STORE WARS〜3新人の毎日〜


シャドウクラッシュ!さん作

第4話☆恭亮たちの休日

まずはこの話を読む前に、前日の夜中に行われた
「グラッサンズ合同会議」の一部始終をお見せしよう。
PM10:00〜
直弥:店じまいの時間だ。山田君、行くぞ。
店員:あ、はい。
2人は、裏口に荷物をとりに行ってから、表口から出て行った。
店員:お疲れ様です!
2人:お疲れ様です!
これで、全社員が退社した。
雅義:そろそろかな・・・?(ピーンポーン)
警報機:全社員が退社いたしました。
雅義:うむ、そうか。では早速いくか。
雅義は、シャッターの閉まった店の中、薄暗い裏通路を通り抜け、
倉庫の中でもっとも重い「動かぬ段ボール」を動かし、
トビラを開けて地下室に入った。
下っ端:梶田さん、こんばんはざいます。
涼也:遅い!
雅義:すまん、では早速会議をはじめようか。
下っ端:ひそひそ・・・
(リーダー、瞳さんがおられませんぜ。)
涼也:(なんと!まぁ仕方が無い、通信でヤツと連絡を取れ)
下っ端:(直ちに準備いたします)
雅義:どうしたんだ?
下っ端:瞳さんが来られないそうですぜ。
雅義:そうか、いたし方が無い。はじめよう。
ではリーダー、お願いいたします。
涼也:オホン・・・いいか、皆目標は忘れてなかろうな。
一同:あ、はい!
涼也:そうか・・・では、山本!(下っ端の名前)言ってみろ!
下っ端:えーと・・・
涼也:違う!!(ビチンッ!)
下っ端:痛えぇぇぇ!!
下っ端たち:リーダーの平手打ちは痛いんだよね、これが。
涼也:こら、私語を慎め!
いいか、お前はこの間オレについてきただろうに!
「この間オレをぶっ飛ばした若い衆3人組を消せ」だろーが!!
一同:しょ、承知しております!!(決まり文句)
涼也:ならばよい。おい、川田!(下っ端の名前)
下っ端:あ、はい!
涼也:直ちに瞳と連絡を取るのだ!
下っ端:あ、はい!(ピピッ)
あ、もしもし。グラッサンズの川田です。
ヒットマン瞳:はい、こちらヒットマン瞳です!
下っ端:加藤が連絡を取りたがっております。
ヒットマン瞳:え?リーダーが?
下っ端:へい、少々お待ちくだせぇ。
涼也:もしもし・・・変わりました。加藤です。
ヒットマン瞳:リーダーですか?
涼也:うむ。今どこだ?
ヒットマン瞳:今ちょっと人気の無い都の西部へ身を潜めております。
本日、指名手配されてしまいまして。
涼也:なにっ、指名手配!?ちゃんと奴らは殺ったんだろうな!
ヒットマン瞳:も、申し訳ありませんっ!
涼也:では3日以内に、閉店した後に、
「野倉市のマーケット星夜」前に来るんだ。
決して目立つ格好はするな!銃は置いて来るんだぞ!
ヒットマン瞳:承知いたしました。(ピッ)
涼也:ようし・・・今日は解散!梶田!
雅義:あ、はい。
涼也:隠し通路パイプを開けろ!
雅義:あ、はい。(ピッ)(ガーガーガコーン)
涼也:ではオレたちは失礼する。
下っ端:お疲れ様でした!
雅義:よし、全員通ったな。(ピッ)(ガーガーガコーン)
雅義:さて・・・私も退社しよう。
それでは、第4話の始まり始まり!


第4話☆恭介たちの休日(本編)

AM9:00〜
恭亮:う〜ん・・・さすがに寝過ごしたかなぁ〜・・・
あっ、そうだ!今日は休日だったっけ!忘れてた〜。
でも何してすごそうか?ちょっと退屈かもなぁ・・・あっ、そうだ!
そのころ・・・
祐一:よっしゃ、今日も漫才仲間と一緒に練習やるか!
(祐一は、大阪育ち、野倉市在住の友達と、お笑いコンビを組んでいる。
毎週、ダメなら毎月1回、同じく大阪育ちの友達・台本担当と一緒に
ミーティングをしている。)
野倉市内のとあるビルの中
祐一:よう!隆雄(本名・波山 隆雄(なみやま たかお))!
