DEATH DREAM


金色さん作

第3章『感染規模』



冷静になれ自分…
まず感染ウイルスの素を探すんだ…
医学の本などとにかく参考になる本を全て読みつくした…
だが参考どころか手がかりになりそうなものは何一つ無かった
「やばいぞ…このまま菌が広がれば日本規模どころの問題じゃないぞ…………そうか…!これなら食い止められるぞ…」
形態の番号をできるだけ早く押してコール回数を数えた
1…2…3…4…5…6…7…8…
くそ!!早く出ろ…!
12回目のコールでやっと出た
『はい、山中総理秘書です』
「国立病院の菅野です!早く総理に代わってください!」
『今総理は昼食会にご出席で…』
「ふざけるな!!!!!!!!こっちは世界の人間の命の危機に直面してるんだよ!!!!!早く総理を出せ!!!!!!!!」
ついつい熱くなる
『わ…分かりました少々お待ちを…』
ちょっとやりすぎたかな…だがそんなことはどうでもいい
顔が広いと色々いい事があるもんだ
『はい山中ですが』
「お久しぶりです総理、菅野です、いきなりですが聞いてください、国立病院に入院していた患者が新型のウイルスにかかったみたいで、最悪なことにそのウイルスは感染型、かかったらおう吐、または血を吐いて死にます、なので総理から危険警告を出してください、もちろん外に出るのも禁止です、もう少し詳しく調べれば抗体菌も見つかるかもしれません、それまでの間は外出を禁止させてください」
『わ…分かりました、国を挙げて全力を尽くします』
3分後、テレビ・レジオ・ネット・全ての情報配信センターから外出禁止令が出た

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