クラッシュバンディクー6〜危機一髪!?追憶放浪記〜


伝説のスーパーロングジャンプさん作

番外編その2 行先は10次元!?

クラッシュ:よ〜し!今日も冒険に出かけるぞっ!
クラッシュももうだいぶ冒険に慣れてきたようで陽気にワープ台の上に乗った。しかし・・・
ココ:あら?お兄ちゃんちょっと待って!
だが時すでに遅し。クラッシュはどこかへワープしてしまった。
ココ:ああ・・・行っちゃった・・・
クランチ:どうしたんだ?
ココ:ワープ装置の様子が変なの。ワープ先が指定されてなくって・・・故障しちゃったみたい
クランチ:おいおいそれじゃあクラッシュはどこに行っちまったんだ?
ココ:さぁ・・・?

その頃クラッシュは不気味な場所に来ていた。そこは何とクラッシュが一度来たことがある10次元の世界だった。
クラッシュ:ここは・・・?あれ?ここ・・・なんかおかしいぞ?
目の前にはエビルクラッシュの家が佇んでいる。そして何とその家からエビルクラッシュが乱暴にドアを開けて出てきた。
クラッシュ:!!こいつ・・・オイラにそっくり・・・なのか?
エビルクラッシュ:グルルルル・・・
しばらく硬直する2人だったが、やはりエビルクラッシュは突然クラッシュに襲いかかって来た。
クラッシュ:げーっ!何でこうなるの!?
クラッシュはとっさに岩山の方へ走りだした。しかし、クラッシュは走ってすぐに高い崖に囲まれ逃げ場を失ってしまった。
クラッシュ:こうなったらやっぱり闘うしか・・・
エビクラ:ウガーッ!
しかし、エビルクラッシュの猛攻に押され手がつけられなかった。
クラッシュ:ひぇ〜やっぱ無理ー!
しばらくその場を駆け回る追いかけっこが続き、クラッシュの体力も徐々に限界に近づいてきた。
クラッシュ:ハァ・・・このままじゃ・・・ヤバい!
その時、クラッシュの目に大きなクリスタルが飛び込んできた。
今までは崖の陰に隠れていて見えていなかったが、よく見ると他の場所にもいくつかクリスタルがある。
クラッシュ:これはもしかして・・・
クラッシュは試しにクリスタルにスピンアタックをしてみた。
するとクリスタルが震える美しい音色がして、そのすぐ後に遠くから大きな音が聞こえてきた。ゴロゴロと何かが転がってくる音だ。
そう、大岩が転がって来たのだ!クラッシュはこれをスムーズに避けて、大岩はエビルクラッシュに向かっていった。
エビクラ:ぐをっ!?
エビルクラッシュは正面から大岩にぶつかってペッチャンコになってしまった。
クラッシュ:ふぅ〜助かった・・・
しかし、さっきの大岩が別のクリスタルにぶつかりクリスタルが大きく揺れだした。
それにつられるように地面が大地震のように激しく揺れ始めた。
クラッシュ:・・・嫌な予感;
すると、クラッシュが座り込んでいた地面が崩れぼっかり穴があいてしまった。
クラッシュ:ええええええええええ!?
当然クラッシュは真っ暗な穴の中へ落ちて行った。
真っ暗な視界の中に突如ある風景が映し出された。クラッシュはそれが自分の記憶だとすぐに分かった。
その風景はついさっき自分が見ていた風景とさして変わらない。10次元の世界だ。
その映像の中のクラッシュは、さっきの自分とは逆に岩山を滑るエビルクラッシュの後を追っていた。
エビルクラッシュの下にはスノボー代わりにされている人がいる。それが誰なのかは・・・思い出せない。
そしてしばらく岩山を下っていると、エビルクラッシュは高い崖を大ジャンプしていった。
クラッシュ:!あんな所にいったら怪我じゃすまないぞ!?
しかしエビルクラッシュは着地寸前に空中スピンで体勢を整え見事着地に成功した。
クラッシュ:何!?
エビルクラッシュがそのまま先に去っていくと同時に風景も次第に消えていった。

次の瞬間、クラッシュの目の前に飛び込んできたのは非常にゴツゴツした地面だった。このままいったら確実に命はないだろう。
クラッシュ:うぇぇぇぇぇ!?どうしよう!?
ここで、クラッシュはさっき見たエビルクラッシュの行動を思い出した。
クラッシュ:そうだ!
クラッシュはうつ伏せの状態からスピンで体勢を立て直しギリギリで着地した。
クラッシュ:ふぅ〜うまくいった・・・
こうしてクラッシュは新技「プレスキャンセル」を覚えた。

すると今度はクラッシュの立っていた地面に見覚えのある光輪が出てきた。そしてクラッシュは無事家にワープして帰って来た。
ココ:やっと直ったわ・・・お兄ちゃん、ごめんなさいね(それにしてもお兄ちゃんはどこに行ってたのかしら・・・?)
クラッシュ:?
終わり

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