D・R・A・G・O・N


細ゴリラさん作

第五章 決闘

俺と町の男は町に帰った。するとヨンが
「清さん!こっちに来てください!」
「何だ?」
「ジャックさんが大変なんです!」
向った先は病院だった。病院の中の一室に入るとジャックがベットに横になっていた。その体は包帯でグルグル巻きだった。
「ジャック!どうしたんだ!?」
「清か・・・奴らにやられちまった・・・心配するな。命に別状はないらしい・・・」
「一体どこでやられたんだ!?」
「ジャングルの中の砂漠だ。そこで剣を持った奴に・・・グ!」
「分かった!もうしゃべるな!」
砂漠・・・この島にはいろんな地形があるのか?
俺達は外に出た。そしてヨンにこう言った。
「ヨン。ジャックと一緒にこの島から脱出しろ」
「え!?清さんはどうするんですか?」
「俺のことは心配するな。これ以上けが人を出したくない。大佐にはちゃんと連絡する」
「でも一人で大丈夫なんですか?」
「ああ」
「分かりました・・・」
俺達は宿に帰った後大佐にヘリを呼ぶように言った。しばらくしてヘリが飛んできた。二人はヘリに乗っていった。
俺はジャックの敵討ちをする。決闘だ!!!
俺は銃と剣を持って町の人に砂漠への道を聞いた。
「この島の東部に砂漠があります」
「分かった」
ジャングルへと入っていくとすぐに砂漠が見えた。
「ここか・・・」
砂漠は予想以上に広かった。俺はジャックに怪我を負わせた奴を探すことにした。
・・・何だか地面が動いている気がする・・・まあいい
そう思ったのいけなかった。地面の砂が陥没していたのだ。
くそ!俺は砂から脚を抜こうとしたがダメだった。俺は砂の中に埋まってしまった・・・
ふと目の前に何かが見えた。
何だ?俺は死んだのか?
なんと地面の下に建物があったのだ。俺はいつの間にか砂の中に来てしまったらしい。
一体どうなっているんだ!?
俺はとりあえず建物の中に入った。
中は何かのドームのようだった。
・・・中心に何かいる!
その生物は俺を見つけるとこっちに走ってきた。
初めにあった龍のような姿だがどちらかと言えば人型だ。そして手には剣を握っていた。
こいつだ!
俺は銃を構えようとしたがやめた。撃つまでに奴に攻撃される!
俺は剣を構えた。奴はこっちまで来て剣を振った。俺は剣でガードした。しかし奴はひるまずに何回も剣を振った。
「うわ!」
こっちが逆にひるんでしまった。奴はすかさずけりを入れた。俺は後ろに倒れて、剣は遠くに飛ばされてしまった。
「ぐ・・・もうだめか」
奴が剣を振りかぶったそのとき、俺の剣が光りだした。
「な、何だ!?」
その瞬間、剣から何かが飛び出て奴に向って突進していった。
「ギャオー!!」
奴は気絶してしまった。飛び出てきたのは・・・あの青龍だった。
「あ、あなたは・・・」
「言っただろ?君がピンチになったら助けてやるって。とにかく早くここから脱出しろ!ここがもう少しでつぶれてしまうぞ!」
「分かりました・・・」
青龍は剣の中に戻った。俺は剣を拾って脱出できるところを探した。ドームの奥に階段があったので登ろうとしたそのとき、ドームがつぶれ始めた。
ん!?奴がいない!まあいい
俺は急いで階段を登った。一番上には蓋があったのでのけて外に出るとそこは砂漠だった。俺は町に戻ることにした。

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