クラッシュバンディクー6〜危機一髪!?追憶放浪記〜


伝説のスーパーロングジャンプさん作

最終話 コルテックスとの頂上決戦!!

最後の階段を登りきると、クラッシュ達は浮遊基地の屋上にたどり着いた。
コルテックス:待っていたぞクラッシュ。お前と決着をつけるこの時をな・・・
クラッシュ:オイラもだぜ!
コルテックス:フン、記憶も完全に戻ったか。お前がいなければ世界征服まであと一歩の所だった・・・
もうお前の記憶を消すだけでは気が済まん!覚悟しろ!
そう言ってコルテックスはホバーボードに乗り込み、どこかに向かい進みだした。
ココ:あ!コルテックスが逃げていくわ!
クラッシュは慌ててロケットボードに乗り込みコルテックスを追いかけた。
クラッシュ:おいコルテックス!決着つけるんじゃなかったのか!
コルテックス:言っておくがこれは逃げているわけじゃないぞ。これでもくらえ!
後ろを向きクラッシュ目がけ光線銃を撃ってきた。クラッシュはこれを避けたがその直後、目の前に壁が迫っていた。
クラッシュ:うわっ!
ギリギリで避けたもののコルテックスはさらに複雑な場所に入っていった。と、そこへアクアクがやって来た。
アクアク:クラッシュ、これはお主をどこかへ誘い込む罠かもしれんぞ
コルテックス:もう遅いわ。お前がチンタラ進んでる間に完璧に打ち合わせしておいたのだ!頼んだぞリパー・ルー
するとクラッシュの行く手に大量の爆弾箱がばら撒かれた。
クラッシュ:これは・・・!
リパー・ルー:ニャーハッハッハ!アチキに任せるにょー!
リパー・ルーはばら撒いた爆弾箱の上をピョンピョン跳ね回った。飛び乗った部分から爆弾箱のカウントダウンが始まる。
アクアク:カウントダウンが一番早いところから抜けるんじゃ!
クラッシュ:分かった!ここだぁ!
ドドドドドドドン
大爆発の中クラッシュはいち早く爆発した所から抜けてリパー・ルーの罠を掻い潜った。
コルテックス:一つ罠を抜けたぐらいで調子に乗るなよ。お次はコモド兄弟だ!
奥にはコモド・モーが剣を持ち、クラッシュに投げつけてきた。クラッシュはロケットボードを盾にして剣をガードした。
クラッシュ:ロケットボードは頑丈なのさ!
ジョー:油断は禁物だぜぇクラッシュ!
クラッシュ:!?
何とコモド・ジョーは天井裏から突然クラッシュに襲いかかった。クラッシュは間一髪その攻撃をかわしたが、アクアクに当たってしまった。
クラッシュ:アクアク!大丈夫か!?
アクアク:大丈夫・・・かすっただけじゃ
コルテックス:まだまだいるぞ、トロピー&トランス!
エヌ・トランス:へっへっへ催眠かけてやるランス!
エヌ・トロピー:大人しく私の電磁網にかかるのだバンディクー!
アクアク:エヌ・トランスには近づくな!
クラッシュはエヌ・トランスを上手くかわし、エヌ・トロピーの電磁網の間をくぐり抜けた。
コルテックス:ピンストライプ出番だ!
ピンストライプは愛用のマシンガンをあらゆる方向に撃ち続けた。クラッシュは壁などの障害物を利用してこれを避けると、細長い通路に出た。
コルテックス:う〜む結構やるな・・・後は任せたぞエヌ・ジン!
エヌ・ジン:拙者の新作ミサイルだ。とくと味わうがよい
と、正面から巨大な追尾ミサイルを発射した。
クラッシュ:うわ〜どうすれば・・・
アクアク:上手く引きつけてから一気に避けるしかない!
クラッシュ:よ〜し!
クラッシュはアクアクの言われたとおりにミサイルを引きつけ一気に方向転換して避けた。
そして、長い通路を抜けて再び外部に出るとコルテックスはもう目の前だった。
クラッシュは、ブーストをかけ一気に迫りコルテックスに思い切りロケットスピンをかました。
コルテックス:わあああああああああ!!
コルテックスはホバーボードから落ち浮遊基地の地面に激突した。
コルテックス:ぬぅ〜・・・まだだ!まだ終わっていない!
そう言ってさっきの屋上にワープしていった。こうして基地中を駆け回った挙句、決戦は屋上へともつれこんだ。