隆雄:おう、ユウ(祐一のあだ名)じゃねぇか!
暫くだな!何やってたんだい?
祐一:じつは最近、マーケット星夜で働き始めたんだけど。
お前は相変わらず・・・かい?
隆雄:うむ、今プータロー状態。ところが、
お前と一緒にお笑いで稼いで大金持ちになろう・・・という計画が、
お前がスーパーに勤めるようになって以来、崩れてしまいかねない。
どうにかならないか?
祐一:どうにかならないと思う。
将平(原 将平(はら しょうへい)・2人の監督的存在):
いやぁ〜遅れて悪い。・・・って、祐一!久しぶりだな。
祐一:いやぁ、じつは最近、(略
将平:そうか!そっちはそっちでがんばれよな!
隆雄:おい!将平!余計な事を・・・
祐一:将平、お前は今何してんの?
将平:お笑いタレントのマネージャー。
隆雄:お前にピッタリだな・・・
将平:「手巻寿司男」っていう2人組の担当なんだけど、
「使えない」って言われる毎日だよ・・・
祐一:そりゃ大変だな・・・で、早速始めないか?
隆雄:おーけー・・・(作者:長くなってきたので次へ・・・)
そのころ・・・
実:う〜ん・・・最近の疲れがいっぺんに飛んだわぁ〜。
でも何しようかしら・・・あっ、そうだわ!
ここで、する事の無い恭亮と実は、あることを思い出した・・・
回想中・・・(祐一:じつはぼく、趣味でお笑いコンビを組んでんだけど、友達と。
今度休みができたらミーティングをしたいな・・・って思うんだけどね)
恭亮:祐一の所へいくか!
実:祐一君に会いに行こう!
将平:よし、それじゃ、コント「戒仏フランペン」いきまーす!
(隆雄が衣装を着てアクション、祐一は自分の忙しさを考えて
ナレーションっぽい役回りとなっている。)
祐一:目覚めろ!フランペ〜ン!!
そのころ・・・
恭亮:ここか?祐一が打ち合わせをしてるというのは・・・
実:そうみたいね。なんか大きな声が聞こえるから・・・(ガチャ)
恭亮:あわわっ!!
恭亮は、入社式のときみたいに、段差に躓いた。
祐一:あれ?2人とも、わざわざこんなとこまで?
実:うん。ちょっと暇だったから・・・
将平:やぁやぁどうも!祐一の友人ですか。
恭亮:厳密に言えば同僚です。
将平:わたしは原将平いいます。ほな、宜しく。
実:宜しく!
恭亮:ところで、祐一はどういうお笑いをやってるの?
将平:祐一は声だけだけど。
隆雄:んで、俺がアクション!
恭亮:えっ?あんた誰?
隆雄:あんた誰とはご挨拶だな。俺は波山隆雄っていうんだ。
祐一と昔からコンビを組んでたんだ。
恭亮:あ、そうだったんだ。
実:宜しくね!
隆雄:ドッキン!?(内容は想像してくれ!)
あ、あぁ・・・宜しくね。
恭亮:んで、ステージとかに立ったことはあるの?
隆雄:はっ・・・う〜んと・・・一応。
恭亮:ホウ!どこの?エ○タ?レッ○カー○ット?
隆雄:友達に豪邸住まいのがいて、そこのホールで。
2人:ガク〜ッ!
実:でもスゴイじゃん!お友達には認めてもらったの?
隆雄:あっ・・・いや、それほどでもぉ〜(照
なんか愛想笑いっぽかったな・・・
祐一:まぁまぁ、元気出せよ。
これから有名になって見返してやりゃいいのさ!
隆雄:おっ・・・そうだな!
恭亮:それじゃ将平君、ここの住所をメモっていいかい?
将平:まぁこのスタジオは、ボクらが借りてるんだ。
実:アパートみたいな感じなの?
将平:まぁ、そんな感じだ。ここの住所は・・・・・・
数分後・・・
将平:じゃ、お2人さん!またきてくれよ!歓迎したるで!
2人:さようなら〜!
将平:ヨッシャ、祐一、隆雄!早速行くでぇ・・・(ガチャ)
うわぁっ!?何があったん!?
