D・R・A・G・O・N


細ゴリラさん作

第十一章 帰還

いったいやつはどこに行ったんだ・・・まあいい
もうこんなところに残る意味はない。脱出するか・・・
そのとき、無線が鳴った。
「はい」
「清、もう脱出したか?」
大佐か・・・
「まだです」
「早くしろ!もう核の発射準備ができた!後五分後にその島に核が落ちる」
「わかりました」
俺は無線を切った。
水槽の部屋から階段を上がり、地上に出た。そして船のある方向に走った。
船に乗り込もうとしたそのとき、
「グオーーーーーーーーー!!!!!!」
何かの雄叫びと共に火の玉が飛んできた。
俺は何とか避けたが船に直撃してしまった。
船は燃え始めた。もう乗れる訳が無い。
俺は後ろを見た。カプセルの中にいた龍だ!!
俺はそいつに銃を向けた。どうせ俺は死ぬんだ・・・だからこいつをぶっ殺してやろうじゃねえか!!
俺は銃を連射した。が、龍にはあまり効いていないようだ。
龍はこっちに大量の炎を吐いてきた。何とか避けれた。
俺は剣に持ち替えて突進した。
「食らえ!!」俺は剣を振った。
しかし龍は腕を振ってきた。俺はそれに直撃してしまった。
「グ・・・」
そのとき無線が鳴った。
俺は立ち上がって無線を手に取った。
「はい・・・」
俺は龍の攻撃を避けながら無線を聞いた。
「清、もう脱出したか!?」
ジャック!?
「まだだ」
「早く脱出しろ!!もう核が落ちるぞ!」
「船が壊されちまった!」
「ああ知っている」
「は?」
「岸を見てみな」
俺は岸を見た。船だ!
「伏せろ!!」
ジャックが叫んだ。俺はさっと伏せた。
  ダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!
船から機関銃が発射された。見事に龍にヒットした。
「ギャアアアアアアアアア!!!!」
龍は倒れた。しかしまだ死んでいないようだった。
俺は立ち上がって龍に近づいた。そして剣を持った。
「くたばれ!」
俺は龍の頭に剣をぶっ刺した。
龍の息が止まった。
俺は剣はそのままにして船まで行った。そして中に入った。
「ジャック、何で来たんだ?怪我は大丈夫なのか?」
「お前がなかなか帰ってこないから来てみたんだ。怪我は大丈夫だ」
「そうか・・・」
「船の操縦はヨンだけどな」
「・・・」
俺は船内のベンチに座った。
一体島の龍はなんだったんだ?ラゴン社は一体何をしようとしたんだ?まあいい。そういうことは帰ってから考えよう。
朝からいろんなことがあって疲れた・・・ちょっと寝るか・・・
だめだ眠れない


             ≪The end…?≫

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