D・R・A・G・O・NU 〜Three Companys Three Evils〜


リボルバンディクーさん作

第四章 再会

奴はまぎれもなく日本の島で戦った龍・・・確か名はWD-2だ。
奴、死んでなかったのか・・・
奴は剣を構えて突進してきた。
俺はさっと避けたが奴は振り返って剣を振り下ろした。俺はアサルトライフルで弾いた。
俺は後ろに下がってアサルトライフルの引き金を引いた。だがさっきの反動で壊れてしまったようで弾が発射されなかった。
やばい・・・俺は腰のホルスターからハンドガンを取り出した。
俺はハンドガンを撃った。見事に奴にヒットした。しかしあまり効いていないようだ。
奴は体当たりをしてきた。
「ぐは!!」
俺は後ろに倒れた。奴は剣を構えてゆっくり近づいてきた。
終わったな・・・
「お〜い。こっちだ〜!」
この声は・・・ウォンだ。
奴はその声に反応してウォンのほうを見た。
「おっさんも弱ええなあ・・・」
ウォンは手に持っている刀を構えた。
奴はウォンに一気に近づいて剣を振り下ろした。ウォンは思いっきりジャンプして奴の後ろに回って切りつけた。
「ヴ!」
奴は尻尾で思いっきりウォンを叩いた。が、ウォンは逆に尻尾を切りつけた。
「グ!」
奴は振り返った。
奴は剣を振った。ウォンは刀でガードした。
ウォンが刀を振った。奴は剣でガードした。
2人はものすごい速さでそれを繰り返した。
「すげえな・・・」
俺はそうつぶやきながら周りにいた龍をハンドガンで撃っていった。
「グ!!!」
奴がひるんだ。ウォンはすかさず刀で切った。
「ギャア!!」
奴は倒れた。
「やったな!」
「くたばれ!!」
ウォンが刀を奴の腹に刺そうとした。しかし奴は立ち上がって翼を羽ばたかせた。
「うわ!」
ウォンは後ろに倒れた。
奴はどこかに飛んでいってしまった。ほかの龍と一緒に。
「大丈夫か?」
「ああ・・・」
「なかなかやるな、お前」
「そうでもないぜ。で、おっさん何しに来たんだ?」
「実はなラゴン社に侵入しようと思っているんだ」
「マジかよ!おっさんスパイか?」
「スパイじゃないんだけどな・・・」
「よ!2011年のジェームズ・ボンド!!」
「だからな・・・」
こいつばかだ。
「で、どうやって侵入するんだ?」
「山の会社に行くつもりだが・・・」
「そのためには湖を越えないといけないぞ。ほとりに俺たちの使っているボートがあるから貸してやるよ。あと、その銃壊れてるのか?」
「ああ、さっき壊れた」
「代わりにこの刀持っていっていいぞ。おっさんも刀使えるんだろ?」
「おお。ありがとな」
「俺はここにいるから。そうだ、湖には変な生き物が住んでるから気をつけな」
「どんな生き物だ?」
「ネッシー」
「ネ、ネッシー!?」
こいつやっぱりばかだ。

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