クラッシュバンディクー6〜危機一髪!?追憶放浪記〜


伝説のスーパーロングジャンプさん作

第6話 操られた王国(前編)

クラッシュ達は、今度はとある王国に来ていた。複雑な建物の配置によりその城下町はまるで迷路のような場所だった。
例によってクラッシュは道に迷い、クランチは1人でパワーダイヤを探す破目になっていた。
クランチ:ったくこのパターンにはうんざりだぜ・・・
クラッシュ:あれ〜?ここさっきも来たよな〜・・・あっ!あそこに人がいる!あの人にここはどこか聞いてみるか
クラッシュはこの町の住民らしき人に声をかけようとした。すると、住民はクラッシュを見るなり突然襲いかかってきた。
住民:待てークラッシュ!
クラッシュ:うわー!何で!?
クラッシュは何とか住民を振り切り、路地裏の壁によりかかった。すると、ある物がクラッシュの目に飛び込んできた。
クラッシュ:な、何だこれ!?
何とそこにはクラッシュとクランチ、ココの指名手配書までもが貼られていた。よく見るとこの町のいたるところに手配書が貼られている。
クラッシュは路地裏の奥に目をやると、そこにアクアク箱を見つけた。
クラッシュ:あ、調度よかった・・・
スピンアタックで箱を壊し、アクアクを呼び出した。
アクアク:クラッシュ久しぶりじゃの〜う!
クラッシュ:アクアクー!やっぱ無事だったんだな!
アクアク:当り前じゃ!ワシャ精霊じゃぞい。そう簡単にはやられんわ
クラッシュ:それよりこの指名手配書・・・一体どういうこと?オイラ何にもしてないよ!
アクアク:うーむ・・・どうやらこの王国の王はどういうわけかコルテックスに協力しているようじゃ・・・
クラッシュ:そ、そんな〜
アクアク:こうなるとクランチも心配じゃ・・・早くクランチと合流するのじゃ!
住民:見つけたぞクラッシュ!捕まえてやる!
クラッシュ:げっまずい逃げろー!
クラッシュはまた走り出した。すると、Y字路の反対側からクランチが走ってきた。どうやらクランチも住民に追われているようである。
クランチ:クラッシュに・・・アクアクか、一体どうなってんだこの町は!?
クラッシュ:この町の国王はコルテックスに協力してるらしいんだ・・・
クランチ:なんだと!どういうことだ!?
アクアク:とにかく事情は直接国王に聞くしかないのぅ・・・あの城に行くぞよ。ワシが案内する!
クラッシュ達は国王のいる城へと一目散に走って行った。

そして、とうとう城の前までたどり着いた。
クランチ:ここが国王の城か・・・
クラッシュ:でっけぇ〜!
アクアク:正面から入るのは危険じゃ。こっちの地下水道は城の中へ繋がっている。ここから入るぞい
地下水道も色々な道に分かれていて、皆(特にクラッシュ)が離れ離れにならないように気をつけた。
邪魔な溝鼠を弾きながら地下水道を進んでいくと、城の中へ続くらしいはしごのある部屋にたどり着いた。
アクアク:よし、ここから城へ潜入できそうじゃ
クラッシュ達ははしごを登り天井のマンホールを開けると、そこは城の地下室らしき場所に繋がっていた。
アクアク:この先は、侵入者を阻むための仕掛けが多い。2人とも協力して進むのじゃぞ
クラッシュ&クランチ:分かった!
クランチ:ここは任せな!
クランチは重いレバーを思い切り引き、何とか先へ進む足場を出した。さらに先へ進むと巨大な水車のある大部屋に出た。
クラッシュ:よ〜し、オイラに任せろ!
クラッシュはバルブをスピンアタックで回転させ、水車の水を止めた。
クラッシュ:この水車を渡っていこう
と、こんな感じで2人は協力して仕掛けを解いていき、城の内部まで入り込んだ。
アクアク:さて、ここからは正面突破するしかない。気を引き締めていくのじゃ
クラッシュ達は、一気に玉座へ続く階段に向かって走り出した。すると、兵士の一人がこちらに気づいた。
兵士:あ、おい!クラッシュがいたぞー!!
クラッシュはスピンアタックで兵士を倒した。が、兵士の呼びかけでさらに兵士がやってきてクラッシュ達を取り囲んでしまった。
クランチ:チッ厄介なことになったな・・・
クラッシュ:・・・そうだ!この剣借りるよ
そう言ってクラッシュは、さっき倒した兵士の剣を手にした。
クラッシュ:くらえ!スピン斬り!!
囲んでいた兵士達は一気に倒れてしまった。残っていた兵士もクランチが仕留めた。
クランチ:やるなクラッシュ
クラッシュ:へっへ〜ん!
その後もクラッシュ達は次々と兵士を倒していき、ついに最後の階段を登り切り玉座までたどり着いた。
クラッシュ:やい王様!コルテックスに協力するとはどういうことだ!!
国王:・・・。
バタッ
国王は何故かとても具合が悪そうに倒れこんでしまった。
3人:!?
エヌ・トランス:ったく、とうとうここまで来ちまったでランス
クランチ:エヌ・トランス!?
アクアク:成程な、エヌ・トランスの催眠術で国王が操られていたということか
その時、奥の部屋からエヌ・トロピーが出てきた。
エヌ・トロピー:その通り。我々はコルテックスとは発想が違うね。悪戯に国を破壊するより国を操る方がナイスなアイデアね
エヌ・トランス:しかしお前らに国王の催眠を解かれては困るランス。だからお前らにはここで倒してやるでランス!
クランチ:望むところだ!お前らまとめて返り討ちにしてやる!
エヌ・トランス:まずはお前たち!クラッシュ達を倒すでランス!
エヌ・トランスの掛け声で周りからたくさんの兵士達が飛び出してきた。
クランチ:いくぞクラッシュ!
クラッシュ:よ〜しいっくぞ〜!
クラッシュとクランチは壁にかけてあった剣をとり兵士達の方へとび込んでいった。

果たしてクラッシュ達はエヌ・トランス達を倒すことができるのか?そして国王の催眠を解けるのか?
あとクラッシュ達はパワーダイヤのことを忘れてはいないのか?
次回、後編へ続く

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