部屋の隅っこで、隆雄がボーっとしている。
祐一:ひそひそ・・・(ワケは後で話すから。)
将平:わかった。
それじゃ、「戒仏フランペン」いくで!
祐一:あいあいさー。
隆雄:はぁ〜っ・・・
将平:ん?隆雄!
隆雄:あ、はい!
将平:コントの合わせ行くぞ!早くスタンバイ!
隆雄:あ、忘れてた!
祐一:では気を取り直して・・・
目覚めろ!フランペ〜ン!!
隆雄:ボ〜〜ッ・・・
祐一:早く目覚めろ!何ボーッと・・・
将平:カット!
祐一:あれ?そんなのシナリオに無いぞ!
隆雄:ふぅ〜っ・・・
将平:なんかまとまり無いぞ!っていうか、隆雄!
隆雄:えっ!?何?
将平:お前今日どうかしとるで!
祐一:内緒話だって言いふらさないから・・・
隆雄:そうか・・・じゃ、ン10年来の仲だから言うが・・・
・・・・・・・・・・・・
2人:えぇぇぇっ!?
祐一:プッ・・・
隆雄:ギロッ・・・
祐一:あ、ゴメン。
将平:そうかぁ・・・これからもそんな感じだとマズイしなぁ・・・
祐一:せやな。舞台あと2ヶ月やし・・・
将平:よっしゃ、ひとまず解散!
祐一:今日は早いな。まだ午前中やで?
将平:まぁ仕方があらへんな。次回はジャスト1週間後ここ集合!
祐一:あいあいさー。
隆雄:・・・・・・
こうして、3人は解散した。
まだ恭亮たちの休日も半分だ。
PM12:30〜
恭亮:いやぁ〜祐一も幸せ者だよなぁ〜
あんな仲のいい友達を持ちやがってよぉ〜・・・
まぁ俺は今を楽しく生きてるからいいんだけどよ・・・
???:あのぉ・・・お尋ねしたいんですが・・・
目の前に、誰かが現れた。少し拍子抜け。
恭亮:なんですか?
???:この辺で「マーケット星夜」はご存知ですか?
恭亮:それなら、あっち行ってこっち行くと信号があります。
で、そこでそっち行けばマーケット星夜がありますよ。
???:ふっふっふ・・・どうもありがとうございました・・・
恭亮:まっ、まさか・・・
でも恭亮は、大して気にせずに自宅へ帰った。
そのころ・・・
祐一:ふう〜、今日は早かったな・・・
そこに、さっきの人が現れた。
例によってマーケット星夜の場所を聞いてきた。
???:ふっふっふ・・・どうもありがとうございました・・・
(間違いないわ・・・確実に・・・ふっふっふ・・・)
祐一も気にせずに自宅へ。
そして実も。
実:祐一君たち、面白いお笑いを作って欲しいな・・・
???:すいません・・・マーケット星夜は・・・(中略)
???:ふっふっふ・・・どうもありがt・・・
実:あなた、ちょっと待ってくれませんか?
???:なんですか?急いでるのに・・・
実:なぜマーケット星夜を聞くんでしょうか?
すぐそこに「ビーコック」があるのに・・・
???:うるさいっ!とにかくもう失敬しますよ。
その人は、足早に去っていった。
実:何なのよ、あの人!・・・・・・
でも何か怪しいわね・・・よしっ。(TRRRR・・・)
そのころ・・・
恭亮:(TRRRR・・・)あ、はい。南川恭亮です。
実:あ、恭介君?
恭亮:あ、実ちゃんか。
実:じつはさっき怪しい人がいたのよ。
恭亮:だったら警察に相談すればいいじゃない。
実:いや、そうじゃなくて・・・
星夜の場所を聞いてきたのよ。
恭亮:なんと・・・確か近くに「ビーコック」が・・・
あ〜〜っ!!しまった!教えちゃった!!
実:あちゃ〜・・・まぁとにかく、今からそっち向かうわね。
祐一君にも連絡入れとくから、後でね!
