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依頼4「オレさまチャンの代役@長編」(エヌ・オキサイド)
2012/06/21(木)06:52:24(13年前) 更新
------------------------過去に受けた依頼------------------------
クラッシュ:ふへぇ~・・・あの時はまいったな~・・・
クロック:わいも疲れた・・・正直宝探しの数倍大変やなぁ・・・(ビーッ)
ココ:また依頼が来たわ。何々・・・
「パサディーナ・オポッサムがオレさまチャンとの勝負を挑んできたんだ。
それはもう大歓迎だが、生憎今はマシンが故障中で非常に悔しいんだがレースに参加はできねぇ。
誰かマシンの修理に手伝ってほしいんだ。代わりにあいつの相手をしてくれるっていうのもいいが、
並大抵の相手じゃかなわねぇからな。腕に自信があるならでいいが、とにかく協力してくれ」
クランチ:エヌ・オキサイド・・・?あぁ、あのスピード狂のエイリアンか。
ココ:っていうか何で宇宙からメールが?今は進化したものねぇ。
クラッシュ:だが・・・これは要するに、マシンを直すか、レースに出るか・・・
こうなったら分担しないか?
アクアク:よぉ・・・ただいま。
クラッシュ:お、爺さんお帰り。また長い間留守にして、どこ行ってたんだい?
アクアク:またウカウカとケンカしておってな。
クロック:爺はん、また血圧上がるさかい・・・
アクアク:血すらないわ!・・・それより、分担はワシが決めさせてもらう。
修理は・・・ココとクロック!レースはクラッシュとクランチが行け!
ワシはいつものように留守番をしておるが、レースに
「無敵アイテム」として登場もするかもしれんぞよ。
お主らが留守のうちに依頼が来たらワシが呼びつけるから心配するな。
ナレーター:そして4人は、それぞれオキサイド、パサディーナの元へ行った。
パサディーナ:あら~、クラッシュにクランチ。お久しぶり。
この辺一番のレーサー、パサディーナさまを覚えてるわよね?
クラッシュ:もちろんさ。それより、早速本題だが・・・
パサディーナ:そうよ。この間、「宇宙1の最速レーサー」と名乗る
エヌ・オキサイドというエイリアンが来て・・・
(オキサイド:ふん!あんたもレーサーか。だが、
宇宙1の最速レーサーのオレさまチャンにはかなわないだろ、ヒッヒッヒ~。
パサディーナ:んもう!!レーサーのプライドにかけて、勝負を挑むわ!
このアタシが、アンタみたいなへっぽこエイリアンに負けるわけないじゃないの!!)
・・・というわけで、来週勝負する事になったのよ。ところで、アンタたちは?
クラッシュ:それが、オキサイドの奴が・・・
クランチ:(おっと!依頼主はオキサイドだからな・・・パサディーナには言うなって言われてるだろ)
クラッシュ:いや・・・・・・ちょっとレースに来れないかもしれないっていうから・・・
代わりにオイラたちが借り出されたってわけさ。
パサディーナ:じゃ、アンタたちが代わりにアタシとレースを?面白いわね・・・
じゃ、ここは1つ賭けてみない?
クランチ:・・・何だ?
パサディーナ:もしアンタたちがアタシに勝ったなら、オキサイドへの負けを認めるわ。
ただし・・・アタシが勝ったら、今すぐオキサイドを地球から追い出しなさい、いいこと?
クラッシュ:よし・・・・・・呑んだ。ちょっとオイラ、ココたちに伝えてくる。
クランチ:早く行ってこいよ!(さぁ・・・邪魔者がいなくなったことだ・・・)
パサディーナ・・・ホント久しぶりだな・・・がっちゃんこ以来だぜ。
パサディーナ:あれからアタシも幾つものレースに出て忙しかったのよ。
クランチ:それにしてもメールの1通くらいくれても良かったのに・・・
パサディーナ:ゴメン・・・別に忘れてたわけじゃないからさ・・・
クランチ:なぁパサディーナ・・・もし俺たちがレースに勝ったら・・・
クラッシュ:ココたちに伝えてきたぜぇ~!!
クランチ:おっと・・・ホントに早かったな・・・
パサディーナ:レースの日まで、パークのコースを貸切にするから、練習に使って。
クラッシュ・クランチ:ありがとよ!
クランチ:さぁ、早速マシンを家から取ってくるぞ!俺の取って置きのマシンだ。
クラッシュ:じゃオイラは練習スケジュールを作るぜ!ふん、ふ~ん♪(さらさらさら)
ナレーター:今日はそれぞれの作業に打ち込み、あっという間に夜が来た。
パサディーナは明日もレースに出るため、ドリフト・ターボの練習に励んでいる。
AM6:00~(勝負まであと6日)
クランチ:おい・・・・・・クラッシュ・・・起きろ。
クラッシュ:むにゃ~・・・クランチかぁ~・・・おはよう~・・・も~ちょっと・・・
クランチ:寝るなぁぁ!!(ビタンッ)
クラッシュ:ぐえっ!
