D・R・A・G・O・N


細ゴリラさん作

第八章 進化

俺は町に戻ってすぐ俺がいつも話す人のところに行った。
「お前、ラゴンの社員だよな・・・」
「はい。そうですけど」
「この島にいる生物はお前らが作ったんだろ?」
「は?」
「これを見ろ!」
おれはそいつにメモを見せた。
「これは・・・」
「鉄塔で発見したものだ。ラゴンの鉄塔なんだからこのメモもラゴンのものだよな?」
「そういうことになるんでしょうね。私は知りませんが」
「とぼけるな!」
「私は何も知らないんです!」
「は?」
「もしかしたら一部の社員が化け物の製造をしているのかもしれません」
「そうなのか・・・」
「はい」
「ラゴンが生物を作っている証拠をもっと見つけるためにとりあえずラゴンのビルに侵入する」
「無理です!表口からは」
「表口・・・じゃあ裏口があるのか?」
「私は入ったことないのですが北東にある丘に扉があるらしいんです」
「分かった。そこから入る」
俺はすぐに丘の方向へ向った。

丘に着いた。さて、扉を探すか・・・
「グオーーー!」
何だ!?俺は声がした方に銃を向けた。
いた!その生物には2本の角が生えていた。
進化する龍だ・・・
進化龍(とでも呼ぼう)はこっちに向かって突進してきた。
おれはさっとよけて後ろから銃を撃った。
「ギャオーーー!」
進化龍は倒れた。
いくらなんでも弱すぎだろ・・・
俺はまた扉を探すことにした。
数分後、扉を発見することができた。
俺は中に入った。中は薄暗かった。そして壁には檻がついていた。どうやら実験生物を入れておく場所のようで檻の中にはさまざまな生物が入っていた。
俺はビルの中に入るための道を探した。しばらく歩き回っているとエレベーターがあった。
ここから入るか・・・
俺はエレベーターのボタンを押した。
ドン!!天井から何かの音が聞こえた。
何だ!!俺は天井に銃を向けた。
ドン!!ドン!!ドドーン!!!
天井を突き破って何かが入ってきた。
その姿は・・・あの進化龍だ。しかも背中に何本もトゲが生えていた。
これがevolutionとやらの効果か・・・
俺は進化龍に銃を発射した。進化龍には全く効いていないようだった。
進化龍はこっちに向かってまた突進してきた。俺は剣に持ち替えてさっとよけて、後ろから切りつけた。
「ギャオーーー!!」
進化龍は倒れた。
こいつ背中が弱点なのか・・・
エレベーターがついたので俺は中に入った。
エレベーターの中に入っていると突然
ドドドドドドドドドドドドドド!!!
という音が聞こえた。
この先心配だな・・・
エレベーターがついた。何とかビルの中に入れたようだ。ここは1階らしい。
俺はビルの中を探索することにした。
誰もいない・・・まあそのほうがいいんだが。
俺は階段を上って2階に行った。どうやら2階はオフィスらしい。
!?
俺は誰かの死体を発見した。
いったい誰が・・・ん?
何かの音が聞こえた。俺は銃を構えた。
そのとき、どこにいたのだろうか、大量の龍が出てきた。手には見たことの無いような銃を持っていた。こいつが頭のいい龍か・・・
そいつらが一斉に銃を撃ってきた。俺は机の陰に隠れた。
このままじゃやられてしまう・・・
俺は一気に階段のほうへ走った。そして上の階に行った。
ん?なぜかやつらが追いかけてこない。まあいい。
どうやらこのビルは3階までしかないようだ。3階に着くと扉があったので入ることにした。
何!?そこには・・・あの進化龍がいた。その体にはさらに無数のトゲが生えていた。
全くしつこい野郎だ・・・俺は銃を構えた。
進化龍は体を丸めた。何をする気だ・・・
進化龍は体を丸めたままこちらにものすごい速さで転がってきた。
やばい!!逃げろ!!
俺は階段のほうまで行った。急いで階段を下りていった。
進化龍も追いかけてきた。
一番下の階に着いた。俺は扉を開けた。なんとそこには何かの巨大水槽があった。
う・・・ものすごい酸のにおいだ・・・硫酸か?
進化龍も転がりながらやってきた。どうやら水槽があることに気づいていないらしい。
ザッバーーーーン!!!!進化龍は水槽の中に入ってしまった。
「ギャアーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
進化龍は溶けてしまったようだ。
とんでもない液体だ・・・
俺はビルの探索を続けることにした。

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