クラッシュはコルテックスを追って屋上までたどり着くと、屋上の中心でコルテックスは光線銃を構えていた。
コルテックス:今度こそ・・・今度こそお前を葬ってやる!
そう言いながら光線弾をクラッシュめがけ連射した。クラッシュはこれをスピードシューズで避けていく。
すると突然コルテックスがワープし、クラッシュの後ろに回り込んだ。
クラッシュ:何!?
ギリギリで避けたクラッシュだったが、コルテックスはすかさず黄色い光線を放った。
クラッシュ:速いッ!避けられない・・・!!
クラッシュは黄色い光線を浴び、神経が麻痺して動けなくなってしまった。
クラッシュ:何だこりゃあ!?動けないぞ・・・
コルテックス:ハハハ!これで終わりだ!
アクアク:そうはさせんぞ!
クラッシュ:アクアク!?
コルテックスの光線弾はアクアクによってクラッシュの手前で遮られた。しかし、アクアクの仮面は粉々に砕け散ってしまった。
コルテックス:チッ邪魔が入ったか・・・だが次はどうかな?ホーミング弾だ!!
光線銃から大きめの青白い光線弾が飛び出し、クラッシュを追いかけた。と、そこへココの声が聞こえてきた。
ココ:お兄ちゃん!壁に隠れて避けて!
クラッシュは言われた通りに壁に隠れホーミング弾を壁にぶつけさせた。
コルテックス:隠れても無駄だぞ
今度は大きめの赤い光線弾が発射され壁に当たった瞬間、壁が勢いよく崩れてしまった。
コルテックス:さぁこれで逃げ場はないぞ・・・とどめだ!
クラッシュ:くっ・・・(こうなりゃ一か八かだ!)
コルテックスは今まで以上にパワーを溜めて大きな一発を放った。するとクラッシュはコルテックスに向かって一直線に走って来た。
そしてコルテックスが放った大きな光線弾に思い切りスピンアタックをし、その光線弾を跳ね返した。
コルテックス:な、何ー!?わああああああ!!
跳ね返った光線弾は見事にコルテックスに命中し、コルテックスはダイナミックに吹っ飛ばされた。

クランチ:勝負あったな
コルテックス:く・・・そ・・・あと少しだったのに・・・あと少しで世界征服に手が届いたのに・・・・・・
       全てはお前たちのせいだ!お前達さえいなければ・・・こうなったらお前ら全員一人残らず記憶を消してやる!!
コルテックスはクラッシュに向け記憶を消す光線を放とうとトリガーを引いた。
ドン!
眩い光にクラッシュ達は目を暗ましてしまった。しかしクラッシュ達は目を開けても何ともなかった。記憶もしっかり残っている。
が、何故かコルテックスの姿は消えていた。
実はクラッシュが攻撃を跳ね返した時に光線銃にひびがはいり、故障で逆噴射してコルテックスが吹っ飛ばされてしまったのだ。
ニーナ:いたた・・・覚えてなさいクラッシュ・・・
その頃、ニーナは作業員に傷の手当てをしてもらっていた。窓をぼんやり見つめていると何か黄色い物が落ちているのが見えた。
ニーナは自分の目を疑った。それはまさに逆噴射で吹っ飛ばされたコルテックスだった。
ニーナ:おじさん!?
急いでコルテックスが落ちて行った丘に行きコルテックスの元へ駆け寄った。
ニーナ:おじさん大丈夫!?
コルテックスはその大きな頭をどうにか起こし、困惑した様子でニーナを見つめた。
コルテックス:・・・ここはどこ?君は誰だ?
・・・・・・。
ニーナ:え〜〜〜〜〜〜〜〜!?
ニーナの声は丘中にこだました。

一方、ロケットボードで上からその様子を見ていたクラッシュ達は笑いながら話した。
クランチ:フン、コルテックスの野郎、自業自得だぜ
ココ:これでコルテックスもしばらくは大人しくなるわね
クラッシュ:めでたしめでたし〜
3人の笑いはしばらく続いた。

おしまい

戻る