クランチ:さあ早速ラジオ体操と、パーク3周のランニング、それから腕立て・腹筋300回!
クラッシュ:え?そんなのメニューに入ってない・・・
クランチ:つべこべ言わずにいくぞ!あと、それが終わったらストレッチを30分ほどやって、
朝飯はサンド・ウィッチ(砂利がトッピングされたパン)、ハエの死骸入りコーンスープ、
それからパーク特製リンゴ汁、最後にクランチ特製牛乳を用意するぞ!
それではラジオ体操第1、はじめ!!
ナレーター:その後2時間、クラッシュは過酷なトレーニングを続け、
朝飯の時には既に死んだようにグッタグタになっていた。
クランチはちっとも疲れを見せず、慣れた手つきで朝食の用意
(というより出店への買出し)に急いだ。
クランチ:ほらよ・・・朝飯だ。食えよ。
クラッシュ:・・・・・・・・・~~・・・・・・(あまりの疲労に言葉が発せない)
クランチ:しょうがない・・・俺が心臓マッサージしてやるからよ。1,2,1,2!
クラッシュ:ふぅ・・・やっと言葉が出た・・・食うか!
クランチ:しっかり食って、お前が作ったスケジュールどおり練習をするぞ!
クラッシュ:しかし、あっちの方は大丈夫かな・・・マシンが直らない限り、
アイツにはほとんどかなわないだろ・・・
クランチ:まぁ俺たちにやれるだけやろうじゃないか!
さて・・・朝飯が終わったら10時からマシンのチューニング、
それからマシンの点検をして、11時からミステリーアイランドにて
ドラテク(ドライビング・テクニック)のテストを行い、
12時から昼食だ。それから・・・
ナレーター:実はこの強硬スケジュール、クランチにだいぶ「補作」されたものである。
元々のスケジュールに、レースの練習は2~3時間程度しか入っていなかったのだ。
クランチ:午後の予定だがな、1時から同所にてタイムトライアル、
3時から6時まで「がっちゃんこ」して射撃の練習、
6時から休憩を挟み、もう1度チューニングと点検をして、ピットインだ。
そしたら後は9時の就寝まで自由にしていいぞ。
だが、夕食と屋台での射撃ゲーム、それからココたちへの報告は忘れるなよな、いいか・・・?
クラッシュ:へ、へぇぇ~・・・
ナレーター:そしてクラッシュはロクに朝飯も食えず、疲れの残る状態で
クランチ取って置きのマシンが格納されたピットへ向かった。
クランチ:さぁ、マシンは2つあるが、どっちがいいか?
こっちの「アイアンアップル」は96馬力、ハンドル性能バツグンのバイクタイプだ。
もう1つ・・・「ムキムキマッスル号」はアクセル性能最高のヘビーマシンだ。
クラッシュ:え~と・・・アイアンアップルかな~・・・
クランチ:ベストチョイスだぜ。じゃ早速チューニングを行おう。
ナレーター:作者はあいにく車に詳しくないため、一部省略させていただきます。
PM12:00~
クランチ:よし。ドリフトターボはOKだな。
じゃ、ここらで昼食にしようか。
クラッシュ:やった~い!!
クランチ:ちょっと待ってな・・・俺が近くの森でリンゴを取ってきてやるぜ。
・・・で、それをリンゴ汁にし・・・
クラッシュ:ちょいちょいちょ~い!!
クランチ:あとココたちへの報告もしてくる。少し留守番してろよ。
クラッシュ:分かった~!
クランチ:(さて・・・そろそろアイツもレースから帰ってくるはずだ・・・)
ナレーター:そのころ、パサディーナは・・・
チック:おおっと!!ここでディンゴダイル選手得意の「火炎クラッシュ」登場!!
多くのカートがスリップする中、刺激大好きパサディーナ選手はビクともせず、
というか声をあげて笑っているぞ~~!!他の6選手、成す術がない!!
パサディーナ:オッホッホッホ・・・アタシにそんな攻撃が効くと思ってるの?
ディンゴダイル:ちっきしょ~めっ!
パサディーナ:最後に言っとくわ・・・女の子の周りをうろつくと、トラブルの元よっ☆(サッ)
チック:おっと!?パサディーナ選手、隠し持っていたニワトリ爆弾を投げつけた!
ディンゴダイル選手の後頭部に直撃~~!!
ディンゴダイル:おととい来やがれぇぇぇっ!!!
チック:ゴーーールイン!!今回も期待を裏切りませんでしたね~。
スチュー:よぅ、よぅ!オレにもちょっとしゃべらせろよぉ!
いつもながらパサディーナ特有のダイナミックなドラテクは感服ものだぜぇ!
ココ:う~ん・・・やっぱパサディーナは強敵ね・・・見にきといてよかったわ・・・
クラッシュ:よう、ココ!
ココ:あら、お兄ちゃん!どうしてここに?