恭亮:えっ、ちょっと・・・(ピッ)あ・・・
まぁいいや、そろそろ昼飯食うか・・・
恭亮は、カップめんにお湯を入れた。
2分55秒たった。(ピンポーン)
恭亮:はーい?(ちっ、あと少しで3分なのに・・・)
祐一:恭亮か?ぼくだ、祐一。
実:わたしも来たわ。
恭亮:おう、上がりな。(ガチャ)
うむ・・・確かに2人しかいない。(ガチャ)
実:さて・・・早速、あの謎について話そうと思うんだけど・・・
恭亮:あ、ちょっと待って。
恭亮は、台所へ、伸びたカップめんを取りに行った。
そのころ・・・後ろに銃口が!!
恭亮:お待たせ〜じゃ、早そk・・・(ガツッ)うわわ〜っ!!(バシャァッ!)
???:あっちぃぃ〜〜!!!!
祐一:あ、こないだのヒットマン!
実:マジ?急いで取り押さえるわよ!
???:くそぉっ、こんなとこでつかまってたまるか!
恭亮:あ、すいません!・・・って??
祐一:い、今!ヒットマンがいたぜ!
実:そこの窓の下に拳銃も落ちてるわ。
恭亮:ちっ、俺のカップめんが・・・
実:話聞いてた?
恭亮:あ、ゴメン。で、その銃を・・・
祐一:さっきヤツから奪い取った。
銃には、例の人物に関する情報がくっきりとメモられていた。
恭亮:えーと、何々・・・
「ヒットマン瞳 東京都野倉市1−23−4地下」
って!東京都野倉市1−23−4って、星夜の!
祐一:ってことは、星夜のどこかに地下室があって!
実:そこに奴らが集まってるはずよ!
恭亮:おお!だいぶ進展あったな!
で、コレは証拠品として警察に渡そう。
(そのころ、星夜では・・・)
ヒットマン瞳:クラッシュ?
下っ端:ハウス。(合言葉)
下っ端:瞳さんだな。今ちょうどお留守だ。入ってくれ。
ヒットマン瞳:あ、リーダーはいるの?
下っ端:こちらの倉庫まで付いてきてくだせぇ。
下っ端:ここの店員から鍵をうばいとった、なぁにチョロいですぜぇ。(ガチャ)
涼也:おう、瞳か。
ヒットマン瞳:リーダー、遅れてすいません。
涼也:うむ。まぁいい。で、例の品は忘れてなかろうな?
ヒットマン瞳:はい、リーダー、こちらのポッケに・・・
(あれ?さっきはあったのに・・・刻印入り拳銃・・・)
涼也:どうしたんだ!
ヒットマン瞳:すいません・・・落としてしまいました・・・
涼也:何ッ!?なんてことをしでかした!
我がアジトがばれたらどうする!?
ヒットマン瞳:すっ、すいませんっ!!今すぐ・・・
下っ端:いいえ、瞳さん。行かないほうがいいですぜ。
もうすでにサツのもんになっちまってたりしやすぜ・・・
そのころ、恭亮のアパートでは・・・
祐一:じゃ、はい。野倉市2−34−5−203です。
お願いします。(ガチャ)
これでオッケー。あとは警察にお任せや。
恭亮:そっか!そりゃよかったなぁ〜。
実:いや、そうはいかないかも・・・
祐一:なんで?
実:今さっきここに攻め込んだってことは、きっと
わたしたちが恭介君の家に向かおうとしたときあたり狙われてたんじゃ・・・
恭亮:マジで?俺は知らないけど。祐一は何か感じなかった?
祐一:いや、とくに何にも。
3人:事件は謎に包まれていくばかりだ・・・
3人は口をそろえて言った。
恭亮:とりあえず、明日から職場では用心しような。
実:そうねぇ。
(ピーポーピーポー)パトカーが、恭亮のアパートへやってきた。
警察:こちら野倉市警です。
恭亮:これは証拠品の文字入り銃です。
警察:ご苦労様です。これをどこで入手しましたか?
祐一:このアパートの下です。
警察:ご苦労様です。あとは市警で状況の追及を進めます。
実:それなら、マーケット星夜が怪しいと思います。
警察:では、その路線で追及を進めます。
恭亮:どうも。(ガチャ)
よっし、これで事件も1歩進展あり、だな。
実:それじゃ、わたしたちは帰るわね。
祐一:また明日がんばろうな!
恭亮:そうだな。じゃぁな!
2人:バ〜イ!(ガチャ)
こうして、3人の休日は終わった。
後に、3人はそれぞれの時間を過ごしたそうだ。(第4話 完)

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