クラッシュバンディクー トレインレーサーズ 1st STEAGE


ふぇにーちぇさん作

第20話

実況「脱線!脱線です!2両がコーナーでミスって共倒れになりました。乱入者まで制し、今大会に優勝したのはクラッシュ・バンディクー選手です!!」

コルテックス「なにぃ!クラッシュの勝利・・・!?馬鹿な!ありえん!!」

東京駅に戻ったクラッシュは、ホテルに戻ってすぐ寝た。表彰式は明日だと言う。

何だかんだで表彰式

東京駅のホームでひっそりと行われる表彰式。優勝は勿論クラッシュ。表彰台にあがる。

ふぇにーちぇ「お前、すげぇな。乱入者までもボコボコにするとは。で、これ、優勝トロフィーね。こっちが賞金1000万。」
クラッシュ「やったーい!!」
ふぇにーちぇ「ちょっと耳貸してくれ。・・・・・・」
クラッシュ「・・・・・・」

表彰式が終わったが、それでもこの熱気は収まらなかった。無名のドライバーがポンと出てポンと優勝したのだから、仕方ないか。飛び交うシャンパン。月夜に光る金銀の装飾。この熱気。正直言うと、もっとこの空気の中に居たかった。しかし、ふぇにーちぇが、

ふぇにーちぇ「表彰式が終わったら、君の連れの女の子を連れて、この駅の事務室まで来てくれるか。」

と言ったのだ。真剣な顔だった。横浜駅で柄沢に怒鳴っているときと同じだった。何かあったのか。
クラッシュは、ココとアクアクをつれて事務室へ向かった。入り口でふぇにーちぇが待っていた。

ふぇにーちぇ「早く。少し話があるんだ。」

事務室にはふぇにーちぇのほかに、浮間、有谷、千里丘、大鑓が居た。部屋の真ん中の机に、手紙のようなものが置いてある。

ふぇにーちぇ「これを見てくれ。君達への挑戦状だった。」

差出人は・・・N・コルテックス!!

手紙にはこう書いてあった。

 クラッシュバンディクー様

この度は優勝おめでとうございます。われわれはあなたの走りに感動してしまいました。そこでと言っては難なんですが、来る12月20日。九州にて開催される鉄道レース大会に招待いたしたいと思います。差し支えなければ是非、ご参加してくださるよう願っております。

クラッシュ「これ、挑戦状なの?」
ココ「決まってるじゃない。間違いなく、今夜のリベンジマッチをしようとしているんだわ。」
ふぇにーちぇ「結構賢いんだなぁ、お嬢さん。で、何で俺らが居るかと言うと、浮間さん。どうぞ」
浮間「え?俺?えーっと、俺らが掴んだ情報によると、このレース大会は、宇宙最速のエイリアン『エヌオキサイド』が関係しているらしい。
この手紙の差出人が本当にコルテックスだったら、オキサイドと手を組んでいる可能性が非常に高い。」

この人たち、何故そんなことを知っているのだろうか。

ココ「コルテックスとかオキサイドとかって、どうして知っているの。」
ふぇにーちぇ「両方とも有名だぜ。裏の世界ではな。」
浮間「オキサイドが絡んでいるとなると、この星は危険になるだろ。」

そういえば、以前オキサイドがカートレース大会に出てきたとき、まけたらこの星を破壊する。とか言っていた。
オキサイドは、レース大会を挑んでは、負けた星を滅ぼしている。再び地球に乗り込み、今度は電車で挑もうと言うのか。

浮間「とにかく、この星が危ないと分かり、ここに居る俺たち6人で九州大会に挑もうと思う。いいかな。」
クラッシュ「いいぜ。またまた地球を救うときが来たのかぁ!」

クラッシュはノリノリで引き受けた。何度も地球を救ってきたクラッシュ君にとって、それくらいのことはもう慣れている。地球が危機のときにはやっぱりクラッシュ君しか居ない。

クラッシュ「よーし。九州大会もがんばるぞ!」

第二部に続く・・・かも

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