クラッシュ:今日の報告に来たんだぜ!・・・・・・・・・
ココ:ふ~ん・・・まだマシンは直ってないのよね・・・今も家でクロック兄ちゃんが作業してるんだけど・・・
クラッシュ:ところで・・・当のオキサイドは?
ココ:宇宙から報告を求めているわ。
クランチ:あっ、クラッシュ!?
クラッシュ:げ、クランチ!
クランチ:勝手にパークを抜けだすな、このウスノロが!
早くパークに戻ってドラテクの練習をしてこい!
クラッシュ:ちぇっ・・・わかったよ~・・・
ココ:ところでクランチも何で?
クランチ:うん・・・いや、ちょっとね・・・
ココ:・・・?
クランチ:お、俺も戻らなきゃ!んじゃ!
(せっかくパサディーナと話したいことがあったのに・・・仕方ない、帰るかな・・・)
記者:パサディーナさん!優勝おめでとうございます!
記者:パサディーナさん!その見事な連勝、秘訣を教えてください!
パサディーナ:アタシはこの辺じゃ1番のレーサーなの、覚えてよねっ!
記者:でも右腕の包帯が随分痛そうですけど・・・?
パサディーナ:何言ってるのよアンタ!こんなのまだまだ甘っちょろすぎてつまんないわ!
誰かこのアタシを興奮させるようなレース相手はいないのかしら・・・
オキサイド:・・・くっ、くそぅっ!言いたいこといいやがって!
オレさまチャンの必殺兵器さえあれば、
すぐにでもアイツをボッコボコにしてやれるっつぅのに・・・
ナレーター:クロックもせっせと作業を、クラッシュも練習に励んで午前中は終わった。
束の間の休息、昼飯の時間だ。クラッシュの一番の楽しみの時間である。
クランチ:おう!あの後ジャングルに行って、イノシシを狩ってきたぜ!
クラッシュ:やった~~い!!腹減ってたんだよ・・・
クランチ:そいつを調理して、「イノシシ・カバブー」を作ってやるぜ。
・・・で、そいつと切り刻んだキャベツとタスマニアン・トマトを・・・
買い置きのサンド・ウィッチにはさんで・・・
クラッシュ:こらこらこら~っ!!砂利つきパンはいらんわ~~っ!
クランチ:まあ遠慮すんな、ほれっ。
???:わての分まで!?おおきに~~!!
クランチ:あっ、クロック!何故ここに・・・
クロック:うまそうなタコス!いただきま~す!
クラッシュ:あ、待った!(ガブッ)
クロック:ぶへ、ペッペ!何やこれ!?砂利入っとるやんけ!
クランチ:ざまぁだぜ。人のを盗み食いするから・・・
クロック:ゲホゲホ・・・ぜぇぜぇ。それより・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クランチ:なるほど。オキサイドから材料を?
クロック:せや。地球上の素材じゃ使いもんにならへんのや。
クランチ:じゃオキサイドの円盤はもう作れないってことか?
クロック:んなアホな話があるかいな・・・
クランチ:う゛~~~む・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうだ!お前はトレジャーハンターだろ?オキサイドについていって、
大宇宙の中から新素材を探してきてくれ!
クロック:な、何やて!さすがのわてでも、宇宙となると・・・
クランチ:そうか、ココに連絡つけて、最新のカーナビを作ってもらうか!
クロック:カーやなくてUFOやな!それより、そないしてたら6日経ってまうがな!
クランチ:じゃ地球の素材での修理を急ぐしか・・・・・・って、おい!!
クラッシュ:Zzzzz~~・・・
クランチ:クォルァァァァァッ、この大ボケがぁぁぁぁ!!!何寝てる!
クラッシュ:ふあぁ~っ・・・食休みってヤツぅ~~Zzzz・・・
クランチ:スケジュールどおりさっさと練習をせんかいっ!
クラッシュ:ちぇ~っ・・・
ナレーター:クランチとクロックが作戦会議をする中、クラッシュはしぶしぶ練習場へ向かった。
結局、今日一日は大した作戦も立たずに暮れていった。
クロックは自宅で夜なべして、マシンの修理に急いだ。
クラッシュはクランチが買ってきたサンド・ウィッチと(なんとか砂味に慣れた)
昼の残りのイノシシ・カバブーをほおばり、一日終えた安堵に浸った。
クランチ:お前のドラテクも悪くはないが、今日スタジアムに偵察に行って
パサディーナのタイムを見れば、まだまだ全然ダメだな。
これじゃ1周以上の差でコールド負けだろうな。明日もがんばれよ!
クラッシュ:どーしてそんなやる気失せるセリフばっか並べるかな~・・・
クランチ:ん!何か言った!?・・・・・・んなことはいいや、飯食ったらココたちに報告に行け!
