと、いっつも元気ねぇ、あなたたち・・・」
「夏は地獄の時期にしか思えないニャ~」
太陽が照っている夏のタスマニア島、その島のビーチでのんびりと過ごしているのはクラッシュファミリーだ。
「最近はこれといった事件がなくて平和ね、お兄ちゃん達が煩いより全然ましね」
「そうだねぇ・・・・・だめだ、熱すぎるニャ・・・」
プーラはそんな弱音を吐くと、クランチはプーラにとって結構失礼なことを言い出した。
「はっはっは!そんなに熱いなら毛皮脱いじまえよ」
「着ぐるみじゃねぇよ!チャックなんてどこにもにゃいよ!」
プーラは激怒した。その隣でクラッシュは何故か期待外れな物を見たような顔をした。
「あったら面白いのに~」
「な、何を期待してそんなこと言ってるニャ」
そんな平和だからこそ出来る話をしている時である。汗だくになりながらこちらに向かって来る仮面が見える。アクアクだ。
「大変じゃ!これはまずい事になったぁ!」
慌てるアクアクにクランチは笑顔でまたもや失礼にも程があることを言い放った。
「どうした?中年太りか?」
「喧しい!!そんなことより、本当にまずい事になった・・・」
アクアクは怒鳴ると、一瞬で顔色を悪くした。ココが少し不安げに聞いてみた。
「何が起こったの?」
「魔人や、精霊が激減してしまっているんじゃ!」
みんなは何を言っているのか分からず、首を傾げた。
クラッシュはアホっぽい顔をした。
「え?どーゆーこと?」
「わ、わしの説明が悪かったかの?」
アクアク以外の全員は、まるで打ち合わせでもしたかのように息を合わせて「うん」と答えた。
「・・・そ、そうか・・・まず家に戻ろう。話はそれからじゃ」
クラッシュ達は首を傾げたまま、家に戻ることにした。
家に戻ると、アクアクは少し冷静になり、皆を座らせた後に詳しく話しの続きを始めた。
「まぁだな?激減したというと、本来は魔人はあの4人だけではないのじゃよ」
クラッシュはその事実にびっくりした。
「え!?魔人ってあの4人だけじゃないの!?」
「うむ、魔人は数えられないほど居るんじゃよ」
「知らなかったわ・・・」
「それに精霊もわしやウカウカだけではなく、魔人同様数えきれないほど居るんじゃ」
「初耳だったぜ・・・」
「それで、その魔人さんと精霊さんが一気に姿を消したってことかにゃ?」
「うむ、そういうことじゃ」
すると、クラッシュは本当に何も分からなかったため、アクアクに問いかけた。
「でもさ~、それがどうしたっていうのさ~?」
その質問を聞いた瞬間、アクアクの顔が少し険しくなった。
「奪われたようなんじゃよ・・・」
「奪われた?それって・・・どういうことよ」
「何か機械か何かで大量の魔人や精霊が奪われたんじゃ」
「奪われるって・・・あの魔人をか?ありえねぇだろ!」
「犯人は分からにゃいの?」
「今のところはのぅ・・・」
弱弱しい発言をした後、アクアクは今までとは違う本気の顔でクラッシュ達に言った。
「しかし、言える事はただ一つ!長く厳しい戦いが始まるであろう」
「そうよねぇ・・・」
「そして魔人を奪われるとなると・・・とてつもない力を手に入れていることになるのぉ」
「俺たちだけでなんとかなるのか?」
クランチがそう言うと、クラッシュは危機感を感じたのか、弱音をつい吐いてしまった。
「難しいよねぇ・・・」
そんな話をしていると、ドアを強く激しく叩く音が鳴り響いた。
「こんな時に誰ニャ?」
「あたしが出るね」
そう言ってココは立ち上がり、ドアを開ける。すると、いつもは悪の天才科学者としていつも悪巧みをしているネオ・コルテックスが現れた。
「な!こんな時に、何しにき・・・」
「待て待て!今回はそんなことで来たんじゃないんだ!」
「え?」
「ウカウカ様から聞いたぞ。今、結構やばい状況みたいなんじゃな、アクアク」
「うむ、そうじゃが・・・何故ウカウカが?」
「流石のウカウカ様もこればかしは恐怖で震えていたんだよ。それでウカウカ様が・・・」
(コルテックス、今回はワシでも恐怖を感じて何も出来ん。なんとかあのフクロネズミの家に行って、今回だけ協力しあって戦うように言って来るんだ!)
「って仰っていたのだ」
「確かに、協力しないと無理よね・・・」
しかし、ここはやはり宿敵の言う台詞とは到底思わなかったのか、クラッシュは確認をした。
「でも本当にその協力するっていう言葉信じてもいいの?」
「信じてくれ!・・・実はいまわしの後ろにウカウカ様がいるんじゃが・・・」
「そうか、ならウカウカと話をさせてくれるかのぅ?」
そう言われるとコルテックスはウカウカにアクアクから話があると伝えた。するとウカウカは険しい顔をしながらアクアクに近づいた。
「アクアク、貴様も分かっているだろ?これから恐ろしいことが起こることを」
「うむ、知っている。協力しようと言ったな?わしらも丁度仲間を少しでも欲しかったところじゃ」
「そうか!なら話が早い。今回ばかしは協力しようじゃないか!」
この時も悪と善と真逆な二人で、ウカウカの場合は悪の塊なので嘘を付いてはいないかクラッシュ同様アクアクも確認をした。
「その言葉、信じて大丈夫じゃろうな?」
「こんな時に嘘を付くわけなかろう?」
「っということは!?」
コルテックスが、まるで子供が生まれるのをずっと待って、何時間後に医師が笑顔で現れた時のような反応をした。
するとクラッシュは、仲間になったことを確認するとコルテックスに寄った。
「コルテックス、今回だけは仲間だね、よろしく!」
「お、おう!」
こうして、今回だけコルテックス側とクラッシュ側が手を組み、奪われた魔人や精霊を取り戻し、再び平和にさせることを誓った。
その時と同じ時間帯に、孤島にぽつりと置いてあるとある大きな館では・・・
「遅くなりました!魔人や精霊を大量に捕まえました!」
「ふっ、やってくれたか。ご苦労、よく頑張ったな虫けら」
「はっ!有難きお言葉!」
「アレクサンドロ様、これで全ては整いましたね」
魔人や精霊を奪った張本人は、アレクサンドロ・デス・シャドーという男で、この世を地獄のような世界にして我のものにしようとする黒幕である。
「ああ、全ては揃った、後にこの館に奴らも来るしな。魔人と精霊集めをするのに仕切ってご苦労だった、シャド男」
「有難きお言葉」
シャド男と呼ばれる男は、本名は影島新月。彼はアレクサンドロの右腕のような立場にいる男である。
「あはは♪やっと楽しいことが起きるのね♪楽しみ~」
「ククク・・・暴れたいか?レイミー」
「暴れたい!あらゆるものをぶっ壊したい!!キャ~♪それが出来るって思うとワクワクする~♪」
この子供のような喋り方の女の子はレイミー・レッドミリス。見た目は子供で強くなさそうだが、暴走するとアレクサンドロも止めることが難しいという。
「さて!魔人の力と精霊の力を使ってまずは兵を大量に作り上げろ!大量に作り上げて一瞬で世界を地獄と化せ!!」
「はい!」
「いよいよですね」
「ウキュ~♪早く壊したい♪」
「フッフッフ・・・地獄の始まりだぁ。クックック・・・ハ~ッハッハッハッハッハ~!!!!!!!」
ここから、地獄は始まるのであった。
続
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