クラッシュ:わかったよ。
ナレーター:この後4日間、明くる日もハードな練習に励んでは、
ココたちと連絡を取り続けた。まだ向こうの作業は終わってないようだ。
5日経った朝、いつものようにクランチが食料の買出しに出かけていると・・・
???:あんたがクランチ・バンディクーだな?
クランチ:おう、そうだが?
ナレーター:返事するやいなや、たちまちスタンガンを浴びせられ、
どこかへ連れ去られてしまったらしい。
クラッシュ:・・・・・・流石に遅いな・・・いつまで買出しに行ってんだろ・・・
・・・って、こんだけ買出しに時間かかるってことは、今朝はご馳走だな♪
ナレーター:クランチのスケジュールどおり筋トレをしながら、クラッシュはのんきな想像ばかり。
それでもクランチは帰ってこなかったので、
結局自分で隠し持っていたジャグリング用のリンゴで飢えを凌いだ。
昼が近づいても、クランチがパークに帰ってくる気配すらない。
クロック:・・・おかしいな。まだクランチはんからの報告がけぇへん・・・
ココ:報告はお兄ちゃんの役目じゃなかったっけ・・・?
クロック:わからへん・・・ま、せっせと修理せな!
クラッシュ:なぜだ・・・いつまで経っても帰ってこない・・・ちょっと見てくるか!
おい、そこのドローン!留守番頼んだ!
ドローン:い、行ってらっしゃいませ・・・
ナレーター:クラッシュは、いつもクランチが買出しに行ってるという
商店街へ行ってみた。道中には怪しい物は見かけなかった。
商店街をよく見渡してみると、裏路地にカバンが落ちているのが発見された。
クラッシュ:間違いない・・・オイラたちの手提げだ!
おお~っ!!オイラの大好物リンゴちゃんがどっさり・・・
じゃねぇや!クランチは誰かに誘拐されたのかも!?ココたちに知らせなきゃ・・・
ナレーター:・・・・・・万事休すに陥るとアホなクラッシュでも知恵が働くものです。
(バタン)ココ:あら、お兄ちゃん!やっと報告に来たのね。
クロック:なんや、そない息切らして!どないしたん!?
クラッシュ:しょ、商店街に・・・これが・・・・・・ぜぇぜぇ。
ココ:うちのエコバッグ(違)じゃないの・・・どこで見つけた?
クラッシュ:えーと・・・リンゴ専門店の裏路地だったかな・・・
クロック:う~ん・・・ますます怪しい!よし、わてらも見にいったる!
ナレーター:彼らが商店街についた頃、カバンが発見された現場には、
「WWC」と書かれたメモが残されただけであった。
クラッシュ:だぶりゅーだぶりゅーしー・・・
ココ:・・・・・・ひょっとして・・・!!
クロック:ん?何か思いついたん?
ココ:「ウィリー・ワンパ・チークス」の略だったりして・・・
クラッシュ:なんだ、あんな夏みかん野郎が何しようが、オイラたちの知った事じゃ・・・
ココ:いや、そうじゃなくて・・・ヤツってパークのマスコットキャラだったでしょ・・・
クロック:「だった」ってことは今は違うんかい・・・
ココ:そんなのはどうでもよくて・・・パークのマスコットなら、
パークの専属レーサーの肩を持ちそうなもんじゃないの?
クラッシュ:つまり、クランチをさらったのはウィリーってことか・・・・・・??
???:確かに、あんたは力持ちでめっぽう強い、クランチ・バンディクーだな?
クランチ:だからそうだって言ってるだろ!ここはどこなんだ!?
???:ここはアストロランド奥にあるロケット発射台の中だ。
クランチ:なんでオレをさらう?しかも、リンゴ汁漬けにしようとする?
ウィリー:パサディーナから聞いたんだ、エイリアンが勝負を挑んでいるらしいな。
もしお前らがエイリアンの味方をしたらば、地球の運命は知った事ではない。
だからそのエイリアンの味方を消し去る、ってわけさ。
クランチ:だがロケットなんか用意してどうするってんだ?
ウィリー:エイリアンの味方は地球人の敵、つまり地球から消し去る、ってわけさ。
クランチ:オレはエイリアンの味方なんかじゃねぇ!ただ依頼を受けてるだけ・・・あっしまった・・・
ウィリー:ふ~ん・・・まぁいいか、オレはエイリアンが攻めてきたって知らんぷりだもんね~。
じゃそろそろいこっか・・・5・・・4・・・3・・・2・・・・・・・・・(ガチャ)
クロック:やっぱりそこにおったか!クランチ!
ココ:あきらめなさい、この夏みかん野郎!
クラッシュ:クランチを放せ!
クランチ:お、お前ら・・・
ウィリー:ええい、厄介なやつらが来ちまった。・・・ま、いっか。
どうせお前らも、エイリアンの味方だってんだろう。ついでに地球から消し去ってやろう。
クラッシュ:この野郎!!ふざけん・・・
ウィリー:GO!!(ブシューーー)
クラッシュ:こら~~~っ!!人の話を・・・・・・ん?(プシュ~~~)
クランチ:ゲホ、ゲホ!
クロック:何やこのガスは!?
(ウーウーウゥゥゥンンン・・・・・・)
ココ:ゴホゴホ・・・もうダメっ・・・(バタッ)
クランチ:目が、目が・・・(バタッ)
クロック:バンダナのおかげで片目は防げたけど・・・何やこれ?(ウィーン)
???:ご苦労、ウィリー。邪魔者を排除してくれて助かったわ。
クラッシュ:げ!あ、あんたは・・・!?
パサディーナ:ちっ、アンタは運よく催眠ガス攻撃を免れたようね。こうなったら、アタシとサシで勝負ね。
クラッシュ:なぜ・・・ココたちをあんな目に?
パサディーナ:アタシはあんなへっぽこエイリアンの下にはつきたくないのよ。
本当なら、ここでアンタを倒さなくちゃいけないところなんだけど、
アンタんとこのクランチにも大分世話になってるし、催眠ガスで勘弁してあげるわ。
クラッシュ:なんだと!?そんなことしたら今度はおいらの命が・・・
パサディーナ:ウィリーがカレらと一緒にきっちり守ってくれるから安心しなさい。
さあ、アンタにはここで眠ってもらうわね。(プシュ~~~)
クラッシュ:うわぁぁぁぁ・・・・・・(バタッ)
パサディーナ:悪く思わないでね♪これもアンタたちのためなんだから・・・
クロック:おい!さっさとここから出さんかい!
ウィリー:うるさいヤツだなぁ~・・・。別にお前らの命は狙ってないのによ・・・
クロック:え・・・?
ウィリー:俺はパサディーナの命令で、お前らの保護をしてるだけさ。
クロック:しかし、レースに出ないとオキサイドが・・・
ウィリー:えぇい!まだ言うか!本格的に眠らしてやろうか!
お前ら、エイリアンの依頼を果たすのと、地球の平和を守るのと、どっちが大事なんだよ?
クロック:・・・・・・・・・・・・極論すれば、地球の平和を守るのがわてらの使命や・・・
しかし、わては決めたんや。マヌケな弟の、突飛な計画をバックアップすることにな・・・
わてはトレジャーハンターやさかい、途中で投げ出すってのが一番嫌いなんや。
あんな弟でも、依頼はきちんとこなしてるんやで。
・・・・・・わてはアイツの誠実さに心打たれたんや!!
ウィリー:・・・・・・・・・ふん、誠実さ・・・・・・か。
・・・・・・・・・・・・今度ばかりは見逃してやる。パサディーナに内緒だぜ。
こうなったら俺様のとっておきのマシーンを貸してやろう。
こいつはパサディーナもおったまげる上物だぜ?
だがよ、これで負けでもしたら、今度こそ宇宙の果てに葬り去るからな、覚悟はできてるか?
クロック:・・・・・・わては覚悟できとる。
ウィリー:よし、こいつらを解放してやろう。
ナレーター:解放されたクラッシュらは、引き続きパークで練習に励んだ。
ウィリー特製のマシーンが手に入ったため、ココとクロックは作業を中断し、
パークに泊り込みでマシーンの点検を行ってくれた。
クランチ:よし、まずまずのタイムだな!
クラッシュ:はぁ、はぁ、ぃやったぁ~~~い!!!!
クロック:後は明日の勝負を残すのみやな!!
ココ:負けちゃダメよ、お兄ちゃん!
クラッシュ:任せとけって!おいらのドラテクを甘く見るなってんだ!
???:口先だけはいっちょまえね、相変わらず・・・
4人:あっ・・・!?
パサディーナ:あれほど言ったのに、ウィリーはアンタたちを逃がしたのね・・・
後でアイツには半年の減俸を言い渡しておかないと・・・
クランチ:な、何だよ!?俺たちは何もやましいことはしてねぇだろ!
パサディーナ:アタシはちゃーんと知ってたんだから!
ココ:何をよ・・・?
パサディーナ:オキサイドの目的が、他でもない地球侵略だってことを・・・
クロック:あ、アホな!
パサディーナ:アイツはうまい言い訳をつけて、今頃地球侵略装置
「コルテックス・ヴォルテックス」の改良に励んでいるのよ!
クラッシュ:すると、おいら達が借り出されてたってことか・・・
パサディーナ:そうよ・・・(チャッ)
ウィリーの特製マシーン「アイアンアップルVⅡ」の威力はよくわかってるの、
ここら辺で、その自慢のマシーンを、粗大ごみとして処理してあげるわっ!(ズギュン)
ナレーター:クラッシュたちが口を大きく開けている間に、「アイアンアップルVⅡ」は灰燼と化した。
クランチ:な、なんて事を・・・。流石のお前でも、これはやりすぎだって・・・(ガッ)
パサディーナ:もしこれ以上エイリアンの依頼に従事するなら、ここでコイツを撃ち殺すわ。
クランチ:ば、バカッ!早まるな!!一旦落ち着け・・・(ブシューーー)
ぐわぁぁぁ・・・・・・目が、目がぁ・・・・・・(バタッ)
パサディーナ:さぁ、どうするよ?
クラッシュ:・・・・・・わかった、わかったからクランチを放してくれよ・・・
パサディーナ:それでこそよ、クラッシュ。大事な仲間を見捨てるほど、バカじゃなかったみたいね。
クラッシュ:あたぼうよ!
クロック:いつから江戸っ子になったんや・・・
パサディーナ:・・・・・・・・・
ココ:あっ・・・
ナレーター:ココにはすぐ気づいた。パサディーナの頬を伝う一筋のしずくが・・・
パサディーナ:・・・元はといえば、アタシがあんなエイリアンの挑発に乗るから・・・
そのせいでアンタたちをこんな目にまで遭わせて・・・・・・・・・
クランチ:・・・・・・んっ・・・?
ナレーター:催眠ガスは幸い薄めてあったため、クランチはすぐに目を覚ました。
パサディーナ:でもアタシ、何でこんな行動に及んでるのか、自分にも理解できないの・・・
もう一人の、「影の自分」みたいのがアタシを支配しているみたいに・・・
アタシはただ純粋に、強い相手とレースがしたくて。でも、その思いが行き過ぎて。
結果的に、大好きなクランチをもこんな目に遭わせちゃって・・・・・・
クランチ:はっ・・・・・・
ナレーター:そこから先の言葉は、涙に咽んで聞き取れなかった。
パサディーナはとっさにクランチの胸に泣きついた。
クランチ:・・・大丈夫、お前は悪くないから。
これも「地球の平和を守りたい」っていう強い思い故の行動、そうだろ・・・?
俺はお前の、その芯の強さに惹かれたんだよ。
ちょっとだけ強がりを捨てて、思う存分泣け。
何かあったら俺が命を懸けて守ってやるからよ、信じろ・・・・・・
ココ:・・・いつからか寝ちゃったみたいね・・・(そっと)
ナレーター:夜空には、ただ一点の星。クラッシュ3兄弟は見とれていた。
ココのカーディガンとクランチの腕枕の中で、パサディーナはすやすやと寝入っていた。
ナレーター:朝が来た。勝負の朝だ。
昨日のいざこざが嘘のように、今日は雲一つない快晴だ。
結局クラッシュは、パサディーナと1対1で勝負することになった。
今回のためにドローンたちが特別に用意した、パーク1周コース。
ここを早く走ったほうの勝ち。ただそれだけのことだ。
朝の支度を済ませ、車のチューニングをし、位置についたその瞬間・・・
(ビリビリビリッ!!)???:ちょっと待つのじゃ!!
パサディーナ:あれ、アンタは・・・
オキサイド:やれやれ、間に合ってよかったわい・・・・・・
ココ:お、オキサイド!マシンが壊れてたんじゃ・・・
オキサイド:もう直ったわい!オレさまチャンの星は進んでるからのう~。
こんなこともあろうかと自力で円盤を直しといて大正解。
クロック:き、きさま!わてらをはめたなぁっ!!
オキサイド:まぁまぁカッカすんなって、オレさまチャンが来たからにはもう一安心。
パサディーナ:結局地球に来たのね!わざわざ便利屋の厄介になる必要なかったんじゃ・・・
オキサイド:それがな・・・オレさまチャンの目的が地球侵略だって、スペースパトロールにばれてな・・・
星に居れなくなったんで、避難のついでに勝負を挑みに来た、ってわけさ。
クラッシュ:えぇ~っ、そんな・・・おいら達って一体・・・
クランチ:ふざけんな!俺が相手に・・・
パサディーナ:待ちなさい、クランチ。・・・いいわよ、望むところ。
オキサイド:へっへっへ・・・それでこそ名レーサー。
オレさまチャンが勝てば、約束どおり地球文明は破滅じゃな。
パサディーナ:アタシが勝ったら、二度と地球の土を汚さないと約束するね!?
オキサイド:ふっふん・・・面白い。それくらい賭けなきゃレースは面白くねぇ。
パサディーナ:よし、取引成立ね!エイリアンなんかに負けてたまるか!
オキサイド:それはこっちのせりふじゃ、へ~~~っへっへっへ・・・
クランチ:(大丈夫、俺たちがついてる。いつものように豪快にやらかしてやれ。
改めて言うが、俺はお前の物怖じしない、豪快なところが好きなんだから。前向いて行ってこい・・・)
ドローン:ではレースをはじめます・・・READY!SET!!GO!!!(ドビューーン)
チック:さぁいよいよ幕開け、パサディーナ対オキサイド、地球の運命をかけたレース!!
ココ:あんた達・・・いつの間にここに来たのよ・・・??
チック:流石タスマニア1のレーサー、スピード狂のオキサイドにも引けを取らない!!
パサディーナ抜かした・・・おっと、オキサイド追い抜いた!!
抜きつ抜かれつの激戦!これは目が放せないぞぉ!!!
オキサイド:ふん・・・口ばっかりかと思いきや、なかなかの腕前・・・認めてやろう。
パサディーナ:余計なお世話よっ!
オキサイド:なら、これはどうかな?(ブーブーブーッ)
パサディーナ:あっ、アイツが消えた!?
チック:なんとぉ!?オキサイドが突如姿を消した!?オキサイドの思惑やいかに!?!
と思っていたら、パサディーナをはるかに追い抜いているぞぉ!!
オキサイド:どうだい?オレさまチャンのスペシャルワープは?
パサディーナ:卑怯ね!それでも宇宙1のレーサーなのっ!?
オキサイド:うるさいうるさい!勝負は勝ちと負けが全てじゃよ!ひぇ~っひぇひぇひぇ!!
クロック:まずいな・・・このままやったら絶対負けるで・・・
クラッシュ:そんな・・・
ココ:私達に何かできないかしら・・・
クランチ:万が一の事態だ!俺が約束どおり相手になってやる!(ダッ)
クラッシュ:あっ、ちょっと・・・!!
クロック:クランチはパサディーナに似て行動が早いもんやな・・・
オキサイド:ほ~れほれ、どうした?おしりペ~ンペン!あとちょっとでゴールだぞぉ?
パサディーナ:はぁ、はぁ・・・アンタなんかに、絶対負けない・・・
オキサイド:まぁまぁ、大分ばてちゃって、かわいそぉ~~~に。
ふあぁぁぁぁ・・・それにしても1週間も徹夜徹夜でマシーンを直したもんだから、ふあぁ・・・(Zzzz・・・)
クランチ:ティラノサウルスレックスのピットで、睡眠薬入りの水を飲ませてきた。
さぁ、さっさとゴールに・・・・・・(ドカッ)ぐへぇ!
パサディーナ:もうっ、アンタってヤツは・・・!!こっちは真剣勝負なのよ!?
何でそんな邪道なことを・・・・・・
クランチ:いてててて・・・あっちが邪道なら、こっちも邪道で対抗しないと、マジで負けるだろ。
パサディーナ:でもっ!アタシは真剣勝負じゃないとイヤなのっ!(ビタン!)
クランチ:お前はレースと地球と、どっちが大事なんだよ!
パサディーナ:痛っつぅ~・・・・・・・・・そりゃもちろん、地球がなけりゃレースだってできないわよね・・・
でも、レースはアタシの生きがいなのよ!そして、生業なのよ!!
クランチ:そりゃそーだろ!
パサディーナ:だから・・・アタシを真剣に愛してくれるアンタのためにも、
アタシは真剣にレースに向き合っていきたいの・・・・・・うぅっ。
クランチ:おいおい、またかよ・・・昨日もう泣かないって決めたばっかりだろ?
だが、そこまで言うなら俺はお前の生き方を信じたい。
そのために、少しだけ背中を押してやりたかったんだ。節介ですまん。
オキサイド:・・・・・・うぅ~ん・・・
クランチ:やべ、オキサイドが目を覚ましてきたぞ!涙を止めて、さっさと行ってこい!
パサディーナ:・・・・・・うん!
チック:えー、失礼いたしました、突然カメラが故障しちゃって・・・
スチュー:おいおい、余計な気を利かせちゃっ・・・
チック:えーえーえー、なんでもありませんよ~~~。
おっと・・・いつの間にかパサディーナとオキサイドが互角に!!すごい追い上げだ!!
オキサイド:やべ、大分熟睡しちまった・・・まずいな。
パサディーナ:今まではアンタにちょっと物怖じしてたけど、今は違うわ!
皆のために、そして大切な人のために、自分を信じて戦うわっ!!
オキサイド:ふん!低脳な文明人めが・・・うわっ!?
???:お前さんたちが来るのをずーっと待ってたんだ。もういい加減くたびれたぜ・・・
パサディーナ:アンタは・・・!
ウィリー:パサディーナ、お前のマシンにオレ様特製のブーストをつけてやろうじゃねぇか。
パサディーナ:何よ、皆して・・・アタシはアタシだけの力で勝負したいのに・・・
ウィリー:オレもお前の戦いっぷりが気に入ったぜ。
さぁさぁ、こいつを使って、あのエイリアンをボッコボコに叩きのめしてやってくれ。
パサディーナ:分かった!ありがとね!
ウィリー:珍しいな、お前からそんなせりふが出るとは・・・雨でも降るんじゃ?
パサディーナ:うるさいわね!いつもアンタは一言余計なのよっ!
チック:おぉぉぉぉっ!!!パサディーナ、ものすごい追い上げ!!
オキサイドがこのままゴールまで逃げ切るのか!?
それとも、パサディーナの逆転勝ちか!?!?
クラッシュ:がんばれぇ~~~!!!!!!
ココ:負けちゃだめよ~~~っ!!!
クロック:気張って気張って!!
パサディーナ:よしっ!後はゴールまでストレートだけね!(ガチッ)
チック:おわぁっ!!パサディーナ、ものすごいターボ!!この世のものとは思えない!!
おーーーっと!!!!見事大逆転勝ちーーー!!!!!
この展開を誰が予想できただろうか!!!
オキサイド:くそぉぉぉぉぉっ!!!まさか、また負けるなんて・・・
パサディーナ:アタシ、このレースを通して気づいたのよ・・・・・・
オキサイド:・・・?
パサディーナ:アタシには皆がついてる・・・ってね。
アタシのこんなわがままな生き方を、皆が認め支えてくれてる、って。
アタシは一人じゃない。アンタと違ってね!
さあ、さっさと地球から出て行きなさい!
オキサイド:い、今の勝負は邪魔が入っただろ!ノーカウントにしろよ!(ギロッ)
クラッシュ:お前だってセコ技しただろ?
ココ:あんたに言われたくないわよ!
クロック:往生際が悪いで!
クランチ:俺のメガトンパンチで、宇宙の果てにぶっ飛ばしてやろうか?
ウィリー:あるいは、リンゴ汁漬けのミイラにしてやっても良いぜ?
ナレーター:クラッシュはリンゴバズーカ、ココはパソコンミサイル(クラッシュ3で出てきたアレ)、
クロックはハンター時代に使っていたナイフ、クランチは鋼鉄アームを構えて言った。
オキサイド:ちきしょう!!覚えてやがれっ!!!(ビューン)
チック:さぁぁ、地球の運命をかけたレース、見事地球代表のパサディーナ選手の優勝!
スチュー:地球の文明を甘く見た罰だな、ヘヘッ!
クラッシュ:ぃやった~い!!!
ココ:ざまみろだわ!
クランチ:これからもパサディーナに手出ししてみろ、俺様がただじゃおかねぇからな!
クロック:まぁ、これで一件落着やな。
パサディーナ:今回のことで分かったわ。アタシ、ちょっと傲慢になりすぎてたかもね。
クランチ:・・・・・・
パサディーナ:・・・・・・・・・でも、この刺激がたまんないわぁ~~~っ!!!やめられないわよ!!!
ってことで、もっともっと強い相手、どんどん歓迎よ!
クランチ:あぁ・・・その方がパサディーナらしいぜ。
ウィリー:またオレたちのパークへ遊びに来い。スペシャルなリンゴ汁を振舞ってやるぜ。
クラッシュ:ヴォエ・・・それだけはお断り。
ココ:さあ、お兄ちゃんたち、帰りましょ!次の依頼をこなさなきゃ!
クラッシュ:え、でもクランチは・・・
クロック:えーからえーから・・・
クランチ:パサディーナ・・・1週間前に言おうとしてたこと、覚えてるか?
パサディーナ:うーーーん・・・・・・
(クランチ:なぁパサディーナ・・・もし俺たちがレースに勝ったら・・・)
ああ、覚えてるわよ。何だったのよ?
ひょっとして、アタシと一緒になって・・・とか?
クランチ:バカ言え。お前は一人で大丈夫だって、俺は信じてるぞ。
パサディーナ:じゃ一体何なのよ?
クランチ:・・・ご名答でした。
パサディーナ:ふっ、女のカンってやつかしら?
クランチ:でも、もういいんだ・・・お前はお前の道を生きるんだ、ただそれだけ。
俺も、便利屋として生きる覚悟はできてるんだ。もうお前に俺は必要なく・・・
パサディーナ:えっ、もしかしてアタシたち、もうおしまいなの!?
クランチ:ああ・・・でも勘違いしないでほしい。
・・・俺はいつだってお前のことが好きだから。
パサディーナ:えっ・・・・・・
クランチ:何を今さら驚いてる?
パサディーナ:・・・アタシも、いつも応援してくれるアンタが好きになったわ。
アンタのおかげで、ちょっと素直になれたし、レースへの想いも確かめられたし・・・
せめて別れる前に言わせて・・・・・・ありがとう。
クランチ:ふっ・・・お前からそんなせりふを聞いたのも初めてだな。雨でも降りそうだな・・・
パサディーナ:ウィリーと同じ事を言うなよ!
クランチ:そうか?こいつは傑作!ハッハッハッハ・・・・・・
パサディーナ:だよね!アタシ、もともとそういう人間・・・もといオポッサムだもの、ふふふふふ・・・
クランチ:おっともう日が暮れてきた・・・そろそろ俺も帰らなきゃ・・・
パサディーナ:・・・・・・待って。
クランチ:・・・?
パサディーナ:・・・ちょっとの間、目をつぶっててくれるかしら?
クランチ:おう。・・・・・・
ナレーター:クランチとパサディーナはファーストそしてファイナルのキスを交わした。
互いの温もりをしかと受け止め、二人は別々の道を歩み始めた。(依頼4 コンプリート)
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